上海ルージュのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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上海ルージュ

[シャンハイルージュ]
Shanghai Triad
(搖阿搖,搖到外婆橋)
1995年上映時間:109分
平均点:6.20 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(1996-05-03)
ドラマ犯罪もの小説の映画化
新規登録(2006-02-10)【亜流派 十五郎】さん
タイトル情報更新(2023-07-22)【Yuki2Invy】さん
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監督チャン・イーモウ
キャストコン・リー(女優)小金宝
リー・シュエチェン(男優)
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5.《ネタバレ》 映像は綺麗なんです、がしかし…

特に前半は非常に華やか・鮮やかな映像が見事でして、少し靄のかかった様な感じも含めてちょっと幻想的でもあるとゆーか、ただ演出のその辺+実際の話の内容・テーマも含めて、ある種実に「虚ろな」美しさでもありますのよね。その意味では、個人的には映像的にも後半の⇒同じく虚ろな美しさでありつつも華やかさを脱ぎ去って寧ろ寂しさを纏ったかの様なソレ、の方が、私としては心に響くモノがあったかな…と思いましたかね。

でも、前述どおりお話としても「空虚な=登場人物の抱える空虚さを描く」作品だとは言え、まず最後まで観ると根本的に相当なバッド・エンドとして終わってゆくにも関わらず⇒ソレでも大して(コッチに関しては)私の心が痛まないのは、やはり前半で全く主役の2人(歌姫ちゃんとガキ)に感情移入するに至らなかったから…なのですよね。後半は、多少その意味で筋が「撚れて」ゆくモノの(=少なくとも歌姫ちゃんの描き方とゆーのは明確に変わってゆくし)ソレでも尚、感情移入の方向が反転するには至らなかった…というコトもありまして、個人的にはどーにもお話としては中途半端…だと感じられてしまいました。重ねて、映像は綺麗だった(女優さんも美しかった)のですケドね。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-07-22 07:44:21)
4.1930年代の上海。裏社会に生きる人間達の抗争と愛憎のドラマ。
日本や西洋諸国の思惑が交錯するこの時代の上海の混沌も、裏社会の抗争に付き物のドンパチもほとんど無い。
上海の裏社会を牛耳るドンの愛人にして上海の人々を魅了する歌姫。皆から"お嬢様"と呼ばれ栄華を極めるコン・リー演じるチンパオ。
この手の作品にしては静かなドラマですが、作品の視線を荒みきったこの世界の住人達に置くのではなく、
彼女の付き人を務めることになった、田舎から出てきたばかりの少年に置いたことで登場人物ぞれぞれの運命や結末が強烈な印象を残します。
チンパオがいなくなってしまっても何も変わらない。新たなチンパオの候補者を上海に連れて帰るだけ。
この少年もいずれは上海の裏社会の構成員に成長していくのか・・・。
こんな風に裏社会のシステムが受け継がれていくことを感じさせるラストが悲しすぎる。
チャン・イーモウが時折見せる映像美へのこだわり。本作でもそのこだわりが随所に感じられます。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-04-09 21:05:26)
3.《ネタバレ》 少年が歌姫の苦悩を知って、次第に心を寄せて行くのと裏腹に、凄惨な上海マフィアの制裁が歌姫に下されるという、悲惨極まりないオハナシ。だが、後味は悪くない。最初は豆腐屋になりたいなんて無邪気な夢を語っていた少年だけれど、きっと、上海に戻ったら、やっぱり敵討ちってことでその道へ入って行くんだろうな。あの可愛い少女の行く末も、歌姫の二の舞かと思うと切ない。逆さ吊りにされた少年の懐から落ちた硬貨は、少年の無邪気な夢が河の藻屑(っていう表現はないかもだけど)と消えたことを物語るようで、また切ない。オリンピックの演出は数で勝負の大味だったが、この映画は小粒ながらピリッと旨い。
すねこすりさん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-03-04 13:35:09)
2.老人が勝ち、若者が滅んでいく、それはもう、一つの時代が末期を迎えている症状なのだ、ってことか。実に通俗的な設定を、黄金色に閉じた前半と、蕭条とした風景の中に拡散していく後半、の二段構えで描く。後半が前半の繁華を批判している、という感じではなく、どっちもそれぞれに、はかない。囚われの女は周囲に不幸を撒き散らしてしまう、そのことの悲しみ。どこからともなく聞こえてくる歌声の効果など、いつもながら音には鋭敏で、呼び鈴とか、軒下の風鈴、繰り返される子守唄のメロディは、硬質の木琴の音、オーボエ、月琴(?)、女声などによって変奏されていく。美しさという点ではいつも見事なのだが、映画のドラマとして切実さがも一つ感じられないというところも、いつも。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2009-08-16 11:59:32)
1.室内シーンが多かったからかもしれないが、1930年代の上海という雰囲気があまり感じられなかった。この映画にも退廃的な雰囲気を期待していたんだけど、ちょっと物足りなかったかな。
こまごまさん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-01-20 18:41:59)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 6.20点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5120.00%
6240.00%
7240.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

1995年 68回
撮影賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1995年 53回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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