16.《ネタバレ》 最後まで見るのが、もの凄く苦痛だった。 まるでテオ・アンゲロプロス作品を見ているかのような退屈さと苦痛。 特に個人的にキツかったのは、薄暗いシーンが多いこと。 とにかく暗くて何が起きてるのか分からない。 夜のシーンはほとんど見えない。 室内の薄暗いシーンはいくぶんマシだが、それでもはっきりとは見えない。 監督の意図した事であろうが、個人的には暗い画面が退屈さによる苦痛を更に増長させた。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 1点(2024-04-28 12:33:58) |
15.ほんの100年ほど前の、イタリアの寒村での名も無き人々の暮らし。土地を耕し家畜を世話し、子供を育て、祈りながら肩寄せ合って日々を送る。車も電気の恩恵も無縁の時代に生きた人たちを見ていると、歴史というのは大きな事件だけで作られているのではないのだなあとつくづく思う。無数の、彼らのような庶民・農民たちによって育まれた生活を受け継いで今の我々は生きている。 働くだけで一杯の日常だけど、人は恋をするし年に一度は華やかなカーニバルもやってくる。より貧しい恵まれぬ人には祈りと共に施しをし、物売りの行商人との丁々発止の掛け合いは生活者のたくましさも感じる。 先人の生きた足跡をあふれる情操で再現したパルムドール受賞作。全体通してシビアなタッチなので、心楽しくはならないのですが、苦く辛いラストを含め”人間が生きること”に圧倒された180分でありました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-11-15 20:18:10) (良:1票) |
14.いくらなんでも長い。リアリズムを象徴する屠殺シーンの迫力はあったものの、ストーリーの展開に起伏がほとんどないため見ているのがしんどくなる。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-02-11 03:03:27) (良:1票) |
13.周りの評価ほど面白いもにではない 過大評価されている。 |
12.《ネタバレ》 長い。今も世界のどこかに有るであろう貧しい小作人たちの日常が淡々と淡々と映されます。映像は確かに絵画の様な牧歌的な美しさが印象に残りますが、ストーリーに大きな展開は有りません。ラストであの家族の末路が気になるぐらいでしょうか。個人的にはあの金貨を実はミネクかミネク父が拾ってたらシメシメなのにと思ってしまった。←罪深き奴 【movie海馬】さん [地上波(字幕)] 4点(2012-06-03 15:49:31) |
11.貧しさの中、生きることの厳しさを描いた作品。厳しい、ホントに厳しい。 ドキュメントタッチで、農民たちの日常生活の姿を淡々と描きながらも、 バッハの音楽が厳かな雰囲気を醸し出し、映像演出は秀逸な出来映え。 出演者たちは実際にロケ地に住んでいる人らしく、素人さんを使ってこんな映画を作るなんて、 驚きのひと言。難をあげれば、四家族に焦点を当てているため、誰がどの家族の人なのか、 ちょっとわかりづらかった。「木靴の樹」のエピソードはそのままオチへと繋がるのだが、 そのラストシーンは強烈なインパクトとして印象に残っている。名作というよりは、 やはり秀作という言葉がぴったりの逸品。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-09-08 15:35:32) (良:1票) |
10.見つづけているのがつらかった。まるで貧しく厳しい農村生活を体験させられているような気分。自分には名作といわれている理由がわからない。映画とは楽しむために見るものと思っているので、もともと不向きな作品だったのだろうか。結婚式のシーンにしたって、少しも笑わない花嫁と花婿。ちっとも幸せそうに見えない。おまけにラストの後味が悪い。最後までいつ面白くなるかと期待していたが、期待を裏切られた気分。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-01-24 22:08:39) |
9.この映画に5点を付ける自分の凡人さ加減が悲しい。でも5点 【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-06-17 23:08:32) |
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8.華麗な貴族や王侯を主人公とする大げさな物語ではなく、かといって美しいアルプスの風景が出てくるわけでもなく、まばらな樹木の散らばる寒々とした風景の中、石と土を耕して生きる人々を忠実に描き、バッハの曲と共に見る者に忘れがたい印象を残す映画です。 【きのう来た人】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2009-02-09 06:07:28) |
7.ゴッホやミレーの絵でしか見たことのない、過ぎ去りし時代の貧しき農民の生活。蝋燭の光だけで撮られた夜の小屋のうちに、素朴に日々の暮らしを営む人々の姿がほのかに浮かび上がる。二つのベッドを括り付け設えられた新婚の新床。贅沢なものは何ひとつなくても、土と寄り添う彼らが不幸せとは思えぬのである。履く靴のなかった少年ミネクがことのほか愛らしい。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-27 21:44:35) (良:1票) |
6.重厚な純文学を読んでいるような映画。小作人の日々の暮らしを実に丁寧に淡々と描いています。一日中やることが山のようにあるのだなぁとつくづく思いますね。その暮らしは貧しくて厳しくて、実際には日々すり減って行くだけの人生かもしれません。けれど一方で、ただ純粋に「生きる」事以外にも理由を見つけなければ生きて行けない、彼らとは対極にある現代社会の悲しみも同時に感じました。 【黒猫クロマティ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-24 19:32:58) (良:1票) |
5.命が重い。雨の匂いや火の粉は鋭く、ひとつひとつのものごとが大切にされている。私たちは本当に豊かといえるのか・・・そんなことを考えさせられます。 【ジマイマ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-05-12 19:58:56) |
4.大昔に見たので詳細は覚えていませんが、今思うとよい映画だったと思います。 【its】さん 7点(2004-01-05 01:57:43) |
3.色々な風景やシーンがあとあとまで残ります。素朴でかわいく寂しく愛しい映画です。 【omut】さん 7点(2003-08-11 23:41:43) |
2.高校時代に全校で見せられて、不思議な印象の残った映画。もう一度今みてみたい。 【ヴェクサシオン】さん 7点(2003-05-27 00:48:56) |
1.地主との厳しい階級対立に耐え続け、土にしがみつく為にさまざまな生活の知恵で生き延びる小作人を通して、進歩という名の偽善や屈折を、冷徹かつ暖かなリアリズムで描く。本作の題名は、父が息子の為に地主の樹を伐り、木靴を作ったことが知れて、農場から追われるというエピソードから由来している。 【ドラえもん】さん 8点(2000-11-19 21:12:10) |