4.《ネタバレ》 一見、複雑な「妄想系サスペンス」かと思わせて、実際はかなり単純な内容。
中盤まではまだ事件が主人公の妄想なのか、それとも真犯人が別にいるのかという部分が判然としないので興味を維持して見ていられるが、ラスト20分辺りの展開から急激に失速し始める。
結局、「カメラで撮影してたから何とか冤罪が晴れた」というだけの内容にしかなっておらず、終わって始めて「謎」や「伏線」と呼べるものがほとんど何も出て来なかった作品だと分かるw。
この手の作品にしては珍しく、「主人公が本当に何もやっていなかった」というオチだが、問題はそれでサスペンスとして面白くなっていないコト。要するにカメラで撮影している以外に、主人公に謎を解かせたりするような知的な展開がまったく無いからだろう。
それにメインの謎の真相もショボすぎ。
あれだけ重要視しているビデオカメラの保管庫にあっさり侵入されていたりするというのは、ちょっとご都合主義的すぎるでしょ。
「冤罪防止のためにカメラで自分を撮影し続ける」というアイデアは良かったのに、話の持って行き方や演出の仕方を間違えている感じ。所謂サスペンスミステリーとしての「謎解き」を中心軸に据え、「いったい何が真実なのか」というテーマを描くために上手く伏線を構築する事が出来ていれば断然面白くなったはずなのに残念。
前半8点、後半2点で、平均5点献上。 【FSS】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-01-04 21:03:45) |
3.アイディアは斬新でよかったと思いますよ。でもその後、練らずに一本作っちゃったって感じですね。 【あおみじゅん】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-07-25 10:55:44) |
2.ううむ。 サスペンスなのにこの興奮度の低さはなにゆえ。 観客が主人公のショーンに肩入れして同一化できる要素が少なすぎるからじゃない。 こういう暗い話に暗い画面で当然退屈方面へ行きがちなんだから、凡人は「私(僕)がショーン」と思えなければ、最後まで飽きずに見ることはできぬ。 ショーンの日常生活の所帯じみた部分とか、動・植物を取り入れるとかすればよかったのさ。 と思いますけど。超がつくほどのダメさではないけど、惹きこまれるものがないです。 ストーリーも、最後の方のやたら説明調のところがダサいよね。次作で挽回されたし。
【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-05-19 22:21:17) |
1.ソウに続けって意気込みだけど、全然、ソウとは雰囲気が全然違うし、最初の発想はいいけど、そこからつむぎだされる物語にはなんの目新しさもない。サイコサスペンスっぽいDVDパッケージで期待度をあげてくれるけど、中身はやっぱり大したことない。並。普通。東京国際ファンタスティック映画祭で絶賛を浴びたそうだけど、ほんまかいな。誰が絶賛したんだろうか?宣伝のそーゆう噂もまったく信用できん。どーなるかわからんかったから最後まで観れたけど、これ、おもろいんかな~ってずっと考えながら観てた。てゆーかそ~ゆう不安が頭によぎる映画。落ち着いて観てられないねん。ちなみに、オチもそんなに衝撃的でもないからそこも期待せずに。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-05-15 15:41:47) |