50.《ネタバレ》 映画黎明期の作品ですが、作者の、人を驚かしたいという茶目っ気、遊び心がふんだんに盛り込まれていて楽しめます。カメラを固定した状態での舞台演劇になっているのですが、書き割りは絵画的で、幻想的でありながらリアルに描かれていて、コメディでありながら格調高い雰囲気があります。特に月に到着してから、地平線から地球が空を昇っていくシーンは、なかなか感動的です。月人とのバトルに発展しますが、次から次へと出てくる月人のやられアクションはショッカーの原型と言っても過言ではなく、当時としてはかなり画期的なものだったのではないでしょうか。評価したいところです。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 5点(2024-02-09 17:33:24) |
49.《ネタバレ》 現時点、14分の着色版とゆーのがアマプラで鑑賞できるのですね。公開当初から存在した着色版のプリントを修復して2011年に公開されたバージョン、かと思われます(音楽もその際に新たに作曲されたものとのことで)。全体として演劇チックかつ喜劇チックで、所ドコロはややシュール…という感じですが、十二分に現代でも通じる(普遍的な)内容・クオリティかと思いました。事前の予想よりもだいぶ面白かったですね。一見の価値はあると思います。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-01-06 12:57:10) |
48.着色版で視聴。 約120年前の月への憧れがこういうものだと思うと興味深い。 最初から最後まで荒唐無稽ながら、舞台ではできない演出に当時の人たちは驚いたのだろう。 歴史的価値を考えれば甘めの評価になるかもしれないが、短い上映時間で今見ても楽しめる。 SF映画の原点ですね。 【Cinecdocke】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-11-19 00:22:09) |
47.色がついているのにビックリ! ストーリーは一応あっておとぎ話風の舞台設定もクスッと笑わされはしましたが、演技の概念が無かったのかと思えたお遊戯会並のドタバタ模様に辟易したところです。ただ、SF作品初めの一歩に触れる事が出来たのは有意義でありました。 |
46.《ネタバレ》 この映画は1902年に作られた。 という点を考慮すると高評価したくなります。 月世界は、、、マリオカートの某コースはここを参考にしたんじゃないかと思ってしまいました。 行きは良いけど、帰りはどうするんだろうかと思いながら見ていたら、まさかの・・・! 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-10-15 13:55:11) |
45.《ネタバレ》 舞台劇では出来ない演出を映画で表現したという感じの作品。監督のメリエスは、たくさんの作品があるのにも関わらず、後に出てくるチャップリンの影に隠れて、あまりメジャー感がない映画人である。この人の映画は特撮を重視したものが多いようで、今観てもアイデアが凄い。ただ後期の作品は飽きられてきたのか、戦争も向かい風になり、晩年はパッとしない人生だったようだ。 |
44.《ネタバレ》 今の視点で観れば〜なんてのはここまでくると野暮。世界初のSF作品というかエポック・メイキングにあーだこーだ言っても仕方ありません。 人の顔をした月の表面にロケットが突き刺さる、というインパクトももちろんですが、長い大砲、月世界の情景、全てがイマジネーションに溢れていました。 【クリムゾン・キング】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-10-01 01:18:12) |
43.月世界への道とでも言える作品です。映画の始まりを感じさせるべき色々なイマジネーションを感じる事が出来るか?出来ないかで評価は分かれる。想像する楽しみ、月の世界観などを想像出来たらこの映画は楽しむ事が可能です。次から次へと出てくる人物がまるで仮面ライダーに出てくるショッカーみたいだたり、あの大きな顔に突き刺さるロケットが強烈な印象を残したりする。今だったら何でもCGとかで処理してしまうだろうけど、そんな物など無い時代に、しかも100年以上前にこれだけの映像を観せる映画的な感覚、想像力を感じさせる作品に対して、低い点数など私には付けられません。 【青観】さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 8点(2017-08-25 20:48:03) |
42.《ネタバレ》 世界初(?) のSF映画としてあまりにも有名。まあこの映画を観るということは、どちらかと言うと文化財を鑑賞するみたいな感じです。ルミエール兄弟は「私たちは映画の父だけど、ジョルジュ・メリエスは映画創造の父である」と言っていたそうですが、まさにメリエスの持つすべてのテクニックの集大成であると言えるでしょう。それでもいろいろと面白いことが、このわずか17分間から見えてきます。この映画はジュール・ヴェルヌが原作と言われていますが、実はその小説の挿し絵を映像化したと言った方が正しいみたいです。月面の崖から落下したら地球まで落っこちてゆくという奇想天外なシーンも、原作の挿画通りなんです。メリエスも当然男性観客のウケを狙っているわけですが、なぜかブルマみたいなものを着用しておみ足を見せびらかしている淑女たちが地球のシーンでは大勢登場するのがウケます。この時代にしては、かなり大胆な露出じゃないですか。半魚人にしか見えない月面人が、なぜか一人だけ一緒に地球までついてきちゃってるのも、まるでドリフのコントみたいで笑っちゃいました。 この映画は正直点数をつける対象なのかは微妙ですが(悪い意味じゃありません)、やはり死ぬまでに一度は観ておくべきですね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 7点(2017-08-22 23:34:37) |
41.「100年以上も前に作られた~」という映画史的な価値を抜きにしても、かなり面白い作品だと思います。わずか十数分の間にSF映画の醍醐味が濃縮されていたように感じられました。 後日、「活弁付」バージョンを見ましたが、活弁は邪魔なだけ。声が入った途端、教育テレビの「できるかな」みたいになっちゃいました(^^; 無声版でかなり衝撃を受けた音楽も、バックで何か音が流れてる程度に成り下がってしまって、なんてもったいないことするんだろ・・・。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 7点(2017-08-20 20:35:30) |
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40.《ネタバレ》 映画史上初のSF映画にして、初めて宇宙人と遭遇し、初めて宇宙人を殺した映画でもある(インビー・バービケーン会長の無双)。 月に「よく似た」人面衛生。 異星人が生存していたという事は、一応酸素のある衛生だったのだろう。 異星人の「歓迎」に合う博士たち。 途中遭遇した地元住民との最悪のファースト・コンタクト。 戦いの果てに無事に脱出、そしてシャツ一枚で大気圏を突破するバービケーン博士! オマケに異星人の捕虜までご招待。 この時代になんつー映画を作ってんだ・・・ジョルジュ・メリエス恐るべし。 突飛な内容というか、とにかく独創性に溢れた夢のある映画。 見る者の冒険心をくすぐる魅力的なファンタジー映画。 この後もメリエスは「生きているトランプ」といったファンタジーに富んだ映画を精力的に撮りまくった。 メリエスの情熱と野心は、今でも映画の中に生き続けている。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-09 23:15:41) |
39.着色版を鑑賞。表現したかった世界をより直接的に感じられたので良かったと思う。正直、内容は無いよう…って感じだけど、さすがにこれをただの映画として扱うのは不可能。歴史的価値を考慮してこの点にしたけど、そもそも採点という行為自体がおこがましいのかもしれない。世界初のSF映画に敬礼。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 7点(2014-11-11 19:34:33) |
38.《ネタバレ》 まさに元祖SF映画ですね~、110年以上前ですよ~何かある意味感慨深いものがあります。今見ればあたりまえのことが、当時としてはとーっても斬新かつ革命的なのは間違いなく、メリエスさん天才だと思います。某映画紹介本のトップに紹介されていた本作、観れてよかったデスハイ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-10-19 09:26:17) |
37.《ネタバレ》 着彩版を鑑賞。自分が観た中で最古の作品です。1902年というと、日本は日露戦争をやっていた頃。人類が月に到達するのはその約70年後。映画を見るだけでも特異な体験だった時代に、こんなとんでもないストーリーを上乗せする辺りがジョルジュ・メリエスの志だったのでしょう。 見どころはいくつもありますが、登場人物たちが月から逃亡する際に、崖から地球の海へ向かってロケットを「落っことす」ことが面白かったです。本作の月は大気圏内に浮いているようです。本作より数十年前に書かれたベルヌの「月世界旅行」には、すでに重力に関する記述がありますが、本作はその辺りをスルーして、当時の皮膚感覚としての「月」を表現していたのだと思います。 製作から110年を経て観るとコメディだけど、当時の人には生涯忘れられないワンダーを持ったサイエンス・アドベンチャーだったことでしょう。 以下、余談。本作以後のメリエスは興行的には失敗が続き映画界から去っています。タイトルを見る限りは野心的・創造的な作品が多く認められるけど、実際に見たことがないので内実は分かりません。「ヒューゴ~」はその後のメリエスを描いた作品でした。映画史におけるメリエスの名声と、当時の評価には落差があるようです。110年前のフランスに私がいたらメリエスの新作を心待ちにしたと思うんですけど、そんなタイプはマニアックな少数派だったのでしょうか…。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-11-03 02:30:06) |
36.《ネタバレ》 100年以上前、まだまだ初期で長回しが多く、舞台劇の雰囲気が多く残っているものの、月世界人が煙になってやられたり、演劇では不可能な縮尺のシーンをふんだんに盛り込んだり、舞台劇でできなかったことを映画でどこまで出来るかって考えながら作ってた意気込みが感じられる。 見たのは彩色版だったが、色があるだけで子供向け短編アニメのようで、違和感はない。 もちろん、今の「映画」の良さの基準となるシナリオ、演技、画面構成、カット割り等は評価する対象ではないのだが、100年以上前の映画ってどんなんだったんだろうって興味を含めると、結構面白い映画だった。 時間も短いし人に勧めることもできそう。 【nobo7】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2013-06-16 11:57:10) |
35.《ネタバレ》 「古さ」を加点理由にするのは本当は駄目なのかも知れないが、111年も前(!)にここまでイマジネーション溢れる作品を作製したと言う事実にまず驚愕。 当時どれ位の規模のお客さんが本作を観賞したのか判らないが、観賞した数多のお客さんに与えた影響は、現在の我々では想像し得ない位に衝撃的なものだった筈であり、それらを考えると一人のSF映画好きとして本作には満点を献上せざるを得ない。(CSで放送された着色版を観賞) 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-03-05 13:03:54) |
34.《ネタバレ》 とにかくそのビザールな映像に舌を巻く。メリエスの代名詞とも言えるロケットが突き刺さった月のカットの印象は殊更に強く記憶に残ります。ストーリーは……、一言で荒唐無稽の極みですね 笑。 【民朗】さん [インターネット(字幕)] 7点(2012-03-10 22:36:39) |
【アフロ】さん [インターネット(字幕)] 4点(2011-08-04 04:01:22) |
32.「50年前にこれほどの映像とは驚き!」「30年前の作品とはいえ今見ても違和感がない」という感想を持つことはあります。 しかし、この作品を観て「100年前の作品とは思えない!」とはお世辞にも思えず、「あ~100年前ですね・・・」としか言えません(^^; それにしても、下に落とせば地球に帰れるという発想に拍手をおくるしかない! 他作品と同じ土俵で評価するべきではないと思うので、真ん中の5点です。 【午の若丸】さん [インターネット(字幕)] 5点(2010-12-07 18:56:16) |
31.《ネタバレ》 絶対帰れないよね??? 食べ物無いよね??? と心配してたらキノコあるし。日本で作られてたら餅をつくウサギとかいたのかな。宇宙服なしで月面闊歩する様子は新鮮でした! タモリの「田人」は知ってたけど、「月人」てものをこの作品で初めて知りました! 両足を上げて歩く姿がキモおかしくて怖かったなー。かぐや姫の親って、あんな感じなんでしょうか。ロケットが崖から落ちて、いよいよ帰れなくなったと思ったら、この時代の宇宙観てメルヒェンね~♪ なんだか良いお絵本を描きたくなっちゃうような・・・。 【だみお】さん [インターネット(字幕)] 5点(2010-11-28 03:31:31) |