46.《ネタバレ》 やっぱりウォン・カーウァイはいいですね! この映画も、ウォン・カーウァイ独特の映像世界に音楽がピッタリと合っていて、とてもカッコ良かったです! ただ、見始めてしばらくは「恋する惑星」や「天使の涙」の印象が強烈に残っていたせいか、最初は映像と英語&アメリカの組み合わせに違和感を覚え、慣れるまでに少し時間がかかりました。 ストーリーだけに焦点を当てると、登場人物の掘り下げ方や展開等に物足りなさを感じるでしょうが、もともとウォン・カーウァイ作品の魅力は、映像・音楽・ストーリーのバランスの良さ。これ以上のストーリー濃度は、かえって作品の良さを損なうような気がします。 個人的には、ラスベガスへ向かう時の風景が「テルマ&ルイーズ」のような乾いた雰囲気で、とてもステキに映りました。このシーンを見せるためだけにアメリカを舞台にしたのかと思えるほど。そして、手を振りながら2台の車が別れていくシーンが、この映画の中で一番好きでした。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-04-17 21:01:07) |
45.雰囲気で押し切っているといえばいえるが、独特の浮遊感とある種の倦怠感は意外に悪くない。各登場人物がさらりとした接点だけで通り過ぎていく中、デヴィッド・ストラザーンの地味怪演が、地道な存在感を残している。カサンドラ・ウィルソンの"Harvest Moon"の巧カヴァーに+1点。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-05-17 20:46:58) |
44.《ネタバレ》 良くも悪くも変わらないウォン・カーウァイ節炸裂。こういう中二病的なキャラ付けや台詞回しはデフォルメ寄りのアジア系だからこそ合うのであって、リアル寄りの欧米人ではミスマッチ。でも、どこかで生々しい感触があって、どこかで間違ってはいない。ノラ・ジョーンズは主役というより聞き手役というイメージで、行く先々で彼女と織りなすどこか影のある登場人物たちが際立つ。自分という存在と立ち位置を客観的に再確認し、自分の帰る場所を見つけたラスト。平凡だが、このキスシーンのために撮られたとしても、監督の感性の凄さには唸らざるを得ない。 |
43.《ネタバレ》 ウォンカ―ウァイの映画センスはアジアでずば抜けてる。 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-12-22 22:24:11) |
42.香港での総決算的迷作「2046」から3年。ウォンカーウァイ初の英語作品となったわけですが、これは…。 出だしは最高でした。「恋する惑星」を彷彿させるようなお洒落なカフェにて、いきなり恋に落ちる美男美女。疾走する電車と急速に変化する空の映像。「ブエノスアイレス」で使われた切ないメロディーが哀愁を漂わせる。ここまで完璧。 だったのだが、ラスベガスパートになってからは急に失速。映像も普通だし、ギャンブラーとか必然性が全く感じられない。無理矢理ロードムービーにした感じだった。 また、舞台は現代っぽいのに、携帯電話が全く出てこないのはわざとかしら?今どき手紙で連絡って…。ジュードのキャラ設定がまんまいつものトニー・レオンを引きずってる気がした。もうそろそろ新しいキャラクターを出してもいいんじゃないか?ネタ切れ感が否めない。 果たしてウォンカーウァイ映画を全く観たことが無い今の若い子がこの映画を観て理解できるのだろうか?いらぬ心配をしてしまいました。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 3点(2013-10-30 22:57:31) |
41.「ああ、ジュード・ロウになりたいなあ」などとバカなことを考えながら鑑賞しました。実際は荒川良々に近いんですがね orz 。カウンター越しの会話と、カウンターを乗り越えて寄り添うように並んで話すシーンの対比が印象的。「ああ、自分にも隣に座って一緒に話しをしてくれる人がいないかなあ」などと考えてしまうのでした。実際に行く店は松屋とかココイチなんで、カウンターを乗り越えられても困るんですがね。自分んちの合鍵はずっと引き出しに仕舞ったままなので、いくら待っても鍵を取りにくる人がそもそもいません。あーーーーやんなっちゃうわ。 【ゆうろう】さん [インターネット(字幕)] 7点(2013-10-11 01:05:51) (笑:1票) |
40.《ネタバレ》 しつこいまでの180度ライン越え(齟齬の表現)が明確なアクセントになっている「こだわり」感が、ハッピーエンドまでの時間を構成する。 【ひと3】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-08-16 16:43:05) |
39.ジュード・ロウが演じててもちゃんとウォン・カーウァイの映画。ダラダラしてると言われればその通りだなーとも思う。が、このダラダラ且つウジウジした人間関係をボンヤリ観るのが楽しかったです。パリ、テキサスを思い出させるなーと思ったり。好きな作品。もうすこしキャット・パワー見たかったなー。 【reitengo】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-05 10:09:46) |
38.軽いようで重く、重いようで軽いなんちゃってロードムービー。ノラ・ジョーンズといえばグラミー賞のイメージしかなかったけど役者としてもよさげでした。 【すたーちゃいるど】さん [地上波(字幕)] 5点(2011-10-20 17:39:57) |
37.《ネタバレ》 雰囲気を楽しむ作品と言った方がいい。面白いかと言われれば、そうは言えない。もしも、これ以上長かったらもっと評価は下げていた。そう言う点では適切な尺だったと思う。ノラ・ジョーンズの純朴な雰囲気の演技が良かった。その他の出演者たちも好演していて良かったし。映像、雰囲気、演技と個別には良かったと思うけれど、物語的には深みが無いので、特にこれと言って感想が出てこないと言うところだ。ただ、最後のキスが凄く印象的ではあったけれど。なんだかアングルが凄いなと。 【スワローマン】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-02-13 23:10:43) |
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36.ウォン・カーウァイのブレる映像大好きです。 ノラ・ジョーンズの雰囲気も良。 でも私にとってはそれだけの作品でした。 【棘棘棘棘棘棘棘】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-01-23 20:38:30) |
35.甘くて切ない。 そう言う言葉がよくあう映画でした。 人生の中での恋愛はきっとこういう方が後々良いのかもしれませんね。 短い時間で、登場人物の様々な感情、想いが共感出来る作りはとても素晴らしかったです。 【sirou92】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-07 23:11:19) |
34.なんとなく観るのにいい映画。 ちょっとお洒落でかわいくてかっこいい。 お説教臭くもないし、血生臭くもない。甘いお菓子の匂いのする映画。 重たい映画のお口直しなどにはもってこい。 あんな喫茶店行きつけにしたいナァ・・ 【おでんの卵】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-22 03:12:39) |
33.「2046」以来、久方ぶりにウォン・カーウァイの映画を観た。この映画監督の味わいを思い出すと共に、自分が彼の作品を大好きだったことを思い出した。 ストーリーに深みがあるわけではないが、映画自体が薄っぺらいわけではない。 それは、登場するキャラクターの息づかいと振る舞いを、独特の映像世界の中で丁寧に映し出しているからだと思う。 何気なくも美しいものを、確実に美しく描き出すことに、この映画監督は長けているのだ。 映画初主演のノラ・ジョーンズを筆頭に、レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマン、この映画に出演するそれぞれの女優は、もちろん確かに美しい。ただ、描き出されるものは、ビジュアルを超えた彼女たちの内に秘められた絶対的な美しさだったと思う。 その言動を見ているだけで、ただ幸福になる感じ。それはイコール、映画を観るという「幸福」の本質的な部分だと思う。 自分の好きな映画が、良い映画。映画に対する価値観とは、本来そういうものであり、それ以上でもそれ以下でもない。 ただ、春の夜に、温もりと甘さに溢れた空気に包まれる。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-08-28 01:09:12) |
32.幻想的な映像だったりしてよかったんだけど、登場人物やエピソードたちに共感できるものがなかった。記憶には残りにくい作品だと思う。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-07-30 18:17:29) |
31.《ネタバレ》 話のつながりがわかりづらい。ひとつひとつの話が独立しすぎていて飽きた。最後のキスシーンだけよかった。 【鉄男】さん [地上波(字幕)] 2点(2010-04-20 21:35:01) |
30.《ネタバレ》 恋に破れた女性が旅をしながら色んな人たちと出会い、そして自身を見つめなおし最終的に一番自身が求めている人の元へ戻ってゆく。本来なら男女逆の立場なのだろうけど、こういう平凡な失恋話を色彩鮮やかな映像と巧みな演出で紡ぎあげてゆく様はやっぱりこの監督らしさかなぁと。「恋する惑星」の次点で好きな作品になりました。あんな体勢でのキスシーンも撮り方ひとつですごく洒落た名シーンになる。作品のカラーはブルーベリー仕立てでしっかりマッチしている。逆に食欲もそそられました。。この作品を観終わった後、なんとなく清清しく、そして新しい出会いに希望を抱く自分がいます。 【シネマブルク】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-01-31 10:28:45) |
29.画のキレイな映画は好きだし素敵な作品なんだけど、なんでかあまり惹かれないんですよね…「恋する惑星」の時も思ったけど。インドの血をひくノラはPVでなく普通の映画だとあまり映えなくて、ジュードは逆に役にはカッコよすぎです。被写界深度の浅いボケ味はポートレイトなら美しいけど、映画で多用されると目が悪くなったみたいでちょっとイラつく。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-11-29 09:45:53) |
28.《ネタバレ》 生きるのに不器用で、少々捻くれた人達の人間模様をお洒落に演出しようとしてる意図は分かりますが、はっきり言って退屈で面白くないです。事あるごとにスローモーションにしてて見辛いです。ノラ・ジョーンズ繋がりで、音楽はとても良かったです。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-10-19 19:30:31) |
27.普通の女の子が失恋がきっかけの旅を経て成長するという、まあどこにでもありそうな話を、カーウァイ流のセンスでお洒落に撮るとこうなる。ノラがとりたてて華があるわけではないが可愛い気のある女の子を好演。レディングの大好きな曲をここぞ!というところで流してくれて嬉しかった。インテリアやメニューなど、アメリカのダイナー的空間が好きな人にはかなりオススメ。私もあんな居心地良さそうな店が近くにあったら絶対入り浸ると思う。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-22 12:12:10) |