9.「貞女二夫にまみえず」が思い浮かぶ。50年の歳月を経て尚皆を縛っている指輪の約束。その指輪をもたらしたのがエレノアの孫というところに因縁を感じる。「私の母を好きだったの?」と問われたジャックが「それだけは聞かないでくれ」と慟哭するのに、この人も胸の奥底に思いを封じ込めて生きてきた事に気づかされる。50年経って明らかになったテディの遺言「これからは自由に生きろ」が切ない。ラストショットに、これからは娘も愛してあげてほしいと思わされた。名優達の共演に感じ入る作品。 |
8.予告編で観た、もったいぶるかのような、指輪の秘密..が気になり..BSを録画して、鑑賞..う~ん、予想とは違った展開に..がっかり..もっと、重厚でレベルの高い内容かと、期待していたのに..残念..なぜ、物語の中に、IRA、北アイルランド紛争を絡めたのか、疑問..(何か意味があったのか?) 終盤のエセルの言動も、意味不明..結末も、なんだかよく分からないまま終わる..文化の違いなのか..恋愛観の違いなのか..日本人だから理解出来ないのか... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-10-25 20:22:39) |
7.《ネタバレ》 戦中の恋愛沙汰の描写やキャラ設定が何とも凡庸なので、せっかくマクレーン・プラマー・ボスルスウェイトという豪華メンバーを投入していながら、50年を経た歴史の重みというものがまったく出てきていない。指輪が掘り起こされて届け出されるという設定だけによりかかって、そこから先のことがあまり考えられていないのです。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-07-28 03:17:38) |
6.ありふれたテーマだけど、現代のアイルランド問題と絡めて同時進行で展開させたり、言葉でなく映像のつなぎ方の工夫で物語を説明したりと、個人的におもしろいと思う点もあった。まあ無難に観れる戦争ドラマといったところでしょうか。 【プライドだらけ】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-12-11 03:46:09) |
5.《ネタバレ》 ○アッテンボロー作品の割りに内容はあっさり。○時間軸をいじっているため多少分かりにくくなっているのと、IRAなどアイルランドの歴史が分かっていないと話についていけない。○ミステリーの部分もきれいに話が繋がりすぎていて不自然。○戦争を知らない世代が戦争世代を気遣えない場面がなんともむなしかった。○キャストは豪華で、シャーリー・マクレーンは相変わらずの貫禄だった。 【TOSHI】さん [映画館(字幕)] 4点(2009-06-19 13:04:34) |
4.昔っからのご贔屓、シャーリー・マクレーンの変わらぬ「かくしゃくぶり」を確認する為だけの映画でした。今は年老いた母親の若き日の恋愛を、子供が知った場合の一騒動。最近だと「マディソン郡の橋」「きみに読む物語」「いつか眠りにつく前に」(←佳作必見!)同系列の、邦題タイトルからして女性向きのお話。でもちょっとこれは脚本に練りが足りなかったかな~。期待した割には感銘が薄い。ファニーフェイスで愛嬌たっぷりのコメディエンヌだったシャーリーの若い時代を、正統派美人(しかも美乳!)ミーシャ・バートンが演じるっていうのも何か違和感。アイルランド国内紛争まで無理に絡める必要もなかったんじゃ・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-03-16 12:58:36) |
3.《ネタバレ》 エセルは指輪を待っていなかったんだ・・でもやっと泣くことが出来て解放されたんだね。 アイルランドの情景が何とも言えず残ります。 それにしてもずっと支えて愛してくれた夫に冷たくないかい? 娘の叫びに感情移入してしまいました; 【AKO】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-12-10 00:30:27) |
2.《ネタバレ》 アッテンボロー監督、シャーリー・マクレーン主演ということでかなり期待して見に行きました。期待が大きかった分物足りなかったという感じです。アメリカでの戦争中のエピソードはなかなか良かったのですが、現代のアイルランドの政治的な背景や事情に関する知識が無かったので分かりにくかったです。第2次大戦中のエピソードでシャーリー・マクレーン演じるエセル・アンの若き日を演じたミーシャ・バートンがきれいでした。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-11-22 21:19:00) |
1.《ネタバレ》 まずは、訳の分からない、この映画のストーリーを誤解させかねない邦題でマイナス2点。だって、シャーリー・マクレーン演ずるエセルは、指輪を待っていたわけじゃないんだし。予期せぬ指輪との再会によって、若き日の自分の人生をもう一度見つめ直すきっかけとなった、という流れだからこそ、ここで描きたかったヒロインの心情に奥行きが出てくると思うのだけれど。 次に、現在のアイルランドを舞台として織り込まれているミステリー部分は、この映画で描きたかったはずのドラマの伏線でもないし、効果をあげるものとして描かれているわけでもなく、逆に邪魔をしている感じがあり、マイナス1点。 「自分が死んだら、2人のうちどちらかが面倒を見てくれ」と頼む恋人と、それを聞いて心を揺れ動かす友人という流れの中で、それらに対するヒロイン・エセルの心情がていねいに描かれていなところにマイナス2点。あれじゃ、まるでエセルは男3人のお人形か物あつかいだ。 お気に入りのシャーリー・マクレーンの相変わらずの壮健ぶりにプラス1点。彼女が出ているから、というだけで見に行ったのだが、さすがに、という感じだった。 そんなこんなで6点というところか。 |