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つみきのいえ

[ツミキノイエ]
The House of Small Cubes
(La Maison en petits cubes)
2008年上映時間:12分
平均点:6.40 / 10(Review 25人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-10-04)
サイレントアニメショート(短編映画)
新規登録(2009-04-08)【】さん
タイトル情報更新(2021-06-30)【イニシャルK】さん
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監督加藤久仁生
長澤まさみナレーション(日本語音声版)
製作ROBOT
作画加藤久仁生(アニメーション)
美術加藤久仁生(背景)
編集IMAGICA(編集・MAスタジオ)
加藤久仁生(コンポジット)
あらすじ
沈みつつある町の箱のような小さな家で独り暮らす老人。水位が上がるに合わせて上へ上へと増築しなければならない。ある日、お気に入りのパイプを既に水没している階下に落としてしまった老人は、意を決して潜水服を着込んでパイプの回収に向かうのだったが…。邦画として、初めてアカデミー短編アニメ賞を受賞。
ネタバレは禁止していませんので
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【クチコミ・感想】

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12
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25.《ネタバレ》 この家、先細りしてそろそろ上に増築するのは限界。
これはこの老人の余命を象徴してるのかな。
独居老人の心に響く作品かと。
にじばぶさん [インターネット(邦画)] 6点(2023-02-05 20:56:34)
24.《ネタバレ》 僅か10分余りの作品ながら、余計な説明は殆ど省き、住居の縦方向を時間軸とした表現によって、ひとりの老人の人生の喜怒哀楽にスポットを当て描き切る。柔らかなタッチの筆使いと色調も相まって、ひとりの老人の人生最後のページを決して悲観的になることなく描き切っていますね。

短編とはかくあるべき。充実の10分ちょっとでした。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(邦画)] 7点(2023-02-05 13:43:47)
23.“つみきのいえ”で、老人がひとり生活している。
パイプをふかし、魚を釣って、日に日に増える水かさから避けるために、また“いえ”を積み重ねていく。
積み重ねていくほどに、住まうスペースは狭小化していくけれど、彼はただ淡々と生活を続ける。

この世界で何があったのだろう。この老人はどんな人生を送ってきたのだろう。
極めて短い映画世界の中で観客は思いを巡らせる。
この優れた短編アニメーションは、限られた世界観の中で、無限の想像を観ている者それぞれに与えてくれる。

水の中に沈んでしまった過去に郷愁を覚えつつ、限られた時間の未来に向けて、老人は淡々と積み上げる。
過去を思いつつ、彼が積み上げているものは、悲しみだろうか、喜びだろうか。

観る人によって、老人の表情は、無表情にも、憂いているようにも、微笑んでいるようにも見えるだろう。
鉄腕麗人さん [インターネット(邦画)] 7点(2017-03-11 00:49:33)
22.いい。
 
ジャケットがいい感じで借りてきてぼーっとみた。
ナレーション無しと有りを交互に2回ずつ観た。
2回目のナレーション無しで涙が止まらなかった。
 
よかった。
おでんの卵さん [DVD(邦画)] 8点(2014-10-26 23:36:33)
21.《ネタバレ》 建築設計をしているから採点は甘くなっていると思うけど、階数と時間がリンクするその発送がおもしろい。
aimihcimuimさん [DVD(邦画)] 9点(2014-08-05 00:45:12)
20.イイ映画!この短さでテーマとかストーリーがしっかりしてて短いと感じさせない。
amierさん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-04 15:11:44)
19.アイデアが素晴らしく、ストーリー性もうまく組み込んでいる短編アニメーション。
絵は外国のアニメーションに近く、主人公の切ない気持がよく伝わり、じーんとさせてくれる。
キャラ自体に特別個性は感じられないけど、そこに力を入れても、
短い時間では逆にテーマが伝わりづらくなるので、やっぱりこれでいいんだろうな。
環境問題をさりげなく表現している所もいい。旨味を凝縮させたような作りになっているので、
一度鑑賞しておいても損はないと思う。このレベルでの長編物も観てみたい。
MAHITOさん [インターネット(字幕)] 4点(2011-08-24 10:10:22)
18.《ネタバレ》 淡々とした切なさにかなりやられたわ。 おじいさんが水に沈んだ一階で奥さんとの食事を思い出しながらワイングラスをチン!のとこで号泣よ。 でもアタシはこのおじいさんが自身の孤独な老境を恨めしく思ってるような感じはしなかったわ。 むしろすべてをありのままに受け入れて、それを普通のことだと受け止めて、粛々と毎日を生きてるような雰囲気。 だからこそ逆に第三者の心にはズシンと響くんだけど。 娘夫婦もちゃんと盆暮れ正月には孫を連れて実家に帰ってくれてるといいわね。 アタシもたまには実家に帰ろうかしら。 …かえって迷惑がられたりして。 オホホ。
梅桃さん [DVD(邦画)] 8点(2011-03-21 17:23:53)
17.《ネタバレ》 アニメーションの場合、画のタッチでかなり好き嫌いが分かれますが、これはかなり好みです。
で、この映画での「上昇する水面」は、“人間の経験”のメタファーではないかと思いました。人が経験を重ねていくにしたがって、その経験は記憶となっていくわけですが、普段は忘れてしまっています。おじいさんの部屋には思い出の写真? など飾ってありますが、あれは日常の一部であり、あってあたりまえの存在になっています。しかし一旦意識下の海に潜ってみれば、さまざまな記憶がよみがえってくる。楽しかったことも、辛かったことも。それはノスタルジアですが、人間時にはノスタルジアに浸って、感傷的になるのも悪くないんじゃないでしょうか。世間一般的には、前(将来)を向いて生きていくのがいいのでしょうが、後ろを振り返ることも必要なのかも。多くの経験をしてきた高齢者なら、なおさらです。
あと、おじいさんの家から下を見ると、水中にいくつか家がみえます。あそこにもかつては人が住んでいたのです。それはたしかに人が生きていたあかし。今はいないけれど、残った家で人がいたことがわかる。今生きている私は、最後になにか残せるのか? などと考えてしまいました。
とまあ、理屈を並べることもできますが、本当はそんなことより、この短い映画を見て単純に「いいなぁ~」としみじみできたことが、一番よかったと思います。頭(理屈)ではなく心(感性)で見る映像。「考えるな、感じろ!」ってことです。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2010-07-15 22:47:48)
16.《ネタバレ》 これほど短いものを観るのはたぶん初めてです 手書きの雰囲気にこだわったという映像は独特の暖かみがあっていいですね ストーリーは短いながら深く考える内容であったかとオモイマス
Kanameさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-05-02 20:08:55)
15.同じ年よりもの、家族の絆、時の経過を描いたものでいえば、同じくアカデミー賞を受賞した「岸辺のふたり」の方が勝っていると思うが、水の底に沈んだ昔の記憶というテーマが意表をついていて面白かったし、ほろ苦かった。何より独居老人の切なさは、きれいごとではなくぞっとするほどだ。ナレーターがなくてもいいのは、おじいさんがセリフをいう必要がないからで、それこそが実は一番不幸なことなのだ。こういう環境にいるお年寄りが、たとえば久しぶりの知人と1日ゆっくり話をしたら、その翌日はのどが枯れて声が出ないことがあるということなど、若い人はどれくらい知っているだろう。
tonyさん [DVD(邦画)] 7点(2010-03-22 23:40:04)
14.たしかに しみじみとした いい話ですが、短編とはいえ、「それだけ?」と思いました。同名の絵本も読みました。絵本との違いは、絵本には映画にないエピソードが多数盛り込まれていて、詳細に説明されていることと、おじいさんが海の中に落としたものと、ラストシーンです。絵本は3歳児に読み聞かせましたが、いまひとつわかっていない様子。アニメ(映画)も絵本も、子ども向けというよりは、人生経験を重ねた大人向けかなと思いました。おじいさんは食料は自給自足していますが、家の材料を買ったり、行商人から買い物をするときのお金はどうしているのかなと思いました。家の中に全財産があるとしたら物騒だし、船に乗って銀行へ出かけている様子もないし、郵便屋さんが年金を届けてくれるのでしょうか?
チョコレクターさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-03-10 01:21:43)
13.《ネタバレ》 町全体が海に沈んでおり、海面がどんどん上昇しているようです。船で物資が届けられるので、人間社会は崩壊してなさそう。おじいさんは家族との思い出を大切にしながら余生を送りたいので、あの家を敢えて離れないのですね。というか町全体に愛着があるようです。子供時代から住んでいるふるさとだから。そして愛する妻との恋愛の思い出もある。幼馴染というところが泣かせますね。生涯一度の恋を貫いた理想的な人生だったのですが、老後は悲劇的です。それにしてもまあ、奇妙な生活ぶりで、悪くいえば偏執的傾向のあるご老人ですね。これは言い過ぎでしょうか。長年の孤独がご老人をそうさせたと解釈しましょう。■海面が上昇するに従って、上階に改築を重ねていったのでしょうか?であれば床下にドアがある奇妙な構造の説明がつきますが。しかし階下には家族の思い出が詰まっています。海面上昇に遭いながらも、何十年かは一緒に住んでいたのかもしれません。家族が水禍で亡くなってしまったと考えれば、老人の気持ちもさらに理解できようというものです。ご老人はあの家で死を迎えるつもりですね。心は家族との思い出に水没しながら。思い出にふけること以外に何の楽しみもないご老体を見るのはつらいです。最後は前向きに生きる姿を見たかったのは無いものねだりでしょうか。希望がないアニメに思えてしかたありません。■地球温暖化へのメッセージが込められいるという意見があります。たぶんそうでしょう。町全体が徐々に海底に沈むことは歴史上稀有なことですから。老人は人類を恨んでいるのかもしれません。それでさらに孤独が増した考えれば、よけい同情しますよ。■「汚れなき子供」向けのアニメを「汚れある大人」が鑑賞すればこんな感想が出てきます。ああ、わが心の中の汚れの海面も上昇しているようです。子供のときに観たかった。
よしのぶさん [DVD(邦画)] 6点(2010-03-04 12:16:17)
12.短編なのにきちんと物語があって作品として成立しているのが素晴らしい。
しかも、端折った感じじゃなくて、ジャストタイムで完結している。
ラストのチーンが心に響きますね。
いい作品です。
もとやさん [DVD(邦画)] 8点(2010-02-23 15:31:09)
11.この程度でもらえるの??? ビックリなんですけど・・・。「スノーマン」もノミネート止まりだったのにコレにはあげるんですか? これでアカデミー賞穫れるなら「銀河の魚」のたむらしげるさんに頑張って欲しいです!!
だみおさん [DVD(邦画)] 1点(2010-01-08 06:37:56)
10.じんわりやんわりと心に染みいる美しい映画です。おじいさんの生活を考えれば、ナレーション版は不要でしょう。8歳の娘も「おじいさんは一人で住んでるんじゃけぇ(←広島弁です)しゃべらん方がええんじゃ。」と言っておりました。絵本のページをめくっているように観られました。またきっとお気に入りの絵本と同じように繰り返し繰り返し観ると思います。
longsleeper21さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2009-10-27 16:21:06)
9.涙が出ました。小津安二郎の東京物語を思い出しました。
よしふみさん [DVD(邦画)] 8点(2009-10-11 22:56:55)
8.《ネタバレ》 手書きアニメーションの素朴な味わいが、なかなか良かったです。
短い作品でメッセージは明確ですが、押し付けがましくは有りません。
温暖化で水没しかけでも、おじいさんは淡々と生活している様子。
積み木のように重ねた記憶と共に。
アステカさん [DVD(邦画)] 7点(2009-10-05 01:27:32)
7.《ネタバレ》 なんとなくジーン・・・ときました。水面の上昇から逃れるために、おじいさん一人で家を積み上げていく物悲しさ、でも海へ潜れば奥さんや娘さんとの追憶の時間。
つみきのいえ とはあまり難しく考えずただ単に、家族の思い出を積み木していってたんでしょうね。。
ただ、ナレーションは絶対必要ありません。

himenotthiさん [DVD(邦画)] 7点(2009-10-04 11:55:53)
6.この程度で...って言うのが 本音! 核家族化→高齢化社会 と 環境問題→海面上昇 の “安易” なテーマを組み合わせただけの誰でも思い付きそうな作品...なんの捻りも奥深さもなく、メッセージも見当たらない...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 2点(2009-05-19 12:54:07)
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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 6.40点
000.00%
114.00%
214.00%
300.00%
428.00%
514.00%
6520.00%
7832.00%
8520.00%
928.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review3人
2 ストーリー評価 7.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.33点 Review3人
4 音楽評価 7.33点 Review3人
5 感泣評価 5.00点 Review3人
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【アカデミー賞 情報】

2008年 81回
短編アニメーション賞 受賞 

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