3.《ネタバレ》 1ヶ月くらい前に見ました。
最初の、子供が消息をたったっていう話はゾッとした、、、。それは恐ろしいことだ。
この作品は映像が静寂的で美しく、ちょっと面白くなりそうな感じはあったんですが。
男が階段から足を滑らしますが、5段目から転がり落ちただけであれだけ足がグチャグチャになるということはまずありえないですね(どなたかが書かれている通り)。
この人はライターで火傷をした時点で笑えます(既に彼に死相が出始めます)。
それに窓に顔を挟むのは子供のやることでしょう。
もしかしたら階段から落ちる場面は何等かの力で暗闇に飲み込まれる感じがあったかもしれないし、頭を挟む場面は物凄い力がかかっていたので、そこに黒幕的存在の霊的な力が働いたとしても、既にどうでもいいことでした。
鏡に映る女性の姿にはマジでビビりましたが、安易な方法でビビらされてしまったものです。
失明した女性に男が近づくときにも、女性が「誰?」って訊いてるんだから、男は不安にならないように声をかけるのが普通に思えます。
ちょっと意味不明で、何がやりたいのかがイマイチ分かりませんが。
不条理というよりか、まとまりに欠けます。
まあ、映像センスは問題ないように思えますし、壁に張られている子供の写真などは、そのまま現代アートにもなりそうなセンスなので、美術的には頑張っているかもしれません。
あと、廃墟好きにはたまらないシーンが沢山あります。
僕が好きなのは、男が廃墟を走り回る場面です。
どこかアンゲロプロスっぽい(?)荒涼とした雰囲気が素晴らしいです。
しかし、一番最後まで生き残るというのは、じつは一番残酷なことのようです。
そして切腹というのは、世界でもっとも酷い自殺方法だともいわれます。
繰り返しになりますが、ちょっと意味不明で、何がやりたいのかがイマイチ分かりませんが、そこが不思議と(この様なB級作品の)魅力でもあります。