29.《ネタバレ》 せっかく、無人島で突然集団生活が始まったという美味しい設定なのに、その集団の1人1人にわざとかと思うくらい個性がないのにびっくり。演技者はやっていて苦痛ではなかったのだろうか。大体、無人島のサバイバルなはずなのに、その辺のコンビニでたまっているヤンキーの集団みたいに、みんなぼーっとしている。切迫感も危機感もない。それならば開き直って笑わせてくれればまだいいのに、そちらに振っていこうという方向性も見えない。●で、皮肉なことに、終盤でフィリピン人その他のチームが登場して、やっとドラマが(ちょっとだけ)動いている。それならば、最初からいろいろ放り込んでごっちゃにしていた方が、まだよかったかもね。ただ、役に立っていない(映画の上で)登場人物は多いのですから、その場合でも、人数は1/3くらいに削る必要がありますが。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2024-06-13 01:15:02) |
28.原作既読。清子が顔も性格も綺麗過ぎ。 確かに原作通りの清子では集客できまい。 清子以外はおおよそ原作通りの作りだけど、最初と最後の割愛ぶりも含めて脚本?というか監督?の独りよがりが強いかな。 これでは原作知らずに初見の人はポカーン状態だと思うし、原作知ってても映画として退屈な作りでした。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2024-05-12 17:43:24) |
27.なんとも安い感じの映画です。特に気に障るような場面もないので、作業でもしながら軽く見るにはいい映画です。でもこの設定の映画でそんなのでいいのか? 【紫電】さん [DVD(邦画)] 3点(2019-08-19 14:40:13) |
26.この作品はタイトルや予告による先入観でかなり損していると思います。 バトルロワイアルばりのサバイバルアクションか、はたまた皆さん述べていうように木村多江さんの・・・ なんてちょっと期待してしまうのが男たるもの(^^; せめてシュールコメデイ(?)と初めからわかっていればもう少し面白かったかも・・・ いや結局つまらなかったと思います。 【午の若丸】さん [DVD(邦画)] 3点(2017-12-29 22:50:01) |
25.《ネタバレ》 無人島が舞台で、しかも男達の中に女性が一人だけ、これは絶対に面白いはず! と期待して観た品なのですが…… 「面白くなかった」「期待外れだった」とまでは言わないけれど、物足りないものがありました。 元ネタであろうアナタハン事件に比べると「女を巡って男達が殺し合いする」という殺伐さもあまり感じられず、どこかノンビリした空気が全編に渡って漂っているんですよね。 それが心地良い、お気楽漂流ものとして楽しめる、という側面もあるのでしょうが、自分としては肩透かし。 主人公となる女性が「サバイバル」していると感じさせる場面が、冒頭で蛇を捕まえる部分くらいしかなかったのも残念でした。 ラスト、島を脱出するのを諦めた男達が「王子」を崇めて、平和に暮らしている姿なんかは、皮肉が利いていて良かったですね。 これはこれで一つの幸せの形なのだなぁ、と思わされたりもしました。 それに対し、脱出に成功した主人公の女性は、窪塚洋介演じるワタナベと結ばれた……のかな? だとしたら、何とも少女漫画的な顛末。 「口が悪くて何かと自分に突っかかってくるけど、本当は自分の事が好きだったイケメン」だなんて、如何にもといった感じですからね。 女性として感情移入して観たら、また違った感想になるかも。 ハッピーエンドという意味では文句の付けどころが無いし、観客が求めるものに応えようとした映画ではあった、と思います。 【ゆき】さん [DVD(邦画)] 4点(2016-04-08 22:43:08) |
24.《ネタバレ》 観る前から設定は知ってました。 コレは面白そうだな!って思ってました。 で、いざ観てみたら。。。 何を言いたいんだか、見せたいんだか。 キワッキワのシチュエーションに対して、あまりにもヌルい内容。 出られない出られないって割にはガンガン人がやってくる東京島。 窪塚洋介さんの役も一体なんだったのか。 怖くもなく、ワクワクせず、エロくもなく。 期待したぶんガッカリさせた罪は重いかと。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-07-03 03:52:05) |
23.話も面白くなければ、人選確実に失敗してますよね。 島にたった一人の女という設定 話を面白くする為には いとうあさことか椿鬼奴あたりが適任者だったんじゃないかと思える。でもそれではどちらにしても視聴者増えませんよね じゃぁ、その責任は一体どうしてくれるんだよなんて言われてもこっちは知らんけど、そこまで言うんだったら壇蜜使えばよかったじゃないか なんて 逆ギレしてみたりなんかしたくなるのが視聴者だ。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-02-24 22:59:04) (笑:2票) |
22.なんとなく宣伝でエロいのをちょっぴり期待なんかして。全くの期待はずれ。ストーリーも破綻というかシュールに堕ちている。原作未読なんだけど、面白いのかなあ?調べてみたら元ネタのアナタハン事件の方がよっぽど面白そう、人間の心理なんかの機微ついてて。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-07-29 13:56:39) (良:1票) |
21.《ネタバレ》 ああいうエロいおばちゃんが男の群れにいたら、とかいう妄想をかなえてくれるもんだと思って借りてきた。そしたら、そうしたらエロくもないし怖くもないし。雰囲気映画なのか要するに。最初に言ってくれないとさあ。 結構凄い設定なのにな、これ。つまらない邦画の典型でストーリー作っちゃってだらだら2時間。この映画見たらたぶん原作者の他作品を読もうとは思わないだろうね。 作家殺しだな。 【黒猫クック】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-06-15 02:36:31) (良:1票) |
20.《ネタバレ》 十五少年漂流記のように、みんなで助け合って危機を乗り越えていくという涙ぐましい美談は1つもありません。エゴイズムの極致を追求したあらゆる描写が収斂されています。その象徴的な人間が清子とワタナベですね。ワタナベの変人ぶりは目に余るものがありますが、彼の他人に対する嘲笑や激しい復讐心の源泉は、他者との齟齬の自覚にあります。つまり過剰な自意識の裏返しなのです。だから彼は無人島で自意識が解放され、光り輝いたのです。清子は完全無敵のエゴイスト。生き抜くためにはどんな卑劣な手段を用いることも逡巡しない強さが秘められている。非力だがザバイバル能力はランボーすら凌駕する。清子とワタナベはまさにトウキョウ島の申し子であり、2人は水を得た魚のごとく一瀉千里の勢いで活き活きと島をかけめぐる。その描写はじつに素晴らしいものがある。人が秘める本能を「食欲」と「性欲」の描写を執拗に描くことによって炙り出すこと成功した。人間にとって「社会」とは摩擦相克の場だということも分かるかと思います。ちなみに東京島のオトコ連中は、この世の男尊女卑の思想を代表する愚か者たちなのである。現実問題としても、この世は男女平等を謳いながら男尊女卑がまかり通っている。罵るときは「バカ」だけでいいのに、わざわざ「バカ女」と言ったり、女性の弁護士にわざわざ「女弁護士」とつける。その根底には女性差別が含まれているのだ。「東京島」が痛快なのは男尊主義者たちが怒りで失神しそうな内容の物語だからだ。清子は女性軽視のバカな男たちを踏み台にして、ついに自分だけ無人島を脱出する。こんなに痛快な小説はあるだろうか?清子バンザイ!桐野の小説は、男をのこぎりで切ったことにより、男をばかにしていると批判されて直木賞を逃したこともあるが本当にばかな中年男たちは、人間の本質がわかっていないのだ。ハリウッドのリメイクではぜひ女優レニー・ゼルウィガーが清子役をしてもらいたい、第二候補は杉田かおるでよろしく頼む。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-25 21:44:58) (良:1票) |
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19.《ネタバレ》 導入部の大胆な省略と、蛇を捕獲する木村多恵のインパクトあるショットで一気にドラマに引き込む語りの妙は原作の出だしにも負けていない。 現代風刺や寓意性を殊更に強調しない節度も原作の精神の尊重だろう。 したたかと脆弱、善良と狡猾と、ヒロインのみならず個々のキャラクターも多面的かつ複雑な諸相を見せる点に、人間描写へのこだわりの意思が伺える。 キャストとは対照的に原作を始めとする主要スタッフには女性が多く、特に出産シーン以降は反逆光を活かして力強さと繊細さと色彩美を湛えた芹澤明子の撮影が印象的だ。 サヘル・ローズと木村が洗濯する水辺のシーンにおける水面の光の照り返し。 岩場の影で、生まれた赤子を懐に抱く二人のショットの自然な光。 後日談での、東京の夜景を背景にした食卓のキャンドルの暖かな灯りなどは格別に美しい。 窪塚洋介が背負う亀の甲羅のユーモアが秀逸で、10年後のエピローグにもさりげなく登場することで物語に映画オリジナルの膨らみをもたらしている。 【ユーカラ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-02-23 20:48:30) |
18.《ネタバレ》 無人島に女1人に男23人。 もうやることっていったらサバイバルしかないでしょう。 っていう先入観を、ある種、逆手に取った映画。 それが成功したか失敗したか。結局、観るものの個人に委ねます。 と言いたいかのような投げっぱなし、というか緩い仕上がり。 でもね、結局、核を付いてしまうとサバイバルやるしかなんだって。この設定は。 結局終盤、狂気に狂ってくのに、なんかシックリこなかったじゃないか(笑。 無人島=サバイバルというテーマから敬遠した挙句、押し出しフォアボールじゃねぇかバカヤロウ。という観客の声が聞こえる。監督がバカだと作品(試合)もグダグダ。 サバイバルやれよ、サバイバル。 この設定に食いつく奴なんざ、奪って奪われてナンボの泥仕合が観たいのさ。 久々に窪塚のバカっぽい演技が観れたのだけは評価。 【バニーボーイ】さん [DVD(邦画)] 3点(2011-09-04 21:08:37) (良:2票) |
17.ベースになったアナタハンの女王蜂事件はあれほど魅力的な事件なのに全く生かしきれていない支離滅裂なストーリーに。それでも原作が評価されてるのだとしたらストーリーではなく小説的な心理描写だと思うのだが…主人公のプロフィールを見る限り、容姿も特にさえない「中年おばさん」がチヤホヤされ周りがフリ回されるという部分がキモなのに木村多江というのは完全にキャスティングミスだろう。木村は確かに端的に見るといわゆる美人ではないし中年だが、妖艶というか何と言うか男をひきつける魅力は非常にある女性である。別に無人島でなくても「モテて」しまうような女性を主人公に充ててしまってはいくら窪塚に「オバサンオバサン」言わせても話の印象が変わっちゃうよね。いや、確かにじゃあリアルな映像を取れる女優を主役にしたてて興行的にいけるかというとそれは難しいけど。製作者に片桐はいりをキャスティングする勇気があったら讃えてたねw 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 3点(2011-06-05 16:32:21) (良:1票)(笑:2票) |
16.設定は面白いと思ったけど、話がつまんない。 コメディとしては多少笑える部分もあったけど、終盤はもう無茶苦茶。 結局、何がしたかったのかよくわからない作品だった。 あと、なんだかよくわからないけど、無性にケンタッキーが食べたくなった。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-04-20 15:12:13) |
15.夫婦の部分などをもう少し丁寧に描けばちがった印象になったように思えます。 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-03-22 17:37:05) |
14.最初からふわふわした感じで、どっかでしっかり軸が定まるのかなーと思ってたら、ふわふわしたまんまだった。脱出物でもなしい、サバイバルでもないし、サスペンスでもない、せめて色気でもあればと思ったが、それもない。結局何がしたかったのかよくわからない映画だった。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-03-06 10:35:35) (良:1票) |
13.原作を読んでいると木村多江はミスキャストだと思うぞ。とは言え、原作通りの人物を主人公に据えたら、興行的にはグダグダになるだろうけどね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-02-28 01:56:00) |
12.《ネタバレ》 なんというリアリティのなさだろうか。とにかく生温いし、生き生きとした人間が描かれていない。全てにおいて中途半端である。何が言いたいのかもわからないし、少なくとも私の理解の範疇を超えた作品であることは間違いない。唯一良かったのは、窪塚洋介のキャラを活かした面白演技で、その持ち味はそれなりに笑えて楽しめはした。だがそれもほんの一瞬である。コメディならコメディで、真面目路線なら真面目に、きちんとスタイルを統一して作るべきだろう。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-02-24 19:25:40) |
11.参考にしている各サイトでの結構な酷評にかなりビクビクしながら観始めたが、私は結構平気だった。 確かにいろいろ抜け落ちてる映画だとは思うが、何しろ食い付きがいい! 冒頭5分前後で一気にとんでもない状況になっちゃうんだから、こりゃ面白くなるぞと思ってしまう。 中盤までのいろんなゴタゴタはとりあえずの鑑賞に耐えるし楽しめる。 さて問題の後半だが、ここからがツッコミ所満載、しかしあまりに満載で、これは故意か?と思ってしまう程、エピソードは回収しない、不意に驚くような登場人物が5人登場、などなど完全に脚本崩壊状態。これどうやって終わるの?と思わずにいられない、観終わった後も、オイ!これで終わっちゃマズイだろ。と目が点になるぶっ飛び映画。 勝手な想像だが「撮影中あまりに木村多江が良い顔するから、彼女が追い込まれる状況を足して足して楽しんじゃいました、だからその他はテキトーに処理しました。ゴメンネ!」 みたいな感じの映画でした。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-02-12 17:00:11) |
10.《ネタバレ》 原作を読んだ者としてレビューさせてもらいますが、これは「おばさん映画」のはずが、そうでは無かったです。根本のところをアレンジしてしまった印象です。最大の失敗は清子のキャスティング。木村多江がきれい過ぎる。清子は本来、地下鉄の僅かに空いた座席の隙間に太った尻をねじ込んでくるようなおばさんです。見苦しいおばさん。そんなおばさんの、無人島での存在の浮き沈みが原作の読みどころだが、本作は沈む部分がない。もし無人島でなければ、くじ引き結婚に誰も立候補しないような女優を選んでくれないと。一般的に嫌われるおばさんの図々しさと、希少価値のバランスが、美人をキャスティングしたことで台無しでした。適当にチヤホヤされて、ゆる~いサバイバルを見せられてもテーマらしきものを感じません。この映画化で感心したのは海亀の甲羅を背負ったワタナベ。あれは確実に言葉の描写を越えていて、ひと目で声を出して笑いました。■ロカホリさんの【余談】は情景が目に浮かびます。とても爽やかな気分にさせていただきました。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-10-01 21:20:44) (良:1票) |