5.《ネタバレ》 クルマオタクの二人組の目的はクルマをいじり、クルマで稼ぎ、クルマを運転すること。 クルマオタクでない限り、とても共感できない生活。 それを淡々と描いているが、不思議と退屈はしない。 他人が理解できない趣味でも、それにとことん没頭して、その為だけに生きていけるなら、それはそれで良し。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-01-15 16:36:01) |
4.これも一つの生き方、人それぞれ。車という拠り所がある男の子2人の50年後は何となく想像出来ても、寄生虫のような女の子の老後は無いように思えました。ウォーレン・オーツの役どころがサッパリ意味不明なのが残念。10代20代に観ていたら感じ方は違っていたのだろうかと考えるところです。ロジャー・コーマンの本作感想を知りたいとも思いました。 |
3.《ネタバレ》 観終わってのこの虚無感・徒労感と、それでいてどこかで確実に爽快感を感じている自分が居る……確かに、アメリカン・ニューシネマと言われる作品群の中でもある部分で際立った一品かも知れません。登場人物の誰もが(それは主要4キャラ以外のモブも含めて、ですが)とにかく何がしたいのか、何が目的なのかが皆目分からないままダラダラと物語は進みますが、終盤はその儚い関係性すらが雪崩を打って破綻してゆく、その様には何か「滅びの美学」とでも言うべきモノを感じ取りました。それこそが正にアメリカン・ニューシネマのテーマたる「善なるものへのアンチテーゼ」というべき価値観なのだろうと思います。中々の掘り出し物でした。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 8点(2021-02-11 18:49:33) |
2.ニヒリズムに満ちたロードムービー、これほど乾いた人間関係を描いた映画は珍しいと思う。とりあえず車を走らせよう、とりあえずボンネットを開けてみようぜというオタクぶりがクールです。人生を焦っているウォ-レン・オ-ツも沁みますね。やっぱり良い役者だったんだなあ! 【ねこひばち】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-09 07:02:02) |
1.《ネタバレ》 ”断絶”って!、、、チョットあんた、昭和初期の時代劇みたいなんだけど、ドッコイ!!実は、低予算、70年代のヒッピーアメリカンのおはなし。しょっぱなの画像、音楽、俳優のカオ、などなど観ていて、なんじゃコリャ?夜がいきなり昼に変わっちゃう”アレ”の仲間??と疑りたくなる展開?好きなところ。なんつっても、これぞ70年代アメリカンサバービア風俗ね!写真家ステファンショアの”アンコモンプレイス”そのまんま。観ていて気持ちイイ!まあ、内容は”断絶!”でありますから、、そりゃもう、当時のヒト、ブンカ、セカイ、センソウ、ワカモノの全てが断絶してますよ!ってことなんでしょう。(?)全編、モウとにかく、演技ヘタなのか?脚本ヘン?なのか?観る者、出るもの、みんな何考えて、どこいって、何したくて、何のために?なにしてるんだかさっぱりわかりませんでした。しかァしttttっつ!!!!全編、画面にあふれるモウ”かっちょ良すぎ!”のあの画像!!!スタイル!雰囲気!こりゃもうアメリカンアンコモンフォト!芸術好きにはもう、たあまりませんよ!わらひは、特にウオーレンオーツにまいった!なんじゃあのスタイル!!?まるで、”ルパン三世”実写版そのものの人間。ちなみにこれに出演された知る人ぞ知る、”サブカル御俳優たち”なぜか、時代のせいか、なんなのか(??!?)みな、自殺したり不慮の死を遂げたり、、、、、なにも死にゃイイってもんじゃないのにねえ?とわたしなんかは、ごく単純におもったりします。苦悩や懊悩や痛みや煩悶や絶望や不幸で死ぬのは普通ですよ。どうせなら、(ホンマ、芸術家アーティストなりたいんやら)幸福や充実や快楽や劇笑や満足や絶頂で死ぬ奴いねえのかねえ? 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-02-05 01:35:25) |