2.シューマンと、天才ピアニストと謳われたその妻クララの夫婦愛を描いた伝記ドラマ。
リスト、ブラームスと、お馴染みの人物も登場し、「トロイメライ」等の名曲も聞けるので、
クラシック音楽が好きな人なら飽きることなく鑑賞できるかと思う。
クララ役のキャサリン・ヘプバーンは相変わらず安定感のある演技力を見せ、
ストーリーもテーマの「夫婦愛」から逸れることなく、感動的なラストで締めくくる構成は、
予想外の出来映え。ただ鑑賞後にネットで調べてみたら、事実は作品の内容と少々違うようで、
思いのほか冷めてしまった。脚色はしょうがないけど、いったいどこまで信用していいのか、
実話ベースはこれが怖い。でも作品自体の出来はいいです。