レクイエム(2009)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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レクイエム(2009)

[レクイエム]
Five Minutes of Heaven
2009年アイルランド上映時間:89分
平均点:6.50 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
ドラマサスペンス
新規登録(2011-03-03)【長谷川アーリオ・オーリオ】さん
タイトル情報更新(2014-12-10)【8bit】さん
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監督オリヴァー・ヒルシュビーゲル
キャストリーアム・ニーソン(男優)アリスター
ジェームズ・ネスビット(男優)ジョー
アナマリア・マリンカ(女優)
音楽デヴィッド・ホームズ〔音楽〕
編集ハンス・フンク
その他ベルント・アイヒンガー(サンクス)
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6.《ネタバレ》  フィクションではありますが、エンターテイメントとは言い難い作品。娯楽の一環として見るのであればオススメはできません。
 なにしろ映画の大部分を独白が占め、少年の同じ映像が何回も挿入される。もちろんそれがこの映画の大事な部分ではありますが、私には少々くどく感じました。
 リーアム・ニーソンとジェームズ・ネスビットの演技は素晴らしいです。この2人の熱演があればこそ成り立つ映画。逆に言えばこの2人の熱演に頼りきった作品と言えなくもないです。
 『あいつは自分が人を殺した話をするだけで世間からちやほやされて金が入ってくる』と怒りを露にするジョー。
 しかし現実は、12年の服役後、ずっと孤独で空っぽなアリスター。妻がいて娘がいるジョーのほうがはるかに充実した人生を送っていると言えるでしょう。これはこの作品におけるある種の救いの表現なのかもしれません。やはり罰せられるべきは加害者であると。そして再生の道は被害者にこそ与えられるものだと。
 過去に囚われているのは二人とも同じ。ですが過去と決別するかどうか、その選択権があるジョーに対し、その選択権すらないアリスター。この差は大きいと思われます。アリスターが過去と決別するためには、ジョーに会う必要があったのです。アリスターこそジョーを必要としていました。
 ジョーが最後に下した決断。それは自分だけでなく、アリスターも過去の呪縛から解き放ってあげることでした。
 最後の電話は、本来であればする必要がないものです。あの電話により、アリスターもまた救われたのです。この意味は大きいと思います。
 つらつらと語っちゃいましたが、私はこの映画、概ねつまらなかったと最後に言っておきます。
たきたてさん [DVD(字幕)] 4点(2020-05-25 15:31:26)
5.いや、結構期待したんですよ、これ。題材からいっても監督からいってもキャストからいっても。ですが、じめじめと感情のない描写がずーっと続いて、結局そのまま最後まで行ってしまいました。この設定だったら、役者にただカメラがくっついて撮っているだけではほとんど意味がないと思うのですが・・・。
Oliasさん [DVD(字幕)] 4点(2014-07-17 01:33:16)(良:1票)
4.良かった。加害者と被害者家族との対面劇。33年間の互いの悔やみがまるで舞台劇のように進んでいく。ラストの娘の笑顔が効いている。
movie海馬さん [地上波(字幕)] 8点(2012-04-22 04:21:49)
3.被害者家族と加害者の33年に及ぶ苦悩と葛藤の人生を、派手なアクションもなく、淡々と振りかえる。
当時のアイルランド情勢には詳しくないのだけれど、ジョーズのポスターが貼ってあったりして、ああ、あの頃なのか…と身近に思わせたりする演出があったりする。
忌わしい過去と決別することで、生きている人の魂もまた慰撫されるという深いテーマの物語だ。
poppoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-03 13:19:51)
2.主役の二人の行動を対比させながら、互いに抱き続けた30年間分の苦悩と悲哀が描かれる、地味ながら非常に重い緊張感のある、とても考えさせられる作品。すごくいい映画なので多くの人に観て貰いたい。
長谷川アーリオ・オーリオさん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-02 16:25:51)
1.《ネタバレ》 これは掘り出し物。「復讐」と「赦し」という難しい問題を、決してありがちな美談としてまとめるのでも、サスペンタフルな復讐劇としてまとめるのでもなく、人間の深いところをきちんと描こうとしている。

■兄を目の前で殺されたジョー。彼はずっと母親から「あなたは止められたはずなのに」と責められ続けてきた。一方、若気の至りで殺人を犯したアリスターも、見ていたジョーを忘れることが出来ず、罪に苛まれてきた。

■TVっぽい和解劇は失敗に終わり、ジョーは復讐の方向へと動く。アリスターも殺されるであろうことは理解していた上で出向く。結局は格闘の末にある種の「怒り」はどこかに消え、ジョーは娘たちのために生きることで過去への「終わり」を告げる。

■結局ジョーは「赦した」のではなく、ただ「終わった」つまり過ぎ去ったものとして忘れ去ることにしたというのは、いろいろと示唆的だし同時に現実的な気がした。人はいつまでも過去に生きることは出来ない。過去に縛られるのは現在に意味を見いだせていないからだ。ジョーは「現在」として「娘たち」を見出し、過去と決別する。過去は「忘れ去る(乗り越える)」ことによってしか克服できない、そのためには「今」を生きるしかない、そう言っているように思う。
θさん [DVD(字幕)] 9点(2011-03-26 00:38:04)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4233.33%
500.00%
600.00%
7233.33%
8116.67%
9116.67%
1000.00%

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