8.男騒ぎの映画。軍隊はじっとしてるのがつらい、という話。そこをもっと笑いに拡大したら面白かったかも。「男の稚気もの」ってのもいいんだけど、この映画で言うとハッピーバースディまでで、それ以後はただの「困った軍人さん」だったなあ。豪快さが欠けてて、それは現在の軍事情勢が、そんな男の粋とか豪快さなんかが馴染まない世界になっちゃってるってこと。この映画もそこからスタートしてはいるんだけど、稚気を謳い上げるのには無理があった。お笑いになっていって、ラストは国境を挟んでの両軍の壮大な雪合戦になることを夢見てたんだけど。役者の線の細さってこともある。男粋を描くには、軍事情勢がささいな稚気をも許さないほどピリピリしてるし、そういう情勢が困ったもんだってことを描いたんだとしたら、中途半端だし。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 5点(2013-08-23 09:55:32) |
7.《ネタバレ》 互いに闘うことしか知らない2人の男、戦争がなくなった軍人って確かに悲惨だもんね~。子供の気持ちを大人になって出せなくなってたのを一気に放出した感じ。 見張りの塔を爆破したりと、いくらそうとは言ってもやりすぎだろ、と思うところもありましたが、全体にはよくまとまってます。最後の殴り合いはとてもいいです。 ただ、「フランケンハイマー版ファイトクラブ」っていうキャッチコピーはどうかなぁ。だってファイトクラブって映画の趣旨は全然違うところにあるじゃん。 90分と短く、全体的によくまとまってる映画でした。 【θ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-03-22 00:24:58) |
6.《ネタバレ》 全然有名じゃないけど面白い。さすがはフランケンハイマー監督。ロイ・シャイダーとユルゲン・プロホノフってキャストも大分渋いしオレ好み。漢の映画ですな。アメリカ軍とソヴィエト軍の戦いたくてしょうがない男達の話。まぁ簡単に言うとただの意地の張り合いみたいなもんですけど。片やヴェトナム戦争の英雄、こなたアフガン紛争の英雄。両者共、戦う事しか分からぬ同じタイプの人間ってことですな。 【和魂洋才】さん 8点(2005-01-27 18:59:37) |
5.《ネタバレ》 冷戦末期にドイツとチェコの国境に配置された血気盛んな米国とソ連の指揮官が亡命者の扱いを巡っての意地の張り合いからの兵器を持ち出しての死闘。原作では米国指揮官の部下は性的関係を持っている女性兵士だったのですが、映画では黒人兵士になっています。最後は両軍兵士が見守る中での雪の池にはまりながらの殴り合いで、これこそ次なる戦争(笑)。ちょっと原作が弱いところがあるのですが、まあ、まとまった佳作でしょう。 【たいほう】さん 7点(2004-09-24 18:05:38) |
4.時代は冷戦ムードも終わりに近づき、かつての戦場の英雄(ベトナムとアフガニスタンね)であったロイ・シャイダーとユルゲン・プロフノウという、時代に取り残された男達の、大人の戦争ごっこを描いた作品ですね。雪の国境線で緊迫する対立が続くシーンはドキドキします。フランケンハイマーらしい男臭い映画に仕上がりました。 【オオカミ】さん 7点(2003-11-17 10:42:40) |
3.原題の元になっているアインシュタインの言葉というのが、いつどういう時の言葉なのか知りませんが、少なくともそういう意味じゃないだろっ!という変な映画。ま、フランケン師匠のなさる事ですから、別に文句はありません。きわどい舞台設定にも関わらず、さわやかな映画です。 【鱗歌】さん 7点(2003-06-08 16:45:50) |
2.(↓)そうそう、最後の殴り合いは良いですね。ラストのアインシュタインのコメントへ持って行くくだりも最高です。 【イマジン】さん 7点(2001-10-29 21:05:53) |
1.冷戦下の緊迫した状況を背景にしながら、最後は境界線上で高官の男同士の殴り合い。これぞ「対決」ですよ。結構好みです。 【f taka】さん 7点(2001-06-30 04:20:39) |