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1922

[イチキュウニニ]
1922
2017年上映時間:102分
平均点:5.67 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
ドラマホラーサスペンス小説の映画化配信もの
新規登録(2018-08-19)【ザ・チャンバラ】さん
タイトル情報更新(2024-05-14)【イニシャルK】さん
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キャストトーマス・ジェーン(男優)ウィルフレッド・ジェームズ
モリー・パーカー(女優)アルレット・ジェームズ
ニール・マクドノー(男優)ハーラン・コテリー
樋浦勉ウィルフレッド・ジェームズ(日本語吹き替え版)
山崎美貴アルレット・ジェームズ(日本語吹き替え版)
森田順平ハーラン・コテリー(日本語吹き替え版)
原作スティーヴン・キング
撮影ベン・リチャードソン〔撮影〕
製作総指揮ショーン・ウィリアムソン〔製作〕
配給ネットフリックス
あらすじ
ある男がホテルの一室で自らの人生について書き記す。それは妻殺しの罪とそのことを契機として崩壊していく彼の生き様についての告白だった。その男ウィルは、妻のアルレットと愛息子のヘンリーと慎ましやかに暮らす農夫だった。ところが、妻が父親からの相続により農場の土地を受け取ったことから一家の先行きに暗雲が立ち込めることに。妻との意見の不一致に業を煮やしたウィルは、ヘンリーとともに妻の殺害を計画するのだったが…。スティーブン・キングの同名中編小説を映画化したホラー仕立てのサスペンススリラー。
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 全編通じての重苦しさ、不快さ、決して感情移入致しかねる登場人物の心理と行動。如何にもキング作品の実写版といった風情です。

1922年当時のアメリカ、ネブラスカ州の家族観や社会的背景等々について、ほぼ無知と言ってもいいであろう自分としては、妻に突き放された男の苦悩や悲哀、怒りといった感情は理解出来ず、恐らくは日頃から「かかあ天下」的な家庭であったと思われるジェームズ家における夫婦関係や親子関係も推察し難いものがあります。

端的に言えば感情移入不能。え?それで離婚?それで殺す?息子巻き込むの?刃物で殺すの?井戸の埋め戻しってバレバレじゃない?全てにおいて感情移入出来ませんでした。(個人的には牛を巻き込んだことが地獄行き確定の最悪の罪)

ところが、観続けていくと何やら心境に変化が。キング作品の常と言いましょうか、滅茶苦茶胸糞悪いのですが何故か思いを馳せてしまう。いつの間にか主人公に対して悲哀の念を感じてしまいました。ある種の同情なのか、感情移入とは異なる疑似体験的な心理なのか。理由はどうあれ罪は罪。単に犯罪者である主人公なのにどこか哀れに思えてしまう。

人生の選択は誰にでも常に付き纏うものだと思いますが、たった一度の選択のミス(極めて重大なミスではありますが)が彼の人生のみならず息子や息子の恋人、そしてその家族へとその影響が連鎖し、不幸の構図が出来上がって行く。恐ろしいことです。

ラストシーン。彼は自死したのか?それとも既にほぼ崩壊していた精神が感滅的に崩れ去ってしまったのか?いずれにしても、その先に待っているのは地獄ということですね。

重たかったなぁ。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-01-14 14:35:41)
2.《ネタバレ》 1922年、あの時代、男の誇りと言えば自らの土地と息子だった――。アメリカ南部の田舎町で農家を営むジェイムズ一家。家長であるウィルフレッドはいま、とある問題に頭を悩ませていた。この肥沃な農地を父から相続した妻が、この地を売り払って都会暮らしを望んでいるのだ。権利は全て相続人の妻にあり、拒否すれば離婚も辞さないという。だが、ウィルフレッドの望みは一人息子であるヘンリーにこの土地を引き継がせ、これからもここで農家として暮らしてゆくことだった。次第にギクシャクし、諍いが絶えなくなるジェイムズ一家。悩んだ末に、ウィルフレッドはある一つの決断を下す。それは、自らの妻を殺してしまうことだった――。綿密に計画を練り、息子の手を借りて完全犯罪を実行に移すウィルフレッド。裏庭の井戸に妻の死体を隠し、それまでと変わらぬ生活を営もうとする父と息子だったが、その日から少しずつ日常が歪み始める…。ネブラスカの広大な田舎町を舞台に、妻を殺した父と息子が辿る悲劇をダークに描いたサスペンス・スリラー。原作は泣く子も黙るモダン・ホラーの大家、スティーヴン・キング。いかにも彼らしい、全編に渡っておどろおどろしい空気が濃密に漂う、こってり濃厚な作品でしたね、これ。もう見ているだけで汗が滲んできそうな暑苦しい田舎町を舞台に描かれる、ある一家族の愛憎渦巻く犯罪劇は見応え充分でした。特に、井戸に捨てた妻の死体を次の日覗いてみるとネズミが大発生していたというシーンは夢に出てきそうなくらいエグい。物語はそこから、この親子の因果応報とも言うべき破滅への過程を丹念に辿ってゆくのですが、こちらもいちいち観客の神経を逆撫でするエピソードばかりで大変グッド。天井からいきなり血が滴り落ちてきたり、大量のネズミがパイプを伝って溢れ出てきたり、血だらけの妻がちょっとずつ迫ってきたり……と、ベタながらもツボはちゃんと押さえられていたのでけっこう怖かった。ここらへんはさすがスティーヴン・キング原作って感じです。ただ、さすがにオーソドックス過ぎるのが本作の弱いところか。あまりに王道過ぎて、こちらの想定した範囲を一切越えてこないんですよ。もう少しこの作品ならではと言う突出した部分が欲しかったかな。結論。まあぼちぼち面白かったですけど、一か月後にはきれいに内容を忘れてしまいそうな作品でありました。
かたゆきさん [インターネット(字幕)] 6点(2022-04-22 09:09:05)
1.《ネタバレ》 なんで主人公の男がここまで不幸にならなくちゃいけないの?

妻めちゃくちゃワルもんだよ。

父から引き継いだ土地は私のもんだと。

その態度がイライラ。

父の土地なんて、お前が苦労して築いた財産じゃないだろう。

それをたまたま偉そうに、それを武器に、土地も貯金もない夫をナメまくってる。

だから、

「土地を売るわ。その金で都会に行くの。洋服屋さんを開店するわ。あなたがついてきたくないなら結構。離婚するわよ。
金ならあげる。でも息子は私が連れてくからね・
え?息子が近所に彼女ができたから、別れたくないから都会には行きたくない?
冗談じゃないわよ、そんなことに私を巻き込まないで。
彼女なんてどうでもいい。それより、できちゃった結婚とかしないようにね。あんたの父親みたいにね笑」

なんてことを、勝ち組の表情で言い放つ。

最低女。

夫の気持ちも、息子の気持ちも、自分中心の思考で聞く耳すら持たない。
さらに息子の前で父親を侮辱。

100回死んでも許されないタイプの女。


いや、ほんと、あなたは死にふさわしい。あなたみたいな自己中人間は死んだほうが世のためだ。

私ははっきりそう思った。

殺人は悪い。
でも殺人まで追い詰める悪人は殺人者よりもっと悪い。

この妻はまさにその悪者。

彼が手を下さなければ、この悪妻は、土地を売り、金と息子を連れて好きなように人生を生きちゃう。

夫は何も悪いことはしていない。
愚直に畑を愛し、息子を愛し、息子を立派に農民に育てるために汗を流して頑張ってきた。

息子もそうだ。
まじめに働き、この土地で骨をうずめる気持ちで、地主の娘とも仲良くなれて幸せの渦中にあった。

それをすべて自分のエゴで、奪おうとしてる。
自分の努力で築いたものではない、土地と金で。

なんてごう慢な女。死にふさわしい。死んだあと井戸でネズミに食われてきたなくなるのにふさわしい。



それなのに、なぜこの主人公がここまで苦しまなくてはいけないのか。息子も苦しめられるのか。不条理すぎる。


息子の彼女シャノンの家庭では、逆に夫が金があるせいか傲慢で、まさに主人公の妻の逆。
主人公のようにシャノンの父に従わされてガマンしている。

だから最終的には、家を出ることで、シャノンの母は夫に復讐したのだ。


主人公も長年、金と土地をふりかざす妻に従わされたのだから、復讐して何が悪いというのだろう。

私は金と土地を持っている配偶者に、金と土地がないゆえに、ナメられるという状況が本当に許せない。


主人公、がんばれ、悪い妄想に悩まされずに、逃げきり、がんばって生きてほしい。

当時のことを紙に書いて、カタルシスして、悪夢から目覚めてほしい。


ネズミ恐怖症も治りますように。そう願うばかり。
フィンセントさん [DVD(字幕)] 4点(2021-05-28 09:51:48)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4133.33%
500.00%
6133.33%
7133.33%
800.00%
900.00%
1000.00%

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