2.《ネタバレ》 母親に恵まれない者同士で意気投合して、車で生活する少年とオダギリジョー。
オダギリジョーがこれまたいい味を出していて、小悪党なのに少年には優しい。
松本まりかがチョイ役過ぎたのは残念ではあるけど、ハマり役だった。
キャミの肩紐がなんともセクシーで、ありゃ悪い男が付いても仕方ない。
息子に対して愛情のようなものを見せたのに、なぜに息子と一緒に暮らせないのか。
その理由ははっきりと描かれてはいなかったが、非常に気になった。
終わらせ方はとても無難で健全。
でもそれが大いに不満。
この健全な終わらせ方こそ現代映画の欠点であり、一昔前の映画ならあのおねーちゃんと名古屋に行く終わらせ方も出来たはず。
物議を醸さないであろう、無難で健全な終わらせ方が残念でならない。