34.《ネタバレ》 登場人物のバカな行動にただ唖然としました。これが実話なんだそうですから悲しいですね。 バカはバカなりに迫力はあります。 最後のほうで「一人一人は良い子」とかゆうコメントがあったり、なんか訴えたいことがある映画のようですが、私にはたんなる犯罪集団の仲間割れ映画にみえました 【紫電】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2019-01-31 23:02:11) |
33.当時のことを詳しく知らない世代としては、劇中劇であろうが、内容は衝撃的である。山本太郎もいいが、裕木奈江の冷徹で粘着質な雰囲気の演技は素晴らしい。 【noji】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-01-03 19:07:52) |
32.《ネタバレ》 映画の出来はともかく、胸クソ悪い内容の話でした。劇中劇というかたちで残虐性を中和していましたが、それでも見ていて気分が悪くなりました。まぁ好き嫌いはあるでしょうが、映画としては悪くないと思うし、裕木奈江の演技はすごいと思います。それに、初めて連合赤軍の背景を知り「そういうことだったのか」と納得した部分もあります。学生運動や70年安保が一番盛り上がった当時、自分はまだ幼稚園か小学生でしたが、なんとなく時代の空気感は覚えています。また高校生の時、部活の先輩に、他校の生徒たちも集まるイベントや集会に連れて行かれ、「インターナショナル」や「原爆許すまじ」など歌ってました。後にそれは、共産党傘下の民青同盟の集まりだと知りました。高校生が勉強会を開いたり普通にパーティなどを楽しんでいただけでしたが、共産党絡みだとわかると、まわりからは「こわいから関わるな」「頭のおかしい集団」と、かなり白い眼で見られていたのは、きっとこの人たちと同じだと思われていたんですね。学生たちが当時は本気で「革命で日本を変える」と信じて活動していたことは共感できる人も多いと思いますが、そこからこの映画のような狂人集団が生まれたため、みんな一斉にドン引きしちゃったんですね。それに、民青同盟の人も、今から思うと、もう一度学生運動の時のようなエネルギッシュな充実感を味わいたいだけだったのだと思いました。この映画、なんとなく懐かしさを感じましたが2度と見ないと思います。うたごえ喫茶で「ワルシャワ労働歌」でも歌いたい気分です。 今ちょうど、AKB48のメンバーが恋愛問題で頭を丸坊主にして謝罪していましたが、「これって総括なのでは?」と思っちゃいました(笑) 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-02-03 16:27:30) |
31.《ネタバレ》 この映画を見た当時、がっかりした。 自分の世代の疑問としてまず、「何があったか」を知りたかったのであるが、当事者たちの心境に迫ろうとしながら距離を置く構成は卑怯に感じた。 だから再現ドラマとして事実の行動を確認できた以上の「何があったか」はわからない。 劇中の監督が迷って悩んで逃げてしまい、この時代を知らない若手の監督にまかせるというストーリーは、そのまんまこの映画の監督の心象であろうが、作り方としては情けなさすぎる。 彼らの行動を一切描かず、対極の警察側から描いた某映画の方がはるかに潔いし、その映画も好きである。 この事件を描きたいし思い入れもあるけど、この事件に共感してる人ではないですよと、映画の中で言い訳している映画も珍しい。 ここまで迷うなら作るなと言いたいが、この映画がその後の傑作実録映画を生み出すきっかけになったと思えば、意味のある企画だったのだと思います。 しかしこの映画を見た当時、長谷川和彦だったら「何があったか」教えてくれただろうと悔しい思いもしました。もはや叶わぬ夢です。 【どっぐす】さん [映画館(邦画)] 3点(2012-06-18 03:37:33) |
30.劇中劇という発想は面白いと感じました。現代においてあの事件がどのような評価をされうるかというのは非常に重要だと思うからです。単に「バカだ」とか「ただの殺人者、異常者」と決めつけていいものか。実際にそのような意見は劇中で出てきます。 しかし発想は良いものの、それが成功しているかどうかは別問題であって、映画としては満足できませんでした。監督の失踪する件や映画と現実が交互に繰り返されること、「光の雨」の無理矢理な入れ方などなどダメな点ばかり目についてしまいました。結果的につまんないです。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-09-13 23:40:07) |
29.あさま山荘事件はよく取り上げられるが、なぜか取り上げられない連合赤軍による同志連続虐殺事件の映画化。若者にありがちな歪んだ正義感、「子供」を離脱したいという思いが起こした子供の戦争ごっこを、今更彼らが何か崇高な目的を持って行動していたかのように印象付けしなおそうという誘導映画。しかも監督が悩みの末失踪してしまうという裏ストーリーまで作ってあえて客に考えさせようと誘導、あわよくば客観化までしようとしている。ただし思想操作は随所に見られるが事件を追っている部分は史実であり、興味があった事件をよくぞ映像化してくれたということで評価は高くつけておく。実名役ではないが、本人達の写真などを見たことのある人にはすぐどれが誰なのかわかるほどイメージ通りだった。 【Arufu】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-05-30 18:59:45) |
28.主演の2人がいいですね。力作です。しかしこういう劇中劇みたいな手法はこの作品には適していないと思います。作者が自分が言いたいことを役者に言わせて「逃げてるな」と。全体で30分以上無駄な時間と感じます。劇の場面に戻るたびに早送りすることをお勧めします。後になってみると、1人は自殺するわけだし。矛盾だらけに思います。何をしたいのか今の時代になっては一層理解に苦しみます。それでもまだ逃げている人や、2世が引き継いで活動しているのもいるし、本当に日本は寛容な国だなぁと思います。時代を感じます。 【たかちゃん】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-04-27 14:58:09) |
27.些細な事で他の党員、特に女性党員を追い込んでいく時の裕木奈江さんが凄過ぎる。彼女が日本の映画界から意味も無く干されている現状が残念でならない。 【鳥居甲斐守】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-03-10 23:05:04) |
26.なんだか惨めな学生たちです。マルクス主義を信じていたというより、、なんていうかホントに彼らの心境が理解できません。傑作ではないですが多くの人に見てもらいたいですね。 |
25.骨太!二重構造になっている話と、役者の演技力により、緊張感が途切れない。事件背景の詳細を年代的に知らないが、映画としては成功していると思う。ラストで二人が語った問いかけを自分も思ったので。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-03-23 20:18:32) |
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24.《ネタバレ》 連合赤軍モノがわりとスキなので、小説やら事件内容の書籍やら 読んで予備知識があったせいか、事件の内容をただなぞっているという 印象を受けました。 それにしても、自分たちの力で世の中を変えようと本気で思っている若者の暴走の 恐ろしさ。 若さゆえに突っ走り、自分たちの手に余っても後戻りすることも出来ず。 怖いですね。実際に話だから尚更。 やはり人間が一番恐ろしい。 【あずき】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-02-28 19:18:57) |
23.《ネタバレ》 劇中劇という手法が非常に効いていますね。連合赤軍事件という、ニュース映像と文字でしか見たことが無い出来事を演じている役者達と共に考えながら見ることが出来て非常に面白かったです。 やはり、思想というのは人それぞれ違うものだから、どんなに同じ理想を求める集団であっても、思想の統一というのは難しいんだと思います。そうなると結局力のあるものの思想が基準となってしまい、そこから離れている者を排除していくようなことになっていくんですよね・・・・・。(実際、理想を求める社会主義国家には独裁政権が生まれやすい。) しかしまあ、裕木奈江の演技が凄みがありましたね。本当に恐ろしささえ感じました。 【TM】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-02-28 18:51:07) |
22.実は赤軍の頃の話って意外と好きなんです。いや別に政治とか考え方とかそんなんはどーでもいーんです。人間の醜い部分ってゆーか、えぐい部分を観るのが好きで。なんてゆーか一種のホラー感覚です。実際にあったからよけ怖く感じてまうってゆうアレです。例の映画「エス」とかと同じような。それとなんで、人間が異常になってまうのか?そん時の人の心理状態ってどんなんやねやろ?ってゆうのにも興味がひかれたりしてまうのです。で、そんなお子様なスリル感覚まるだしでこれを観たので、考え方みたいなものはまったくわかんないんですが、なかなか迫力あってのめりこみました。現代の時代、映画を作るとゆうドキュメンタリーなタッチで見せるとゆう変わった構成もなかなかよかったです。ちなみに同時期の同じ事件を扱った映画「突入せよ!「あさま山荘」事件」は能天気すぎてまったく退屈でした。ところで総括って怖いですね。ポアみたいなもんでしょうか?なんか意味とかどーでもよくて、ただ人を支配したりしばきたいがために使われる言葉「総括」。結局考え方とか関係なしに、人が追い詰められ暴走すると醜くなって怖くなるんでしょーか。ちなみにこれのもっと怖くてエグいバージョンが「鬼畜大宴会」かな。 【なにわ君】さん 7点(2004-12-22 15:37:34) |
21.革命的同志愛をもって総括する。「この映画は反革命であり0点である。」、、、、、途中、これは何かのギャグではないだろうか、或いは連合赤軍は単なるネタで一番の狙いは現代的な何かなのだろうか、とも思いましたが、最後の立松氏のナレーションを考えても、どうやらベタでマジに作られているようです。、、、、、再度声を大きくしていいたい、「救いようのないあほ映画だぁ」、、、、、最も断罪すべきは、この映画が、この時代、この事件を真剣に理解し取り上げようとしていないこと。、、、、、で、どうしてそうなるのかというと、映画の作製者が、今の時代と真剣に取り組もうとしていないからに違いありませんっ。、、、例えば、今の時代はこの時代よりも悪くなったとか最後に裕木奈江に言わせていますが、そう思うのだったら、なぜ戦わないっ。他人行儀の冷笑で格好つけんな。それともこんな映画作ることがあんた達の今の戦いなのか。じゃあ、この映画に、政治的なもの、社会的なものがどれだけあるのか。政治的なことは一切なく、私小説的世界を描いているだけではないか。がるるるる、、、、、、。確固とした価値意識を持っていたとしても、私たちを取り巻く状況は日々、刻々と変化し、敵がいったい何であるのかを見定めるのは大変に難しいことです。この映画を作った人達は、状況の変化の中で敵を見失い、その挙げ句、自分たちの価値意識も喪失してしまっているように思えます。だから、この時代のトロツキスト達が、敵をどのように見失ったのかということを正確に記述することができないのです。それで、結局、真の総括ができず、ノスタルジーに陥没したり、いい加減なアイロニーを垂れ流すだけになっている。、、、、、、どうでもいいことですが、個人的にはインターナショナルよりワルシャワ労働歌の方が好きです。あややの渡良瀬橋も好きだけど。 【王の七つの森】さん 0点(2004-12-15 00:07:56) |
20.山本太郎と裕木奈江が…凄い迫力。 ここまで迫力がある演技はそうは見れんぞ、鬼気迫るとはこの事。 「総括」と言う名のもとに何人殺されたんだか…合掌。 【ふくちゃん】さん 8点(2004-07-05 02:04:01) |
19.私の両親の時代ですから、いろいろな話を聞いています。否定も肯定もできない青春時代、後で考えれば屁理屈でかためた経典を追いかける信者のようなものだけれど、それでもその時は真剣だったと言って欲しい。当時を生きた人ならば、心にひびくセリフがいっぱいあるんだろうなと思いました。 【私目安】さん 5点(2004-02-22 15:26:34) |
18.《ネタバレ》 今から30年ほど前の日本で、本当にこんな事があったのかと正直感じてしまった。自分が生きてきた世界とはまるで違うので。彼らは何故革命がしたかったのだろうか?人が全て平等になれれば、それは確かに素晴らしいのだろうが。実際にその時代に生きていない者が、彼らの生き方を評価するのは無礼なのかもしれないが、いろいろと考えさせられる。突入せよ!と併せて観るのも良いかも知れない。作品のテイストは全く違うけど。 【しゃもん】さん 8点(2004-02-14 01:31:50) |
17.伴明氏の演出が所々ゆるいのはあるけど、原作がいいせいかとっても魅力的。総括しろ!がやや口癖に…裕木奈江はカメレオン女優に転身。しかし!「曖昧 me」の裕木奈江もまたそこにいてグットネス! 【セクシー】さん 10点(2003-11-02 02:34:06) |
16.おお。裕木奈江がすばらしい。こんな素晴らしい女優に育っていたとは。 もう少し老けたら大竹しのぶになれるのでないでしょうか。40歳になった裕木奈江が見てみたい!! まあ、それだけしかなかったんですけど。 |
15.ちょっと、怖いよ。彼女は、ずっと目を閉じてました。呪怨よりこっちの方が俺は怖い。人って怖いね。あの時代に生まれてなくて良かった~ |