22.《ネタバレ》 私の中で『とびっきりの』に唯一対抗できるDB劇場作品。
劇場版では非常に珍しく、時間軸的に矛盾が無いのも違和感無くていいですね。『トランクスVS天津飯』や『悟空の道着を着た悟飯』『ブウ編でベジータが訓練をしていた理由』等見どころもあり。
ただ、戦闘演出がちょっと頂けない、Zの誰かが活躍してるときに別の戦士は気絶してたり、復活したと思ったら今まで戦ってた奴が負けちゃったり。使いまわすには良い手かもしれませんが視聴者からしてみれば『トランクス寝てんじゃね』『ベジータ何やってんだ』とちょっとストレスでした。せっかく敵も一杯いるんですから『3大スーパーサイヤ人』の時みたいな個人個人の魅せ場が欲しかった。
ボージャックも悪くないんですが、クウラやブロリーと比べてしまうと・・・ねぇ。
確かに構成や演出は甘めですが、一番好きな少年悟飯を劇場で観れる唯一の作品(燃え尽きろはちょっと違う)。それだけで高得点!やっぱり格好良い!!
そして終盤、『あまったっれてんじゃねぇぞ!地球はおめぇが守るんだ!!』と言う悟空の叱咤激励。
己が地球の守護者であると言う自覚を得た悟飯が、怒りではなく自分の意思で初めて変身できた瞬間(たぶん)。そしてその時流れるBGMが最高、たった一人で戦わなければならない孤独感の中に、地球最強の戦士(スーパーサイヤ人2)の力強さを感じられる素晴らしい曲が一気にシーンを盛り上げます。
修行さぼっていたのに天下一武道会でキビト相手に変身できた理由付けにもなってるんですよね・・・・わたしの推測ですが。
その後は正に圧巻!!その熱さはもはや語る必要無し!!・・・・語らせてもらうと、いささかあっさり感はあったが、アニメをリアルタイムで見ていた私にとって当時の悟飯は別次元の格好良さだったので、金さんや水戸黄門的圧倒感は個人的にはマッチしていたのでプラス評価とします。
ただラストが凄いからこそ、その後の悟飯のヘタレっぷりが悲しすぎます。