15.《ネタバレ》 耐える事しか出来無い相手を、執拗に虐げる。振り上げた暴力が、間違ったところに落ちていく。それで非は受け入れられ無い。どれだけ他人を痛めつけても、それによって自分の価値が変わる事は無い。低い人間で有るという事実がそこに有るだけだ。 この父親を見ていると、本物のクズとはこう言うものかと、感心しながらみてしまう。彼は豊かなら貧しい人を虐げて、豊かでも貧しくも無ければ毒ばかり吐き、貧しければこの様な事をする。どこかで観た事が有るようなタイプだ。 社会だとか、貧しさだとか、信仰だとか民族であるとか。そんなことが重罪の許可証になるわけが無い。この様に重大な犯罪をやってのける気質を持った人間の後押しをする事はあるが、誰も同情も許す事もしない。 完全にいかれた人間の生き様をみて背中がシャンとなるのだった。良い映画だ。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-02-01 17:31:27) |
14.《ネタバレ》 良い映画であることは間違いないのですが、この邦題はちょっとどうなんでしょうか・・・・。何か、タイトルから思い描いていた内容と全然違っていてちょっと騙された気分です。 ただ、ストーリーとしては、第2次世界大戦前になぜ欧州にファシズムが台頭していったのか、今も残る移民問題は何故起こるのかということを加害者側(実は被害者でもあるのですが・・・)の視点から描いていていろいろと考えさせられました。 「弱い者がさらに弱い者を叩く」という人間社会の負の連鎖は見ていて本当に哀しくなってきます。日本も他人事ではありません・・・・ 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-01-17 19:20:09) |
13.大人の世界の深刻な状況と幼いリアムの無垢な視点(っつっても女の人の裸に興味津々だけどね)のコントラストが印象的。貧しさ故にファシズムにのめり込んで行く父親が切ない。悲惨な結末の後、一心に姉の髪を梳いてあげているリアムの姿を見ていると「がんばれ」って言いたくなります。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-08-31 16:56:50) |
12.《ネタバレ》 お金を返さず逆ギレし・・・子供に裸を見られて逆上し・・・あんな母親の家庭に生まれなくて良かった。 【cheerio】さん 2点(2004-06-22 18:30:36) |
11.《ネタバレ》 私もタイトルからしてもっと明るい映画かと思ってたら全然違った。 でもこの日本語タイトルを付けた人の気持ちも分かる。ほんとリアムにそう言ってあげたくなる。 それとお姉ちゃんがすごくいい子だっただけに、最後の展開は悲しくて涙が止まらなかった。 イギリスの親は何だかいつも無機質で怖いイメージがあるけど、やっぱりこの映画もそうだった。暗いけどイギリスらしい良い映画だと思う。 【ヒョー$】さん 8点(2004-01-26 21:27:29) |
10.リアムって他の映画の子役と比べたらブ○イクだし、演技もそんな上手くないなぁって思ってたんですが、観てるうちに段々愛着が湧いてきて好きになりました。お父さんが政治組織に入る要因やお母さんがパブで歌を歌うシーンなどは少し政治や宗教の背景を勉強してからの方が良い 感じもしますがそんな難しい映画ではないし楽しめると思います。ただ、ラストはあまりにも悲惨過ぎ・・・。 【わーる】さん 8点(2004-01-20 23:55:45) |
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8.暗いよ。暗すぎるよ。リアム君のかわいく・楽しい映画かと思いきや。。。イギリス映画って暗すぎ! 【もらい泣き】さん 3点(2003-09-03 15:50:03) |
7.もう1年くらい前に見たのですがいまだにこれを超える作品はないです。リアムのけなげさ、やさしさ、一生懸命なところ、大好きです。あれからあの家族はどうなってしまうんだろう。リアムがお姉ちゃんの髪を梳くシーンは涙がとまりませんでした。 【いくら】さん 10点(2003-05-24 18:16:52) |
【一言仮面】さん 10点(2003-04-11 06:51:01) |
5.暗い。不条理。タイトルから、かわいい子供のストーリーを想像して、ほのぼのしたくて観たもんだから、がっくし。。。どーん。。ときました。ひどい、どうして、なんて無責任な馬鹿な親!!と義憤にもえて終わった。 【中野】さん 3点(2003-03-30 12:51:24) |
4.予想していたより暗いお話でした。それにしてもリアムがお母さんの裸を見たとき、お母さんえらい剣幕でおこってましたが、なんででしょう。ちっちゃい息子に自分の裸みられてくらいでそんな怒らんでも・・・。文化の違いですかね・・・。この家族は仲がいいのか悪いのかよくわからん。ときどきお父さんがリアムの頭をなでたり笑いかけたりしてる場面にほっとしました。お兄さんはいなくてよかったのでは・・。影薄すぎます。 【ヨシモニー】さん 5点(2003-02-11 22:18:31) |
3.流れとしては、良かったと思います。でも、もっと起伏があるとよかったかな?題名の日本語訳、とても良いと思います。終わり方が以外でした。もっと続きがあるのかなー・・・って・・(苦笑 【もんさん】さん 8点(2003-01-25 16:23:57) |
2.観る前は勝手にケン・ローチかニール・ジョーダンの作品だろうと思っていたので、スティーヴン・フリアーズと知ってちょっと意外(特に最近「危険な関係」や「ハイ・フィデリティ」を観ていたので)。たとえ愛憎以前のモノで結ばれているはずの家族でも、貧しいと心が荒んでしまう。失業して家に居場所がなくなり、家長としての自尊心ばかりが空回りしてしまう父親が、そんな中で家庭を切り盛りしなければならない母親が、悲しくもあり、いとおしくもあり。リアムを見ていると、吃音に苦しんだ子供時代を思い出してしまい、それもまた切ない。 【愚物】さん 6点(2003-01-25 14:40:55) (良:1票) |
1.幼いリアムは、やんちゃで元気なおませさん。リアムはあがり症で、極度に緊張すると最初の言葉がなかなか出てこない。リアムは両親とお兄ちゃんとお姉ちゃんと仲良く幸せに暮らしている。しかし、この一家の長である父親が突然失業してからというもの、生活が一変してしまい、家庭内がぎすぎすとしてくる。いかにも英国人らしくプライドの高さを棄て切れない父親は、それゆえ仕事に有り付けないでいる。なにかとヒステリックな母親は、仲が良かった筈のご近所との諍いが絶えない。(このあたりの描写はいかにもお国柄を上手く反映している。)そんな中でもリアムは彼なりに家族を想い懸命になる。とくに大好きなお姉ちゃんの髪を梳いてやる仕草など、健気で意地らしくなってくる。子供が主役の映画は、如何にそれらしい子供を発見(又は発掘)するかが最大のポイントで、そういう意味でもこの作品は大いなる成果をあげたようだ。 【ドラえもん】さん 7点(2002-07-08 00:24:10) |