ザ・ブルード/怒りのメタファーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ザ・ブルード/怒りのメタファー

[ザブルードイカリノメタファー]
(ザ・ブルード)
The Brood
ビデオタイトル : ザ・ブルード(ビデオ・新/LD)
1979年カナダ上映時間:91分
平均点:6.69 / 10(Review 16人) (点数分布表示)
ホラー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-01-14)【マーク・ハント】さん
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監督デヴィッド・クローネンバーグ
キャストオリヴァー・リード(男優)
アート・ヒンドル(男優)
スーザン・ホーガン(女優)
サマンサ・エッガー(女優)
脚本デヴィッド・クローネンバーグ
撮影マーク・アーウィン〔撮影〕
製作クロード・エロー
ピエール・デヴィッド〔製作・1944年生〕
あらすじ
 フランク・カーヴィス(アート・ヒンデル)は、ある日娘の体に虐待の跡のようなものがあることに気付く。現在精神病院に入院している妻ノーラ(サマンサ・エッガー)に娘が面会に行ったときに、娘はノーラから虐待を受けているのかもしれない。そう思ったフランクは精神科医のラグラン博士に会いに行くが、ラグラン博士はノーラと会うことを拒否する。なぜなら、ラグラン博士は恐るべき研究を進めていたから・・・
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【クチコミ・感想】

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1
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16.《ネタバレ》 正直にいうと、全体の80分くらいは退屈でした。でもラスト10分は見応えありましたね〜。
怒りの具現化?という後にも先にも聞いたことのないような設定。
でもそれによって、母ちゃんを刺激するとやばいことになるぞという恐怖感の演出につながっております。
そして母ちゃん役の人の眼力。あの恐ろしげな眼が印象的で、良い役者さんをチョイスするなぁと思いました。
あとは、本作に出てるキッズたちがトラウマにならないかと心配しちゃいました。
あろえりーなさん [インターネット(字幕)] 6点(2024-09-02 12:21:26)
15.「何のこっちゃ」な邦題ですが、映画を見ればこれが意外に「どストライク」な邦題であったことに気づきます。
映画の内容の方も、あくまでホラーでありファンタジーなので、こういう事が実際に起こり得るかどうかは問わないことにし、細かい部分まで納得のいく説明がなされているかも問わないことにすると―――そういう事を問うのは元々、野暮というものだけど―――「何のこっちゃ」な展開かと思いきや、最後まで見ると、邦題のコンセプトに沿ってそれなりにまとまった内容であり設定であったことがわかります。
にも拘らずこの作品には、気持ち悪さ、落ち着かさなさ、といったものが横溢しています。何とも言えぬ、割り切れなさ。
前触れなく、突然、映画に登場する襲撃者。映画の中でその正体は明かされるものの、この最初に登場した時の「いる訳のないものがいた」「見てはいけないものを見てしまった」という感覚、これがずっと尾を引いて、最後まで何とも言えぬヤな感じが続きます。確かに、「怒り」の象徴としてこの異形のものたちは存在するのだけど、そういう可視化された「怒り」の裏には、可視化しきれない人間関係のドロドロしたものが渦巻いている。もっとも近接した人間関係である家族、その家族の中にすらドロドロが渦巻いている、という落ち着かなさ。わかっちゃあいるんだけど、それをこうやって映画で突きつけられると・・・。
音楽はハワード・ショア。まだキャリア初期の仕事だと思いますが、これまたなかなかに落ち着かない音楽を響かせて、ヤな感じをしっかり増幅してくれます。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-09-02 13:17:54)
14.《ネタバレ》 前半から中盤にかけてはわりとかったるいなーという感じなのですが、ブルードの正体が判明して以降の展開は結構悪趣味で、そういった意味で盛り上がってきて面白かったです。
クリムゾン・キングさん [インターネット(字幕)] 7点(2022-06-29 01:58:34)
13.《ネタバレ》 結論、最後まで観たらワリと面白かった…とも感じられたのですが、大いに盛り上り始めるのは殆ど最終盤に近い頃からで、中盤の1時間過ぎくらいまでは率直にやや淡泊な感じだな…とも思われて居たのですね。70年代と言えば「子供ホラー」てのは正に全盛期とも言える時期でしょーが、積極的に攻撃してくる「物理的」に怖い子供(ないし子供っぽいモノ)という意味では後発の『チャイルド・プレイ』なんかにも(最初、ブルードが単独で出没してる辺りは)似てる気もしましたかね。ただし、年代的な技術力の見劣りもあってかそのブルードの襲撃シーン(の子役のアクション)てのがちょっとキレ・パワー不足かとも感じられたのですよ(=だからショックシーンの迫力に頼っての序盤・中盤の場繋ぎってのが巧くいってない…てなコトかなと)。でも前述どおり、特にSFホラーチックなお話のコア部分は全体としても好く出来ていたと思いますし、重ねてラストまで観たトコロでは「お~、面白かったな…」と観終わるコトが出来ました。良作・佳作と言って好いのではないでしょーか。

もう一点褒めておきたいのは今作のラスボス・ノーラ(母親)役のサマンサ・エッガーさんですね。初めてお見掛けした方でしたが、中々どーしてその怖さ・恐ろしさとゆーのはまま優れた表現になっていたと思えてまして(特に狂気を垣間見せる眼が怖い)ラスボスたる資格はモ~十分だったかと思います(また、フツーに結構美人でもありますし)。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 6点(2022-04-23 18:07:41)
12.《ネタバレ》 本サスペンスの見どころは、コトの真相が明かされるまでの過程にありました。一体何が起きているの?殺人鬼は何者なの?様々な可能性に思いを巡らせます。いよいよ種明かしされた後は早仕舞い。それはもうアッサリしたもの。そういう意味では如何に真実をカモフラージュするかが重要でした。然るにこのタイトルはどうでしょう。完全にネタバレじゃないですか。ブルード=一腹の子。もっとも横文字が苦手な私は全く気づかす何の問題もありませんでしたが。もし邦題が『怪奇!黒雪母と7人の小人』だったなら、ボンクラな私でも流石に気付いたでしょうけども。見終えてみれば、雰囲気はあるけど、いまいち捉えどころのない映画。オープニングの音楽は如何にもサスペンスな趣で良かったです。
目隠シストさん [インターネット(字幕)] 6点(2022-04-16 13:50:17)
11.サブタイトルでネタバレとるっちゅーねん。
センブリーヌさん [インターネット(字幕)] 6点(2019-06-14 15:34:19)
10.《ネタバレ》 誰一人まともな人がいないような感覚で映画を見進めると、
その思いが間違いだったのか?と自問する時間が訪れる。

精神科医というのがまず特異であるし、
娘と二人暮らしで心に疲れを持ち病む父親もまた辛そうで凡庸でない。

なんとなく奥さんは精神科医にマインドコントロールされているのでは、、、
が見事にひっくり返される様は見事な展開。

後味は決してよくないが、見なければよかったとも思わない、そんな映画。
元祖さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-01-01 23:07:04)
9. 地味なホラーです。
 怖さも緊張感もそれなりにあります。
 でも地味なホラーです。
 ストーリー、しっかりしています。
 でも地味なんですよねー。
 この雰囲気が好きな人は楽しめるでしょうけど、物足りなさを感じる人もいると思います。正直何度か中だるみしてしまいました。
 最後までラグラン博士の目的が何なのかよくわからんかったー。
 父や母やラグランとは違い、完全に巻き込まれ型の親切な先生は可哀相でした。
 最後の1ショット。
 キャンディスの手のこぶのアップは、これからキャンディスも母と同じ運命を辿ることを暗示しているのでしょうか。・・・うーん、謎だ。
たきたてさん [DVD(字幕)] 5点(2012-03-17 09:23:55)
8.この「怒りのメタファー」ってサブタイトルがすごく印象的。超B級だけど、クローネンバーグらしさはしっかり効いていて面白いです。
HAMEOさん [ビデオ(字幕)] 5点(2010-02-09 18:31:51)
7.クローネンバーグ特有の粘着質の気色悪さは健在だが、活劇としては面白くはなかった。主な舞台が普通の民家と小屋であるため世界観に広がりがなく、脚本にも起伏がないので盛り上がらない。低予算のためかクリーチャーも地味で、わざと顔を映さなかったり暗闇で撮影したりして誤魔化しているのが見え見え。存在感のある人物造型や知性を窺わせる台詞には感心させられる部分もあっただけに、もったいないと感じた。この頃もっとお金が使えれば、傑作になっていたのかも。
no oneさん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-03-21 21:54:51)
6.B級感剥き出しの映画にも関わらず、この高尚感はクローネンバーグが成せる業なのか
…。怒りのメタファーを産み出すママンのジュディ・オングの魅せられてポーズは圧巻。
カイル・枕クランさん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-16 03:08:43)(笑:1票)
5.それまでのホラーは、殺人鬼が一撃必殺だったのに、小さいのがワラワラ来てガシガシ殴り殺す・・・。想像できる痛さってのは怖い。
マックロウさん 7点(2004-06-09 15:41:39)
4.クローネンバーグは気になる監督でありながら、「ザ・フライ」しか見たことがなかった。「ザ・フライ」は社会風刺の入ったSFホラー作品であったように思うが、こちらもいま見ても色あせない社会風刺の効いた作品。どちらかといえば、今の日本の家族論にかなりはまっているように思える。主人公の妻は、幼少期に母親から虐待を受け、それが元で精神科の医師に隔離治療を受けている。そして、彼女の怒りのメタファーが次々と惨劇を起こしてゆく・・・。クローネンバーグのシャープなホラーにいまさらながら脱帽であった。
如月CUBEさん 8点(2004-03-03 12:37:13)
3.やっぱクローネンバーグはいいねえ。あやしいおどろおどろしさと、鮮血スプラッタが見事に怖さのツボを押さえています。子供が人を襲う設定も、身近な存在なだけに怖さ倍増。しかしキャンディス演じる子役は凄いね。あんなに小っちゃいのにしっかり演技してるんだから。でも、こんな怖い映画に出ちゃったらトラウマにならないか心配です。
tantanさん 8点(2004-02-12 00:01:02)
2.《ネタバレ》 息苦しいほどの閉塞感が全編を通して画面を覆う。女性が観たら生理的に受け付けず、激怒すること必至の内容。しかし、本作は女性の心理がわからぬ男の愚かさを無意識に描き続けるクローネンバーグ作品であり、逆に言えば、それだけ女性が男性などが理解できないほどの存在であることを示している。ちなみに、本作は妻とのどろ沼の離婚劇で精神が摩耗した状態での作品である。
恭人さん 8点(2003-11-28 09:39:37)
1.《ネタバレ》 妖怪?or怪物?たちが眠りこけている部屋から、誘拐された幼い娘を取り返す父親(だったけ?)オリバー・リードの必死な表情が感動的な、クローンネンバーグの泣けるスリラー?orホラー?映画。
なるせたろうさん 9点(2003-10-15 19:08:12)
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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 6.69点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5318.75%
6531.25%
7318.75%
8425.00%
916.25%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 5.50点 Review2人
5 感泣評価 4.00点 Review1人
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