22.ジェーン・バーキンのDNAを受け継いだシャルロット・ゲンズブールの目を惹くスタイルの良さ、耳に心地よい音楽は印象にのこるものの、なまいきでも何でもない少女のあれやこれやが描かれた内容は直ぐに忘れてしまうであろう作品。 |
21.80年代のティーンの女の子の鬱屈と混乱と輝きをこれ以上無いくらい鮮やかにスクリーンに焼き付けた、シャルロット・ゲンズブールの出世作ですね。 ああ、13歳女子の不機嫌、不安定なことったら。「暴走するフェラーリ」脳なんだそうだ思春期というのは。彼女の振れ幅はかなり大きい方とは思うんだけど、気持ちはよく分かります。かつて通ってきた道ですから。 もちろんシャルロットだから、この低気圧の塊みたいな年頃が「瑞々しい」と称される作品となったのです。すらっと長い手足、小さい頭、キレイな肌と仏頂面でも可愛い顔。髪はいつもボサボサ気味で、”令嬢”クララのきちんと感と比べると明らかに”一般の”子なんだけど(空腹でプールサイドで倒れちゃったり)、まあその痛さも含めて魅力的なんでありますね。 ご本人はもうベテラン女優になりましたが、13歳をくっきりと保存したこの作品は永遠に、後世の女子らの共感を得て褪せる事は無いでありましょう。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-09 09:40:51) |
20.歳のせいか、シャルロットの言動に一喜一憂することもなく「あの年代の女の子は、みんなあんな感じだよねー、うんうん。」みたいな、ちょっと冷めた、俯瞰的な立ち位置でしか見れませんでした。感情移入し過ぎて、「あー、だからこういう年頃の女ってイヤなんだよ、ケッ!」と思えた方が、この映画を楽しめたのかもしれません。 映画の出来は悪くないのでしょうが、もともとフランス映画とは相性がイマイチのせいか、自分のツボにうまくハマらず、可もなく不可もなく・・・という印象で終わりました。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-03 09:33:27) |
19.まず主題歌がいい。何度も演奏されるから自然に覚えてしまうけど、とてもリズミカルでうきうきする曲だ。(イタリアのポップ・グループ、リッキーとポーヴェリが歌う「Sara Perche Ti Amo」)一見こなまいきにも見える夢見る快活?な13歳の女の子シャルロットだが、彼女くらいの年齢なら誰しも大なり小なりあるもの。むしろ自然な姿が描かれ好演である。主演のゲンズブールはDVD特典のインタビューを見るとシャイでその違いにびっくり。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-17 22:22:08) |
18.《ネタバレ》 リアリズムのあるフランス映画の雰囲気が好きなんですが、これはちょっと好きになれませんでした。なまいきというより、屈折していますね。他の登場人物もシャルロットに負けず劣らず、わがままで自分のことしか考えていない人が多く、言葉遣いも好きになれないです。ゆいいつクロチルド・ボードン演じるクララ・ボーマン(ピアノ弾きの少女)とそのマネージャーのサムは好きなキャラクターでしたが、結局シャルロットとの約束なんて覚えていなかったのかと思うと、腹立たしいですね。いや、もちろんあのラストでは真相はわからないわけですが・・・ 映画中によくかかる歌だけは好きです。良い歌です。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-12-18 11:20:05) |
17.タイトルからして、小難しい年頃の女の子の心のブレを描くおしゃれな?フランス映画を期待して鑑賞。確かにその路線でしたが、シャルロットのいつも情けないような顔がダメでした。チビの女の子とか椅子の修理屋?とかも少し気持ち悪い。お父ちゃんあたりは深みと軽みの良い味出してたのにね。 【ねこひばち】さん [DVD(字幕)] 1点(2011-10-29 06:53:16) (良:1票) |
16.子供なのに体が先に大人へと向かう年頃の女の子の話。もちろんその年頃の女の子に備わるエロチックさを狙っているはず。監督は『死への逃避行』でイザベル・アジャーニに妖艶なコスプレをさせたクロード・ミレールだ。案の定、べつになくてもいいスクール水着のシャルロットから映画は始まる。しかしシャルロット・ゲンズブール。お色気プンプンとは対極のどこか中性的な魅力を発散させていたジェーン・バーキンの娘だ。そのモデル体形と共に間違いなく引き継いだその中性的魅力は、大人と子供の、女と女の子の中間に在る特別な魅力となって我々を魅了する。無性に腹が立ったり過剰に怒ってみせたり自分本位が露骨になったり、こういった「若気の至り」ってやつには男女問わず郷愁を含んだ共感を得ることができるんじゃないだろうか。この映画のシャルロットは笑顔も泣き顔もとにかくキラッキラッしてる。13歳という設定が持つ色々が凝縮されている。その時のシャルロット・ゲンズブールというこれ以上ないタイミングと素材によってそれは成されたのだから奇跡という言葉を使ってもいいかもしれない。 【R&A】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-04 15:46:58) (良:1票) |
15.大人になった彼女を見てからこの映画に出会いましたが、いじらしくていいですね。だれにだってコンプレックスはあるもんだ。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-01-29 06:35:08) |
14.《ネタバレ》 シャルロット・ゲンズブールが大ブレイクするきっかけになった映画ですよね。思春期。この年頃って自分に無いものを持っている人にモーレツに憧れたり、ちょっと背伸びしたくなったりするんですよね。そんな、もう子供じゃないけど大人になる一歩手前の女の子を演じるシャルロットが本当に可愛らしく、愛すべき良質の青春映画だと思います。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-22 23:44:41) |
13.好きですこれ、可愛くてすがすがしい。雰囲気最高! 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-01-13 22:41:40) |
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12.昔、シャルロットと同じ13歳の夏にこの映画をTVで観た。モーレツに彼女に憧れた、ちょうどこの映画の中のシャルロットがクララに憧れたように。当時思春期の私は背は伸びず、太り出し、視力は落ち(→メガネ)、運動オンチで、気の合う友達は出来ず、つまらなくてしかたない日々。そんな冴えない私はシャルロットのかわいさ、手脚の長さ、スリムな体がどれだけ羨ましかったことか。ほんとうにこの映画は瑞々しさに満ち溢れている。シャルロットはもちろん、海、プール、ジーンズの青、木々や芝生の緑、ドレスやジャムの赤が夏の太陽に照らされて、鮮やかで切ない。思春期の初々しさが画面いっぱいに伝わってくる秀作。ああ、又観たくなってきた。 【ミカエル】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-01-26 21:13:33) |
11.シャルロットにそれほど性的魅力は感じませんでしたが……。うまく言えませんが、あまりけなしたくないタイプの映画でした。 【K】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-05-06 14:18:13) |
10.なまいきちゃう。全然いいよ。全然許すよシャルロット。 【3737】さん 9点(2005-03-05 01:49:29) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 さすが皆さん、シャルロット・ゲンズブールのことを書かれていますが僕は映画の方も面白かったですよ。爽やかサマームービーですね。「スタンド・バイ・ミー」同様、こういうノスタルジック感あふれる映画は大好きです。オープニングとエンディング、そして中盤に挿入される音楽は聴いていて元気が出てきます!広い世界を旅するのも魅力的だけど、好きな人と一箇所に留まっているのもまた一つの生き方なんじゃないかなと思います。 【かんたーた】さん 7点(2004-12-03 17:40:07) |
8.可愛過ぎるよ、シャルロット。でも手足の長さは可愛くない。全然可愛くない。いやもう、長過ぎるだろ、その手足!知ってはいたけれど、びっくりです。ともあれとても可愛い映画です。好きだなあ、この雰囲気。そしてなまいきじゃないよ、シャルロット。女の子はみんなそんなもんさ。そんなもんなのさ。 【ひのと】さん 8点(2004-08-14 14:04:24) (良:1票)(笑:1票) |
7.シャルロット・ゲンズブールの作品、始めて拝見致しました。話の中でのシャルロットは、口調の厳しさとは裏腹に幼い女の子らしい弱さが顔や行動から出ていた。外見の大人っぽさ、美しさだけでなく演技もとても良かった。ストーリー6点、彼女に2点でいかかでしょう? 【ボビー】さん 8点(2004-08-03 22:18:02) |
6.この映画をテレビで観て、勢い込んでシャルロット・ゲンズブールにファンレターを書いたのは確か中学1年生のとき。待てど暮らせど返事は返ってきませんでした。日本語で書いちゃダメだよなぁ 【永遠】さん 8点(2004-04-04 08:50:02) (笑:4票) |
5.シャルロットは確かにブータレているけど、これがなかなかいい味を出してるのだ。少女から大人へ。まだ13歳の彼女の瑞々しい魅力がとっても伝わってきて、切なくも爽やかな印象を残します。個人的には、さらにオトナになったシャルロットが堕ちるところまで堕ちてしまう「小さな泥棒」も好きですが。こっちはさらに痛々しい。 |
4.高校生当時に見ましたんでシャルロットに釘付けでストーリーなんて覚えてるわけありません。フレンチロリータは初体験でした。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2003-09-13 16:31:41) |
3.誰も指摘しないけど、この映画って、アメリカの女性作家カーソン・マッカラーズ『結婚式のメンバー』を翻案したものです。だからどうした、と言われても困るんですけど…。シャルロットのブータレた顔が何故か愛おしく思えてくるのは、作り手が彼女の演じるキャラクターに愛情を注いでいるからでしょう。なかなかの佳作ですね。 【やましんの巻】さん 8点(2003-07-25 12:50:51) |