37.《ネタバレ》 ホラーあるある的な登場人物。ダメなんです、こういう人たち。まるで感情移入出来ず。そもそもどうみても長期旅行を楽しめるような仲良し5人組には見えないし。 それぞれのカットごとに観ていけば、ビジュアル的には丁寧に作られているように見えるし、物語の流れ的にも既視感はあるものの破綻しているどころかキチンとしているようにも思えるし、お約束的サービスカットも一度ならず登場するし…けれどもどうにもチグハグ感を感じてしまって楽しめない。 多分、チグハグと言うよりツギハギ感を感じてしまうからだと思います。ここはこう撮ろう、そこはこう演出しよう、みたいに部分部分でアイディアを絞り出して頑張った結果、どこがどうよろしくないということよりも全体的には上手く纏まらなかったかのように思えてしまいました。 シリーズ化されているようですが、正直なところ類似のシチュエーションの他作を観るのが先かな?と思ってしまいました。 ちなみに、原題は「閉所性発熱」とか訳すようでコロナ禍でも症例があったようですが、往路では四駆で渡河したりしてやっと行き着く山奥の一軒家のように描いていながら、何なら近隣の民家も徒歩圏みたいだし、そんな環境に5人(訪問者を含めればそれ以上)も居て発症するもんだろうか?などとタイトルにも疑問を感じてしまいました。一人ひとりの感情の変化とそれに伴う行動がテーマ故のタイトルなのでしょうけれど。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 4点(2023-08-02 15:04:51) |
36.《ネタバレ》 で、あの伝染病はいったいどっから来たの? そして町ぐるみの隠蔽工作の割に、なぜ奴を一緒に燃やさずに川に捨てる? なんてことはあまり気にせずに、若きイーライ・ロスの荒削りな監督ぶりを楽しむ映画。 荒削り過ぎて、初恋?のカレンを無駄に撲殺しちゃったりと、ラストはやりたい放題。 イーライは、この当時から人間の狂気を描くの上手いなと思わされる一本。 |
35.あのイーライロスの監督デビュー作なわけですが、なるほどこりゃ評価がばらつくわけですね。 全体的にゆるいなんとも不思議な空気感で決して怖いわけではなく、なんとも評価の難しい映画です。 あんな状況でなお他の家の女性を覗いたりとか行動に危機感も必然性もまったくない。 そしてみんな大好き唐突なパンケーキアタック。 あの子なんなん… つかアメリカの小屋って、そこらの汚い池から水をそのままひいて水道にしてるの? そんなの飲んだらそりゃ具合悪くなる事もあるでしょうね…としか。 海外に行ったら生水絶対飲まないように!とはよく言われるわけですが、この映画を観るとその説得 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-08-24 21:54:59) |
34.《ネタバレ》 大変良い。 身の程をわきまえた地味なストーリー。 小規模なフィールド。 こじんまりとしたパーティー。 ゾンビも殺人鬼もモンスターも出てきません。それでいてちゃんと怖い。 疑心暗鬼になる人々。 いざとなったら自分以外の人間を、見限り、見捨て、必要であれば殺しも厭わない。 そんな人間の性(サガ)を、こんなB級作品でもしっかり堪能できます。 サバイバル感もあり、パニックムービーとして大変面白いです。 ホラー映画ならではのスプラッタ描写も、適度なバランスで良いと思います。悪趣味になる一歩手前ですね。 パンデミックを予感させる終わりかたも、お約束ですが大変良いです。 パニックホラーのエンディングはこうでなくては。 古き良き昭和の香り漂う、エンタメホラームービー。なかなかの良作だと思いマス。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-03-28 06:58:36) (良:1票) |
【Junker】さん [DVD(字幕)] 3点(2014-06-21 16:57:24) |
32.《ネタバレ》 確かに、ちょっと変な映画ですよね。この映画の登場人物は、どいつここいつも行動が少しずれてる。いってみれば、「ナンセンス」なんですよね。だけど、このナンセンスさが逆に言えばこの作品の魅力であり、コアなファンがいる要因なんだろうと思います。ホラー映画として見ると正直全然怖くなく、むしろコメディ?て思うようなシーンが多いです。「この子、なんでいきなり噛みついたの!?」「この警官、全然仕事する気ないやん!」「お姉ちゃん、今そこで毛の処理してる場合じゃないやろ」てな風に。そういうナンセンスさにツッコミを入れながらも、この独特の雰囲気を楽しめればコアなファンの仲間入りとなるでしょう(笑)。ちなみに、感染した人たちの特殊メイクは痛々しい感じが出てて、なかなかの出来映えでした。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-07-30 12:09:25) |
31.《ネタバレ》 ゾンビや殺人鬼の代わりに病気が襲ってくる山小屋若者感染パニック映画。病気だけじゃ地味だと思ったのか、いかれた住人や狂犬などがひっかき回すのが御愛嬌。一見、楽しそうなタイトルなのに悲惨さ全開だった。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-13 14:04:23) |
30.《ネタバレ》 変な映画。けどヒマだったら見ても良いレベル。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-05-07 09:41:41) |
29.《ネタバレ》 未知の細菌が頭の緩いティーンエイジャー達に襲いまくるんですが、これがまた個性的な出演者ばかりで面白いなぁ。確かにキャビンでフィーバーしまくってる映画でグロさもなかなか、一貫性のないストーリーでかなりめちゃくちゃにやってる感がありますがこれもまた先が読めない展開が個人的には意外と好き。リスをライフルで撃ち殺すネタは笑い以外何にもないですがこんなにも飛ばしまくる面白さはたまんない。血を色んな人に吐きまくるシーンはアンソニー・ウォンのあの映画を思い出してしまったのは自分だけかなぁ~(笑) |
28.《ネタバレ》 タイトル「キャビン・フィーバー」ってのは、キャビンで大熱狂!って事?それともキャビンで伝染病が発生!って事なんでしょうか。まぁどっちでもいいですけど。 タイトルからして、ふざけてますよね。途中まで真面目に観てましたが、パンケーキ少年が回し蹴り攻撃をしてきたり、主人公がプロの殺し屋に変貌したあたりから、「ヲイヲイ」という気持ちになりました。 わざわざ死体をひっくり返して池に落ちたり、泣きながら無駄毛処理をして症状を悪化させたり、主役達の意味不明な行動はパンケーキ少年とどっこいです。 それにしても、田舎の人間は都会の人間が嫌いね。主役達が来た都会ってそんな大都会でもなさそうなのに、それでも「街から来た」ってだけで、「災難を持ち込みやがって」みたいな憎悪を持つのはナゼなんでしょう。過去に一人町から来た悪人がいただけで、それ以後「街のヤツは全員悪い」という考えになってしまう感じ。ヲッカナイですねぇ。 保安官のコスプレしているような若い保安官や、映画にまんま出てくるような排他的・独善的な警察官は、ギャグのよう。 ラストで雑貨屋に村の人々が集まって祭りっぽい雰囲気になりますが、あの人たちは一体ドコから出現したの?湖の向い側の家以外、どこにも民家なんてなかったのに。 主役が岸辺に捨てられてましたが、キャビンの他の死体と一緒に始末しないのは、ナゼ?発生源を特定しないのはナゼ?もしや「都会モンが持ち込んだ」ですませちゃった? 雑貨屋は感染広げるために祭りを開いたワケ?なぜこのタイミングで祭り? ‥様々な謎が残ります。まあ別に解けなくてもいいですけど。 最後に、汚染水で作ったレモネードを警察官や町の人間達が飲み、「コイツらも感染したか」と観客側の溜飲を下げたところで、汚染された水をミネラルウォーターとして出荷するトラックが発車、というのは、すごく上手かったと思います。「いつも買ってるミネラルウォーターって、ナニ入ってるかわかんないじゃん!」と、観客側をちょっとゾッとさせたのは間違いないでしょう。 ともあれ、観ている間、多少引くことはあっても退屈する事はありませんでした。「ホステル」がよかったから観てみたのですが、あっちこっち「ヲイヲイ」な箇所があるとはいえ、やはり才能の片鱗は感じられた映画でした。 怖くないし、2度は観ないけど、期待しないで観るならヨシ、です。 【りりらっち】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-10-30 00:19:36) (良:1票) |
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【Balrog】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-05-04 16:22:58) (笑:1票) |
26.80年代B級テイスト+U-TURNの不条理さと言った感じのしょーもない映画。入りから終わりまで本当にしょーもない。一点ほめるとしたらそこです。入りから終わりまでしょーもなさを貫いた点。 【らいぜん】さん [DVD(字幕)] 1点(2009-06-07 14:48:07) |
25.《ネタバレ》 意外に映像が新しくて、想像より怖くなかったです。というかウイルスパニックものだとは思わなかった。(てっきり冒頭の猟師がオカシイ人がこれから起こる事件の犯人で、自分で殺した犬に話し掛けてるのかと…)なんだかよく解らない部分も多かったですが、おおむね面白かったです。しっかし警察の行動がありえませんね、レッカー来られないなら誰か連絡に来るだろ!生存者かもしれない相手を警告も無しに蜂の巣にするなよ!いくらウイルス持ちだからって発見即射殺はないだろ!あげく病院から連れ出して殺すとかないだろ!そして普通あの状況になったら厳戒態勢敷くだろ!! …もしかしてわざとなんですか? とりあえずパンケーキ! 【えむぁっ。】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-12-15 12:46:09) |
24.《ネタバレ》 有名監督が絶賛する価値があるのかな? 「イーサンはホラー映画の未来だ」だそうだけど、目新しいものはなくむしろ「過去」を観ているような気がする。理解不足のためか、面白さがよくわからなかった。後半の展開はまったく予想がつかないが、むちゃくちゃ過ぎて怖くない。 別に陸の孤島というわけでもないのに、都合のいい偶然の連続で逃げられない。どれだけ不運なのか。それに、あの店の連中は一体なんなの? 平気で死体を焼く警察といい、この地方の連中みんなおかしいよ。あの伝染病は風土病かなにかで、彼らはもう慣れてるんだろうか? 主役の突然の冷徹さも意味不明。残るは疑問ばかり。 そしてこの残酷さと牧歌的な雰囲気を併せる結末、古典ホラー『2000人の狂人』からそのまんま引用している。観た人の3%ぐらいにしか伝わらない上に、笑いにもならないパロディはパクリも同然。そもそも元ネタの方が断然怖かったし、なにがしたかったんだ? ホラーにはそれなりに詳しいつもりだが、こういうマニアの内輪受けを狙った狡すからいネタは好きじゃない。 【no one】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-27 19:06:44) |
23.《ネタバレ》 あらすじだけ見るとよくあるB級学園ホラーなんだけど、で、実際そんなアホっぽいノリで始まるんだけど、謎の伝染病が発生してからのノリが凄くいい。仲間内の騙し合いとかありふれた展開が繰り広げられるのかと思ったら、あるにはあるんだけど意外とそこには力が入ってない。変な心情描写とか無くって、かといって今どきのホラーにありがちなむやみに観客を驚かせたり予想できない急転直下な展開にしてみせたりといったこともしない。古風なまでに王道。なんだけど全然飽きさせないのは、往年のホラー映画のいろんなところを頂戴しまくっているというのもそうなんだろうけど、それ以上に細やかな点でのヘンテコリンな配慮が抜群に面白い味付けになっているところにあると思う。最初の感染者のもういやがらせとしか思えないように血を吐きまくるとか、汚された車の掃除とか、セックスの後に男の大事なところに殺菌クリームかなんかを塗ってたりとか、みなさんのおっしゃるパンケーキ少年もそう。これで怖かったら言うことないんですけど・・。あと、エンディングが凄かった。ゾーッとするようなことが展開されてるんだけど、めちゃくちゃのどかに見せちゃってる。ハッピーエンドのノリで。ということで限りなく7点に近い6点。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-12 14:16:26) (良:1票) |
22.《ネタバレ》 たまたまこのレビューを読んでですねぇ、「パンケーキ少年!?よっしゃ、絶対に観たる!」、と。 「キャビンフェーバー」ってタイトルもなんだか良いですね、「トビーフーパー」みたいで、、。 B級ホラーはあまり観ないのですが、これはなかなか。 怖いとかよりも、生理的に不快な感じがしました。 病気が感染する系の映画は好きです(生理的に不快な感じが)。 いや~怖い部分もありましたよ。 小屋で倒れているガールフレンドを足でひっくり返す場面、あの醜い表情で生きているのですから、その心理といったら、とても怖かったです。 適度に意味の分かんない感じも良し。 始めはまだ狂気が足らんなと思ったのです。 しかし、豚が吊るされている屠畜所の場面はちょっと普通じゃなかった! 警官もちょっとブッ飛んでいて良かった。 そして、皆様の仰られた「パンケーキ少年」!少年の「パンケーキ!パンケーキ!」、そしてあの動きには鬼気迫るものを感じました。狂気です!ちょっとヤバいです。 ハシゴが腐っていて落ちちゃうのも、ホラー中級者の僕としてはとても上手かったんじゃないかと、、、 「そこで待ってろ、、、今○○を呼んでくるから」みたいな台詞が沢山あって、それがこの作品ではとても信用できなくて、、、それがなんか気になった。 ちょっと普通じゃない作品かな? 面白くは無いが、(、、、!?)ちょっと魅力を感じる。 もしかしたらもしかすると、オークションで安くでてたらDVD買っちゃうかも、、、 「パンケーキ少年」を買うんです。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-07-05 01:47:16) |
21.《ネタバレ》 まずホラーとしては観れない。怖くないです。せっかく閉ざされた地域で未知の病原体に感染していく恐怖、という興味あるお膳立てをしているのに、なんだか怖くない。ただ血が流れているだけ。気持ち悪さもあまりないし。演出なのか編集なのかダラダラ感があって緊張感が持続しないのです。犬がちょっと怖いくらい。登場人物たちも好奇心強すぎの馬鹿ばかりなのが気になる。普通、確実に死んでる死体をわざわざひっくり返さないし、助かったのに感染元の山小屋に戻らないよ。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 5点(2008-04-13 02:02:35) |
20.70~80年代のホラー映画へのオマージュに満ちた愛すべき作品。デビッド・リンチ的な不条理感と意味不明のギャグが何とも言えない(不真面目な警官がいいキャラしてます)。ちなみに、イーライ・ロスのインタビューによれば、パンケーキ少年は南部の田舎で発掘した「本物」だそう。そっちの事実の方が映画より怖い。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-24 09:32:10) |
19.《ネタバレ》 閉ざされた空間で、謎の病に冒され疑心暗鬼に陥っていく過程だけで進めれば、それなりに観られたかもしれないが、マリファナ男、パンケーキなガキ、パーティーは楽しいぜとわけのわからん事を言う保安官・・・これら皆いらない。 商業作品を撮る以上、もう少し見る側の事を考えて製作してほしい。これは作り手のマスターベーション的映画。D・リンチの弟子だから難解なのは仕方のないこと・・・ いやいやそれだけで片付けてほしくないなぁ。 第一D・リンチ作品は難解ではあるけれど、後に残るものがあり、自分なりに考え答えを出し、そうだったのかと納得してしまう作品が多い。しかしこちらは嫌悪感だけしか残らない。スプラッターな描写は頑張っているのでこの点数です。 【キャラハン】さん [DVD(字幕)] 1点(2008-01-08 18:17:48) |
18.《ネタバレ》 奇天烈な展開は、「ナンセンス」の一言で片付けても問題無さそう。でも「意味がある」と考えたほうが面白い。以下自分なりの解釈です。本作を読み解くカギは、エンドロール後のワンカット。雑貨屋の爺さんが言う「やれやれ」という台詞。今回の騒ぎは初めてのことじゃない?そこへ考えが及ぶと、後は芋づる式に事件の真相へ辿り着けました。ズバリ“謎の伝染病の発端(オリジナル保菌者)は雑貨屋の少年”。これで不条理な展開全てが解決します。誰彼構わず噛み付く少年。なら、犬に噛み付いてもオカシクない。(現に雑貨屋の裏にいた犬の口元は赤かった。)父親は少年のことを「破傷風」と言っていましたが、それは違う。でも的外れでもない。破傷風はヒトにも動物にも感染します。謎の伝染病と類似している。最初に死んでいた犬は、少年から感染した。それが惨事の始まりです。しかも今回が初めてじゃない。雑貨屋に助けを求めにきた青年に対して父親が言っていた意味不明のもごもごした言葉も、かつてこの家族に同様の悲劇が起きたとすると頷ける。伝染病の疑いがあるのに、医師や警察がマスクひとつ付けていないのも、感染経路を熟知しているから。今回も町ぐるみで事件を隠蔽した。最も不可解な少年の行動も、「精神に異常をきたす」という特性がこの伝染病にあれば合点がいく。主人公が突如殺人鬼に変貌したこと、犬が好戦的な理由、主人公が病院で見た幻なども、全て説明出来ます。脚本はきちんと練られていると感じました。でも本作で大切なのはストーリーの解釈にあらず。キモはあくまで「パンケーキ」少年の拳法や仔鹿キック等のおバカ要素をどう受け取るか。このへんを楽しめると、結構イケるB級映画ではないかと。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-12-10 18:33:04) |