6.伝染病蔓延のために解き放たれる見習い修道女。火事で牢から放たれる囚人のようなものか。一ときの自由で少女のころから封じ込められていた感情が出てしまう、ってな話。継母とその娘たちってのはシンデレラ的設定。まあ、どうしてもヤソ教の融通のなさがピンと来ないもので、汎神論の国の人間は、やめちゃえばいいのに、と無責任に思ってしまう。恋人の新婚夫婦が向かいで暮らすなんて、うまく持っていけば寓話的な広がりを持てそうなんだけど、あんまり生きてこない。距離感もよく分からない。ヒロインのプロモーション映画って感じもある。でも、尼僧姿ってのはいいものだ。あっちの人にとっても、なんかくすぐるものがあるんじゃないか(日本なら仏教の尼さんより、喪服姿。禁欲をことさら表明することでかえって匂い立つエロティシズム)。V・レッドグレイヴは貫禄だが、なんか作品に重しをつけるための特別出演用女優になりかけている危険を感じたものでした。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-02-05 10:02:12) |
5.当時19歳のアンジェラ・ベティスが可憐。昔雑誌で牧瀬里穂に似てると書かれていたけれど、確かに似てる。それでもって、相手役は長瀬智也に似てる。 【ひのと】さん 6点(2004-05-20 21:36:09) |
4.オードリーの「尼僧物語」を観た後、更なる尼僧体験(笑)のため、この作品を借りた。美しく従順なマリア、何かにつけてマリアを差別する継母、継母の言いなりになる実父、そして禁断の恋と、まさに少女マンガの世界。マリアの自宅に遊びに来て、継母に真実をつきつけていた親友は、その後どうなったのか。ペストで?それとも、修道院へ戻るのが嫌になった?もし彼女がいたら、マリアの運命も違っていたかもしれない。ちなみに、この作品、エロスのコーナーに置いてあった。扇情するような写真(マリアが自身をムチ打つために背中を剥き出しにしている場面)をビデオケースに使うな!と言いたい。 【トバモリー】さん 6点(2004-04-23 08:35:42) |
3.「ひのと」さんも書かれてますがヒロインが本当に「牧瀬りほ」に似ている。切なくて切なくて、映画館で号泣した映画です。アンハッピーエンドは苦手なので減点、号泣点プラスで最終的にこの点数にします。 【あかりん☆】さん 6点(2004-01-19 10:07:05) |
2.純粋な尼さんに簡単に手を出しちゃいけません!身も心もズタボロにされたマリアが気の毒。このあといったいどうするんだ?しかし名匠ゼッフィレリがなんでこんなB級映画を作っちゃったんでしょーか。 【mimi】さん 5点(2003-11-23 17:24:55) |
1.日々主に従い,絶対的な「正義」があるにもかかわらず,壊れてゆくマリアが非常に痛ましい。登場人物は少なく,「禁断」性を抗い切れない少女(人間)の弱さに正攻法で迫るため,ストーリーも単純だが,見せ場を上手に設けているために印象に残る作品。ヒロインの可憐さにも心を打たれる。 【ロウル】さん 7点(2003-11-23 16:24:41) |