1.実際の主役は香港版山田邦子といった風貌のサンドラ・ンで殺された父親の復讐を誓う血気盛んな女刑事という専らコミカルな役どころが多い彼女が珍しくシリアスな演技に挑戦しているのが見所。シンチーは後半のみの登場で、流石にコミカルな演技こそ披露しないものの、コメディ演技に開花する前に売りとしていた“弟分的”な魅了を存分に発揮。全体的に陰惨な映画の明るい照明としての役割を担っています。アクションシーンに限って言えば、前半はフォンの部下役のリン・シャオロウが流麗ななクンフーアクションを披露してくれるのはまあいいとして、後半の銃撃戦をメインに据えたアクションは終始スローを多用しすぎて面白みも緊迫感も殆ど無いのが難点。