10.《ネタバレ》 てっきりラブストーリーと思って見始めたので驚いた。
個人的にはホラーに近い印象。
グロテスクな描写もあるし、精神的にも怖いものがあった。
韓国ではよく居る女というあるあるネタなのか、流石にこんな女は居ないというファンタジーなのかはよくわからないけど、頭がおかしいのは間違いない。
形成外科に行く前に精神科に行くべきではある。
ストーリーは斬新だし、演出もインパクトがある。
ラストも真相を有耶無耶にして謎を残す形にしたのは正解だと思う。
でも、主人公の男が好感の持てる人物かというとそうでもなくて、同情の余地はなさそうに思えた。
せめて主人公を好感度の高い人物にしておいてくれたら、終盤の選択がより際立ったような気がするし、狂うほど惚れてしまう説得力も増したと思う。
他にも脇役で登場する人物が総じて頭おかしいような気がして、どこに共感したらいいのかよくわからなかった。
例えるなら、ゾンビしか出て来ないゾンビ映画といった感じで、1人くらいは人間にしておかないとコントラストが失われてしまう。
唯一、カフェの女主人の寛容さにだけは感心させられましたけどね。
あれだけ無茶苦茶されたら流石に入店禁止にしてもいいと思うよ。
あと、どうでもいいことだけど、カラフルなキーボードがオシャレで欲しくなった。