4.C級クズ映画量産マシーンのヴァン・ダムも、40を半ばにしてようやくそれなりに見応えのある作品を送り出してきた、と言うところか……。
今回は、お得意の武術アクションは一切封印して、ヤリ手だが道を踏み外した刑事を、地味ながら好演している。
作品としては、演出に少々冗長な部分や無駄があり、まあそこがB~C級たる所以であるが、観ていられないほどではなく、それなりに纏めてきたかな、という感じ。
そして、観ていてどうも腑に落ちないご都合主義やモヤモヤが、エンドロール途中に挟まるシークエンスで解決される展開は、C級なりに意地を見せたかな。