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ブッシュ

[ブッシュ]
W.
2008年上映時間:130分
平均点:5.92 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-05-16)
ドラマ政治もの
新規登録(2009-05-11)【とらや】さん
タイトル情報更新(2010-11-28)【S&S】さん
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監督オリヴァー・ストーン
キャストジョシュ・ブローリン(男優)ジョージ・W・ブッシュ大統領
リチャード・ドレイファス(男優)ディック・チェイニー副大統領
スコット・グレン(男優)ドナルド・ラムズフェルド国防長官
ジェフリー・ライト〔男優〕(男優)コリン・パウエル国務長官
タンディ・ニュートン(女優)コンドリーザ・ライス大統領補佐官
トビー・ジョーンズ(男優)カール・ローブ次席補佐官
ブルース・マッギル(男優)ジョージ・テネットCIA長官
コリン・ハンクス(男優)デヴィッド・フラム大統領補佐官
ヨアン・グリフィズ(男優)トニー・ブレア英国首相
ジェームズ・クロムウェル(男優)ジョージ・H・W・ブッシュ
エレン・バースティン(女優)バーバラ・ブッシュ
エリザベス・バンクス(女優)ローラ・ブッシュ
マイケル・ガストン(男優)
脚本スタンリー・ワイザー
音楽ポール・カンテロン
撮影フェドン・パパマイケル
製作エリック・コペロフ
製作総指揮アルバート・ヤン
編集ジョー・ハットシング
録音ゲイリー・サマーズ
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未見の方は注意願います!
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1
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12.アメリカの石油が枯渇しそうだからイラクの石油の権利を取得するためにイラク戦争を
始めた大統領、子供を認知せずパパブッシュに委託するブッシュ酷い大統領が良く
描かれております、気楽に鑑賞してください。
SATさん [DVD(字幕)] 5点(2015-11-28 22:05:52)
11.《ネタバレ》 オリバー・ストーンは、政治的にはブッシュを毛嫌いする一方で、その出自には共通点が多く(同い年で、出身大学も同じ。強い父親の支配に苦しんだ経験も共通している)、ブッシュに対して同情的な視点で本作が作られている点は興味深かったです。『ニクソン』もそうでしたが、ストーンは嫌いなタイプの政治家を題材としながらも、その人となりをリサーチするうちに憐れみの感情を持つようです。
父親に決められたレールに乗っているうちは何もかもがうまくいかず、ブッシュの人生が好転したのは父の影響下から離れて自力で道を切り拓くようになって以降でした。実業家としての成功も自力であれば、政治家転身の際にも父親からの支援は受けられず(優秀な弟のジェブが優先された)、その人柄の良さと目的達成意欲の強さでコツコツと地盤を作って合衆国のトップにまで登りつめた苦労人であり、優秀すぎる父親を持ったことは彼にとって重荷でしかありませんでした。一方で内情を知らない第三者からは「親の七光り」だの「苦労知らずのボンボン」だのと言われ、そこを徹底的に攻撃されるという点が印象的でした。政治や外交について定見らしきものはなく、彼の政治活動は父親から認められようとする行為の延長だったようです。そこに、911が起こります。
戦争に係る意思決定は象徴的で、従軍経験のある父ブッシュは、湾岸戦争で米兵の犠牲が最小限で済んだことを幸いとし、イラク軍からの激しい抵抗が予想されるバグダッド侵攻を見送って早々に撤退する決定をしましたが、一方ベトナム戦争時代に兵役逃れをした子ブッシュは、どれほどの犠牲が出るのかも考えずに開戦の決定をします。父ブッシュとの繋がりが深いコリン・パウエルからは「911の弔い合戦なのに、なぜビン・ラディンではなくフセインと戦うのか」「フセイン政権を倒せばイラク国民に対する責任が生じるが、それを背負っていく覚悟はあるのか」と問われるが、それに対して明確に答えられない。イラク戦争で犠牲になった米兵やイラク人には気の毒ですが、ブッシュ個人の物語として見れば、イラク戦争も父親を越えようとするイベントのひとつだったのです。
ブッシュ本人は悪人ではない、むしろ近くにいれば友人になりたくなるような人物ではあるが、あの激動の時期の大統領としては最悪の人物だった。人生で常に望まれない場所に居る人物の悲喜劇として、本作は非常に見ごたえがありました。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 8点(2015-08-03 18:07:24)
10.地味なタイトルですが、傑作です。あからさまに批判したり、バカにしたりする感じだと辛いなあと思っていたのですが、そういう内容ではありません。ブッシュの内面に真摯に迫りながら、軽薄単純思考であるがゆえのおかしさ・哀しさもちょっと見せてクスリと笑わせる。そのサジ加減が絶妙です。
特に気に入ったのは、牧場でそうそうたるスタッフを引き連れながら歩くシーン。あまりに短絡的なやりとりも笑えますが、「道を間違えた」が効いてます。ブッシュのファンになりそうです。
余談ながら、ライス役のT・ニュートンはわざと顔に細工してブサイクに見せてます。ライスはどう思うんでしょうねえ。反対にE・バンクスの美人なこと。ブッシュの奥さんにはもったいないですね。
眉山さん [インターネット(字幕)] 8点(2015-07-21 23:29:04)
9.《ネタバレ》 まずは原題にご注目ください。ブッシュではないんです。 W. なんです。 なので当初は、このWにあやかり、Wの悲劇という邦題にて公開を予定していたらしいのです。 しかし、それではあんまりだろと、さすがに角川春樹事務所からの猛抗議を受ける事をも覚悟をしなければいけない上に交わす事もきっと七面倒臭い事になるのだろうという事を懸念した配給会社が次なる作戦として考えついたのが、 W. の悲劇だったらしいです ( ← その違いって わかりますか?  答えは:今回、コロン付き。)  もう、呆れるというか、おちょくっているのかと疑うべきか、結果、ブッシュとなってしまいましたが、実はうちらの知らないところでは 公開直前までそんなアホなやり取りが配給会社内ではなされていたらしいのです。らしいのです。      
        なんてね、すべてフィクションなんだけど。  ごめんなさい。ウソでした。
3737さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-04-23 23:56:16)
8.《ネタバレ》 ジョシュ・ブローリンは最近どんどん演技が上手くなってきたなー、とまず感心から。ブッシュ・ジュニアを真面目に演じればちょっとコメディアンみたいなキャラにどうしてもなってしまい、他の出演者のシリアス極まりない演技の中でちょっと浮いちゃってるのが残念でした。 ストーンがブッシュに愛着を持っているはずはないし、そもそも何でこの映画の監督なのか解せない部分もあります(脚本書いていないし、製作もしてないので雇われ監督だったみたいですが)ブッシュの在任中世界中を笑わしてくれたおバカネタは意外と使われていませんが、色んな制約がある中でストーンなりに精一杯ブッシュ批判を展開している気がします。ブッシュ以上に悪意を込めて撮られていると感じたのはチェイニー副大統領で、リチャード・ドレイファスの役作りはほんと素晴らしい。イラク開戦をブッシュと閣僚が野外で歩きながら相談するシーンがありますが、思わず『ブルジョアジーの密かな愉しみ』の有名なシーンを思い出してしまいニヤリとしてしまいました。 まあパパ・ブッシュやママ・ブッシュも含めて皆湯気が立つほどピンピンしているわけで遠慮がどうしてもあるのでしょうが、それなら始めから撮らなければ良いわけで、ちょっと製作するには時期尚早過ぎる題材かもしれません。 でも悔しいけど我が国ではこういう映画は絶対製作されないのも事実で、ハリウッドの奥深さを思い知らされました。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-15 23:56:42)
7.《ネタバレ》 ジョシュは相当にブッシュの発音を練習したんですね。顔は似ていないけど声だけはそっくりでした。
さてコカイン中毒はどうなったのか心配なオリバー・ストーンという人は、トップに登りつめた権力者(主に政治家)にものすごく興味があるらしい。ニクソンも撮ってるしカストロにインタビューもしている。
それで今度はブッシュジュニアだ。
私はブッシュについてはマイケル・ムーア経由の情報しか知らないので、ということは私はかなり偏向した見方をしているのかな~と思っていたらそうでもなかったようだ。
ハーバードに親のコネで入ったとか、識字に障害があるらしいとか、兵役疑惑とか、結局ムーアの言ってるとおりだったのかしらね。
作り手が言いたいことは、ブッシュジュニアには「責任を取る」という経験が決定的に欠けていた…ということなんですね。
暴れて警察に拘留されても、恋人を妊娠させても、アルコール中毒になっても、会社の経営がうまくいかなくても。
何をやっても、自分で責任を取らされたことがない。これは不幸なことでもある。
パパブッシュは、家名を守るために不本意ながら息子を助けていたようなのですが、結局はそれがいけなかったのです。
なぜなら、責任を取らされる苦しみを知らない男は、怖いものがないわけなので、戦争さえ簡単にやる気になってしまったからです。
それも、弟ばかり可愛がるパパを見返してやるためだったということになっている。同じイラクで、パパができなかったことをやってやる…とジュニアは思ったのだろう、と作り手は言っている。
なるほどね~。「ニクソン」よりは面白かったけど、どうもブッシュ一族に遠慮して、ドロドロしたものを削っている気がしますね。遠慮するならこんな映画撮らないだろうとも言えますが、私は作品を誕生させるためにストーンが相当の譲歩をしたのだと想像します。でも、ドロドロしたとこを削っちゃったら、なんかきれいになっちゃって、つまんなくなっちゃった。やっぱりそんなものよね。人が必死で隠している場所にしか真実はない。
パブロン中毒さん [地上波(字幕)] 6点(2010-09-13 18:20:55)
6.コメディーかと思ったら(主人公が似ていたので)..まじめな作品でした.. さすが、オリヴァー・ストーン! ストレートで分かり易い内容に楽しめました..私はアメリカ人ではないけど、少しだけ ブッシュ が理解出来たような気がします...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-07 10:37:08)
5.《ネタバレ》 会議でのイラク戦争の目的が、大量破壊兵器所持への処罰から石油確保へすり替わっていく展開にゾッとします。どう考えても殺される理由のない人々の生死が、軽々しく決められてしまうわけですから。
次郎丸三郎さん [DVD(吹替)] 7点(2010-01-22 19:02:00)
4.その悪評も、結局のところ「映画にして回顧する人物ですらなかった」ということじゃないかしらん。案外、制作費を本人がこっそり出していたりして。オバマの出現で自分はすっかり忘却の彼方、せめてオリバーくんに一矢報いてもらいたい、なんて。そっくりさんオールキャストによる再現ドラマ。話のネタにどーぞ。
すねこすりさん [DVD(字幕)] 3点(2009-10-27 16:16:32)(笑:1票)
3.《ネタバレ》 基本的にはオリバー・ストーン監督作品の「ニクソン」と製作スタイルは似ている。製作者の強い主張は込めずに、視点をややボヤかしながら事実を中心に描き出し、観た者に何かを感じ取ってもらいたいという意向が込められている。ユーモアと鋭さを交えながら、オリバー・ストーンらしい面白い作品には仕上がっているが、はっきり言って「ニクソン」に比べると物足りない点は評価できないところだ。自分の過去の作品を超えられないようでは、あえてチャレンジする必要もなかったのではないか。ややネタバレになるが、どちらも同じような存在に怯えるようなところもあり、ワンパターンともいえる。
また、ニクソンに比べて、ブッシュの方が人間的なのかもしれないが、面白みや魅力に欠けるのもマイナスだったかもしれない。描くべき題材としてはあまり適していないのだろうか。石油利権やイラン等の周辺国への影響は描かれているが、戦争を起こして英雄になりたいという野心や政府の陰謀が描かれるわけではなく、ただただ当時の情勢に従い、大量破壊兵器があると信じて、戦争を起こしただけであり、当時としてはベターという選択をしたに過ぎないことが描かれている。戦争を起こした後の長期的な展望が欠けおり、物事をあまりにも楽観的に考えていただけだ。ブッシュ自身は、自らのポリシーも強い信念もなく、周囲の意見に流されるまま、父親への反抗心やただ神のお告げという信心深さにより、色々な行動を起こしたに過ぎないのかもしれない。
さらに、全般的に亘り、終始表面的にしか描かれていないような気がして、“深み”が足りないと感じられたのもややマイナスか。
冒頭に触れたように、製作者の強い主張は込められてはいないと思われるものの、オリバー・ストーンが共和党支持なのか、民主党支持なのかは分からないが、結局のところ、ブッシュを人間的に描き、「ブッシュを許そうではないか」というような擁護するような意図が含まれていると感じられた。人間的なバカさ、人間的な優しさがあるものの、リーダーには不向きなだけだったということだろうか。そういう趣旨を込めたことも、もう一歩踏み込められなかった要因だろうか。
ただ、アメリカの政治に対してほとんど知識を持ち合わせなくても大半は理解できるほど、難解さがなく、平易に描かれている。ブッシュ映画や政治家映画の入門編と考えれば、評価できないわけではない。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 6点(2009-06-28 11:35:22)
2.《ネタバレ》 名門の家柄に生まれた息苦しさ、偉大な父や子供の頃から優秀な弟へのコンプレックスなど、昨年退任したブッシュ元大統領がそんな重圧や苦悩を抱えて生きてきた若い頃から現在までの人生の物語がメインになっています。過去のオリバー・ストーン監督の見応え感たっぷりの大統領ものと比較すると2時間程度でコンパクトにまとめられ、比較的軽いタッチで描かれており、ちょっと物足らなかったですが、過去にストーン監督が取り上げたケネディやニクソンといった色んな意味で伝説の大統領と比較してはブッシュさんも可哀想でしょうか。
とらやさん [映画館(字幕)] 5点(2009-05-31 18:39:35)
1.《ネタバレ》 これはジョージ・H・W・ブッシュを父親として持つジョージ・W・ブッシュのお話。ブッシュをはじめとするキャスト全員が本物に似ているという(笑)ストーリーは痛烈批判的な内容、かと思いきや、父親へのコンプレックスに悩みもがく息子のヒューマニティーを綴った意外とドラマな映画でした。結局、社会的にはこういう結果になってしまいましたが、ブッシュさんはこんなに辛い半生を過ごしたかわいそうな人なんですよ、だからアメリカ国民の皆さん、彼を許してあげましょ、的な臭いがプンプン。。。バカが作り上げた歴史は変わることはないが個人的には案外楽しめたかも。結論は、ジョッシュブローリンのブッシュは好きだけど、ブッシュのブッシュはクソだ、ということです。
たいがーさん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-28 00:30:08)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 5.92点
000.00%
100.00%
200.00%
3216.67%
400.00%
5216.67%
6325.00%
7325.00%
8216.67%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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