13.《ネタバレ》 話が暗いのはそこまで嫌ではなかったけど、時間軸がいったりきたりが苦手なもので、少し疲れたかな。 確かにあのまま娘を育てても、娘に悪影響しかなかっただろう。 かと言って捨てられた娘の方からしたらたまったものではないし。 なかなか難しい問題ながら、そもそもダブル不倫して焼け死んだ二人が諸悪の根源、主人公はむしろ被害者である。 だからこそ最後に相手と再会できたのは、せめてもの救いだ。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 6点(2023-01-02 17:13:42) |
12.《ネタバレ》 シャーリーズ・セロン、ジェニファー・ローレンスが出ているということで鑑賞。誰にも言えない過去を背負った主人公が切ない。 【ゆっきー】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-05-06 11:30:25) |
11.《ネタバレ》 シャーリーズ・セロンの体の張りっぷりは相変わらず、かつジェニファー・ローレンスの芸達者っぷりも相変わらず、な印象。でも内容的には好きじゃないなぁ、こういうのは。退廃的で後ろ向きだから気分がくらーくなるしね。まぁ時系列のいじり方も印象的な作品でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-04-29 20:09:11) |
10.構成とストーリー展開が変わっていて、シナリオに妙味を感じさせてくれる作品。 「女の性」をテーマに、母と娘の知られざる関係がサスペンス性を与え、それがこちらの関心をラストまで引っ張ってくれた。 ずっと記憶に残るような映画ではないかもしれないが、二大女優のシャーリーズ・セロンとキム・ベイシンガーの濡れ場シーンもたっぷりあるので、鑑賞時のインパクトは大きかったです。 内容にやや激しすぎる感はあるも、丁寧に作られているなという印象の女性映画。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-12-26 09:56:45) |
9.《ネタバレ》 不倫のドロドロを描いた作品は数多いが、代を越えてまでここまでドロドロぶりを追い回した作品は珍しいのではないか。この、じとっとした血の濃さみたいなものを感じさせる雰囲気は嫌いではありません。俳優陣では、キム・ベイシンガーの色っぽい年のとり方以上に、ジェニファー・ローレンスのさりげない安定感(まだ若いのに!)が印象に残りました。この脚本家特有の時系列操作も、そこはかとない不安感や焦燥感をにじみ出させていて、好きです。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-17 01:21:09) |
8.《ネタバレ》 ラストシーンの娘の強さと優しさにやられた。この映画のすべてはそこに集約している。 【Malandro】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-08-15 23:13:57) |
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7.《ネタバレ》 可もなく不可もなく。国境沿いってのと静けさがよかったのかな。とりあえずハッピーエンドでよかった。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-07-12 17:54:28) |
6.《ネタバレ》 シャーリーズ・セロン演じる主人公が働くレストラン近くの海の荒涼とした波涛が重い運命を暗示する。倒置されるストーリーを理解するうえで見逃してはいけないのは、少女時代の彼女が二つの時間帯に分けられること。例の事件の前後で。彼女が熱に耐性を持っているのは、炎で体を焼いていたから。それは、自責の念からの自傷行為だったとラスト近くで判明する。ちょっと懲らしめるつもりの悪戯が引き起こした決定的な崩壊。少年と付き合ったことも、彼の父を殺した引け目と無関係ではない。だが、それが妊娠に繋がり、生まれたばかりの娘と引き離されたことは彼女自身の傷口を広げる結果となった。彼女が誰とでもベッドに入るのは、自暴というより夜に一人でいることが怖かったからだと思う。自分の娘と和解し、父母子の3人の生活を暗示させて映画は終わる。意地悪な視線かもしれないが、あれで解決したのだろうか。私にはまだ波乱が続く気がしてならない。彼女は「許されざる者」。極悪人ではなく、業を背負った人という意味です。その業は誰かと暮らしても分け合えるものではない。主人公を簡単に解放しないところがこの監督さんの特徴。安易なハッピーエンドなど用意されていない。ただ、親子で暮らすことは累積した不幸の一片の正常化であるし、新しい暮らしに希望を抱くことが処方箋になることも確か。不幸の螺旋に落ちた人の再生の可能性を模索し続ける応援映画、という印象です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-10 23:56:12) |
5.《ネタバレ》 時間軸があっちこっち行って、正直初見では流れが分かりにくい映画です。特に女の子の子役を演じる二人の区別が付きにくかった。2度見ればだいぶすんなり入る映画だと思います。 内容のほうは、なんていうか救いようの無い話でした。どんな年になってもやっぱりこの映画のように男は男の、女は女の本能ってのは残るものなんでしょうか。ちょっと空気読めれば娘に不倫がばれてるってのもわかるだろうに、それでもやめないあの母親はある意味ツワモノ。子ども3人も産んどいてあの年で今更不倫も何も無いもんだ、って思ってしまうんですがね。 その娘の方はまたいたたまれない。ただ母親に不倫をやめて欲しかっただけなのに。ちょっと懲らしめてやろうと思っただけなのに、取り返しのつかない事になってしまう。その影響で肉体的にも精神的にも自暴自棄になってしまい、ライターで自分を焼いたり、成長してもすぐ男と関係を持ったりしてしまう。シルヴィア(=マリアーヌ)は完全に母親の不倫の被害者。娘からの幾度の警告があった時点で踏みとどまればよかったものを、夫や家族との絆を振り切り、"あの日欲望の大地へ"向かった母親の身勝手な話。 こういう悪い流れってともすると自分の子孫まで連鎖する事もあるんですね。自分の親がそんなんだって分かるとやっぱり自分のそうなんだって思ってしまうものなのでしょうか。子供心には痛すぎる事実である。今の世の中不倫とか浮気が昔よりだいぶかるーく感じられる風潮がありますが、そんな人たちに言いたいですね。不倫、ダメ、絶対。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-07 14:41:19) |
4.《ネタバレ》 こういうトーンの映画は嫌いではないけれど、なんだか救われない暗澹とした気分になったのは、殺したいほど主人公が母親を憎んでいたわけではないことだ。母親の不倫を嫌悪していたとはいえ、殺意までは無かったのに「うっかり」母と不倫相手を殺してしまった。うっかり吹っ飛ばされたのではやるせない。「自分が怖い」と本人が独白するが、若さ故?の考え無しの行動が怖いのだ。そして、娘が自分に似てしまうから逃げ出したのではなく、自分の娘に因果応報、うっかり殺されるのではという恐怖なのではないか?自分の子供に許しを得て、はたして母は天国でニッコリ許してくれただろうか。 【ETNA】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-12-27 16:31:58) |
3.《ネタバレ》 主人公が誤って母親を殺してしまった事実は、映画の構成としてラストまで隠されている。しかし、人生から逃げているかのような主人公、シャーリーズ・セロンのその闇は、最後まで映画を見なくても見ている側に徐々に伝わってくる。この「もしかしたら」という疑惑が少しずつ主人公の投げやりな行動につながってきて、静かな感動が湧き上がってくる。この映画は謎解き映画ではない。徐々に悲惨な過去を見ている側に気づかせる語り口、ギジェルモ・アリアガはやはり一流の脚本家である。 【カワウソの聞耳】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-09 21:23:55) |
2.ちょっと暗いか。でも共感出来る内容。大好きな「パリ・テキサス」にテイストが似ていた。相変わらずC・セロンは美しい。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-09 23:24:22) |
1.《ネタバレ》 『めぐりあう時間たち』のような構成の、母、その娘、その娘の3代にわたる愛を渇望する女たちの物語。非常にうまくできている台本で、現在、過去、過去の過去が、まるで切り絵細工のように並べられている。後半いよいよそれらの散逸なストーリーが収斂されていく。あー、つながってきたなあーと思った矢先、衝撃の事件の真相がむき出しにされる。 昔母は濃厚で壮絶な不倫をしており、密会場所の事故で母は死亡。その娘も現在、行きずりの野郎どもと付き合いまくっている。そんな自分が嫌なのだろう、自分の娘にはこのヤリマンの血が引き継がれないようにと、娘を産んですぐに行方をくらます。そんな生き別れをせざるをえなかった主人公が、ラストのラスト、娘と和解し、夫の元へ足を進める。久しぶりに、99の絶望の中に光る1の希望を感じる映画であった。 【no_the_war】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-01-11 23:29:05) (良:1票) |