7.掘り出し物でした、たまたま見られてラッキー。非リアルさの中にもたまにリアルさがまざっていて、希望、期待を裏切らない展開でした。男性キムさんと女性キムさんの漂流、というお題。二人とも社会の中で漂流していて、出会えたことで救われた。ほっこり。女性キムさんの、あのときのお母さんの表情がいい! ジャージャー麵食べたい 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-11-26 11:52:22) |
6.生きていればいいことあるんだよ。 きっと誰かが見てくれているんだよ。。 【命の尊さ】【希望とは】を教えていただきました。 終始コメディな作りで楽しませてくれ、最後はしっかり泣かせてくれるじゃないか! (走れっ優香っ!) 昨日見た「オアシス」に続いてジャージャー麺が…食べたくなる。。 韓国版キャストアウェイ。 チョン・ジェヨンハマるわ。 【tonao】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-06-03 23:02:00) |
5.最後まで飽きさせないポップなつくりで そういう漂流のしかたもあるのかと変に納得させられる。 うまくいきすぎている部分はあるので、これ以上良い点をつけることはできなかったけど 気軽に見れて、良い気分になる稀な韓国映画。 |
4.《ネタバレ》 これは拾い物。隠れた名作的位置づけにあたる作品だ。生きる希望を失い、孤独な生活を続ける二人の男女が知り合い、奇妙な交流を通じて自己再生していく物語。その”奇妙さ加減”が抜群に面白く、コミカルな小ネタもふんだんで、観る者を飽きさせない。意表を突く展開の連続で、先が読めない小気味さがある。丁寧なカメラワークで二人の繊細な内面を写しだす手法には感服する。韓流特有のオーバー・アクションや感情過多は少なく、むしろ控えめな演出で、日本人には共感しやすい。◆男はリストラ、離婚、借金苦で、人生に絶望し、橋から投身自殺を図るが、漢江の中洲の無人島に漂着する。最初は助けを求めたり、自殺を図ったりしてあがくが、いつかサバイバル術を覚え、そこに住み着くようになる。砂浜に描いたHELPがHELLOWに変わるのがおかしい。女は三年間、マンションの一室で引きこもり生活を続けている。両親とは会話もしないが、ネットでは別人になりすまし、偽りの対話で自らを慰めている。趣味は月の写真を撮ること。月に人類はおらず、完全な孤独なところに魅かれるのだ。年に二度、地上を撮ることがある。有事訓練で路上に人がいなくなるときがあるのだ。そのとき女のカメラが偶然に中洲の男を捉えた。男が孤独であると知った女は、内なる欲求に抗いきれず、ついに男との交流を図る。それが何とも不器用で、朴訥で、はがゆく、おかしく、そして微笑ましい。最初の返事が来るのに二月半もかかるし、メッセージも一行だけという慎ましさだ。だがこの交流で二人の心に変化が芽ばえ、徐々に人間らしさを取り戻していく。その過程はやわらかく、しなやかで、孤独がちな現代人に温かいメーっセージとなって伝わってくる。◆台風の日、女はネットでのなりすましがバレて、逃避先を失う。男も台風の清掃にきた職員に発見されて、島を追われる。絶望した男は自殺を決意する。それを止められるのは女だけだ。女は必死に走って男の乗ったバスを追い駆けるが追いつけない。もうだめだと諦めたとき、奇跡が起きる。漸く初対面を果たせた二人の眼から溢れでる涙。それは忌まわしい過去を流し、本来の自分を取り戻した喜びの涙だ。沖を流れるアヒルの船が映し出されて終了。この船は、男が住居としていたもので、男は”醜いアヒルの子”を自認していた。”醜いアヒルの子”との訣別という象徴性に富んだエンディングに拍手。才能のある監督です。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-11-08 14:01:12) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 川に身投げしたが死ねず、無人島(パム島)に流れ着いた男キムのサバイバル生活がコミカルに描かれる。糞だのなんだの汚いところもあるが、そういうものも含めて韓国映画なのかなと思い始めた今日この頃。一方、もう一人の主人公はカメラのズーム機能でキムを観察し続ける引きこもりの女。キムが砂浜に書いた「HELP」改め「HELLO」に「HELLO」と返すため勇気を出して外に出る。こうして二人のちょっと変わった交流が始まった。しかし、無人島といっても完全なる未開の地は地球全体で見ても殆どないとあって、この生活も島の浄化作業で終わりを告げるのだが、この後起こる奇跡がなんとも洒落ていて、素晴らしい。チョン・ジェヨンの熱演はもちろん、時々、すごく可愛く見えたチョン・リョウォンも評価したい。面白い映画でした。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-05-21 19:38:36) |
2.《ネタバレ》 面白い。泣いた。笑った。おそらく10年後にはツタヤで掘り出しモノの作品として紹介されるに違いない。無人島を都会のど真ん中に持ってきたアイデアの勝利といえる。リアルティはさほど重視されておらず、「都会の無人島」は、大勢の人に囲まれながら、孤独を抱える現代人のメタファーになっている。従って共感しやすい。周りが人でいっぱいで賑やかなのにその無人島から出られない男、バカバカしくも、観客はその男の境遇に自分自身を投影させてしまうことになるだろう。男は自殺をしたかった。なのに無人島で暮らすうちに生に対する執着が強くなってくる。そもそも人はなぜ自殺するのでしょうか?生存本能が希薄になるからです。もはや現代人は水を手に入れただけで歓喜することはできす、衣食住を手に入れた喜びも忘れ、次は愛や地位、名誉、自己実現、さまざまなモノを欲しがり、行き着くところはどこなのか分からない。精神の充実と引き換えに動物としての本能が失われつつある。男があひるの中に住む場所を見いだしたときの喜びや、自作で食料を手に入れたときの涙は、生きる本質だということである。一方ひきこもり女のほうは、当然のことながら、無人島よりも快適な生活をおくっている。欲しいものはマウスをクリックするだけで簡単に手に入る。が、生きる希望を失っている。対極にある2人の生活を眺めていると、ストレス社会を行きぬくためのヒントが見えてくる。人は何か大きなモノを失ったほうが逆に生命力が増大することがある。もし自殺する暇があるならば、その前に一度全部リセットしてみるのもいいかもしれない。韓国で年2回行なわれる対北朝鮮想定の訓練を取り入れたことも斬新なアイデアだった。女の表現した言葉を借りるならば、韓国が誰もいない「月の世界」に変る瞬間だ。そんな雰囲気のなかで、主役の2人の男女がはじめて出会う。なんと映画の終わるラスト5分前である。閉じ込められて出られなかった男と、自らを閉じ込めて出るのを怖がっていた女、2人がお互いの作り出した無人島から脱出し、月の世界で出会う─。単なるコメディではみられない暗示に満ちた作品になっている。これは高得点だ。無人島に出前を持っていた仕事熱心な青年にも加点しておこう。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-01-15 20:57:52) (良:2票) |
1.《ネタバレ》 彼こと、キム役のチョン・ジェヨンの独りよがりの芝居が微笑ましい。畑で缶詰め頭の相棒と語り合うところなんか切なく愛しく微笑ましい。そして、ひとによって見方はいろいろあろうが、自分には彼が福山さんのそっくりさんに見えてしょうがなかったのだから、しょうがない。(福山さんっつっても福山通運さんのことではないよ。雅治さんのほうですよ。) そんなわけで、余計におかしさ倍増だったさ。次第に顔が薄ら汚れてゆく福山さん。よれよれのシャツ着てうろつく福山さん。ジャージャー麺にこだわった福山さん。野鳥のフンに興奮する福山さん。フリチンになって夜空に雄叫ぶ福山さん。結構笑えた‥というかニヤつけた。一方、引きこもり女の役だったチョン・リョウォン。至って普通な容姿で特に綺麗な役者さんというわけではないですが、だからこそ引きこもり役がハマっていたのでしょうか。全体的に鬱な感じや、指の震え、目の虚ろさ、その弱弱しい歩き等等、リアルな小芝居に上手いですねと思ってしまった。そしてストーリー的にはかなり好みの出来でした。 だがしかし‥ ダメ出ししたい事も一つある。終盤、彼の逃走劇 →結果、捕獲されてしまうシーンなんですが、、あんな天体望遠鏡ひとつで一部始終を見れた、追えた、知れた、確認出来たというのはちょっと無理があるんじゃないか。不リアルじゃ? ついでに、ダメ出し その2なんですが‥ 彼女の引きこもり生活については何とも言えんし口出しできんが、ゴミ袋の放置というのは非常に困る。今までいくつかの作品でゴミ山の中で暮らす女性というのを見てきたが、(例えば、東京ゴミ女とか人間椅子とかテレビばかり見てると馬鹿になる‥だとか。)ホント信じられない。例え、好きになった女性であったとしても そんな部屋と生活ぶりを見せられればきっと嫌いになってしまいますよ ホントやばいでしょう。だめだってば。あれやめよう。そのへん減点材料ね! 総じて、いくつか減点しちゃいましたが、ダメ出しにて終わると後味悪いんで最後に適当な褒め言葉を見繕って付け加えさせていただき終わりたいんですが、 結構面白かったですね。十分楽しめましたね。も一度見てみたいですね。頑張ってネ 福山さんってとこですか。 【3737】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-25 22:18:16) (良:1票)(笑:1票) |