473.《ネタバレ》 2に関しては昔何度も観たことがあったけれど、 「そういえば1はなかったな・・・」と今更ながら初鑑賞。 「1のシュワちゃんは悪役」というのが事前情報としてはあったけれど、 序盤の見た目が「爽やかなマッチョ青年」って感じで、そのイメージでみれなかった。 ただ、徐々に”冷徹な殺戮サイボーグ感”が出てきて、ちゃんと悪役としてみれるように。 シュワちゃんの演技がだんだん板についてきたのかもしれないが、 序盤と中終盤では別人だったような印象。 CGが本格的に普及していない時代の映画ということで、目がえぐれたシュワちゃんや終盤のロボットのシーンについてはツッコミどころ満載だったけれど、 特に話のテンポ・緊迫感・カメラワークなどについてはさすがの一言。 2に比べると全体的に雰囲気・映像が暗いので、何度も観たいとは思わないけれど、 それでも”いい出来の映画”なのは間違いない。 改めて2が久々に観たくなった。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-10-13 09:37:04) |
472.冒頭、人の頭蓋骨が機械のキャタピラによって踏み潰される場面はクライマックスでT-800の頭部がプレス器で潰されるのと対になっています。ジェームズ・キャメロンがどの程度意図したかはわかりませんが、未来から武器を持ち込めないという設定は低予算の中でリアリズムを保つためだけでなく、もう既に人間は車や銃のような簡単に人を殺すことのできる機械に囲まれて生きているという事実を浮き彫りにしてはいないでしょうか。最終的にこの映画で人間は現代の機械の力を借り未来の機械に辛くも勝利するわけですが、ターミネーターはいわばその孫にあたるような存在なのであり、悲惨な未来は現代の延長線上にあるのです。次作では残されたマイクロチップがスカイネットの起源であると設定し、それを何とかすれば救われるという安易な解決策を提示してしまったことで、単純なエンターテインメントとしては良いのかもしれませんが文明批評的側面が弱まってしまったと思います。 |
471.《ネタバレ》 低予算だから。ジェームズ・キャメロンが無名だから。シュワルツェネッガーがターミネーターだから。この三つが見事に揃ったからこそ無機質な暴力性を直に感じることができる。人間味を一切感じさせない、どこまでも追ってくるT-800を前に、サラ・コナーを守り抜こうとするカイル・リースの頼りなさに最後まで緊張感が持続する。しかし、この吊り橋効果でジョン誕生のきっかけになり、荒廃した未来が避けられないのがやるせない。それでも戦い続けるしかないサラ・コナーの宿命に深い余韻を生む。 |
470.《ネタバレ》 ~The Terminator~信号回路の終端抵抗。無機質でカッコいいネーミングだ。 レンタルビデオ屋に並ぶシュワルツェネッガーのポスターたち。コマンドー、ゴリラ、近くプレデターってのもやるらしい。そして人気急上昇の彼を、一躍ヒーローに押し上げた作品こそ、このターミネーターだ。 …という認識だったが、詳しい友人の話を聞くと、このターミネーターは悪者ロボットらしい。そして主人公は別の人で、シュワと戦って死んでしまうそうな…なんかイメージと違う。 初見は日曜洋画劇場だったと思う。そんなにお金の掛かっていない映画なんだけど、とにかく衝撃だった。 主人公カイル・リース。未来からただ1人、援軍も武器もなく、無敵のサイボーグから1人の女性を守るためだけに、身一つで過去に来た男。どこか影があり、疲れ切った表情を見せつつも、絶対不利な状況でも諦めずに戦うカイルは、今までのヒーローとは違う魅力を見せてくれた。 当初はシュワの活躍に期待していたが、物語が進むうちに、カイルとサラの逃避行が成功するように、祈るような気持ちで観てしまった。皮膚が破損し、焼かれ、骨だけになっても襲ってくるターミネーター。最後自分の身を呈してサラを守るカイル。自己犠牲。こんな悲しい結末ってあるだろうか?スカッとするSFアクションを観るつもりだったのに、私には最高に悲しい恋愛映画に映った。 同姓同名殺人事件に巻き込まれ、友達まで殺され、一方的な被害者だったサラ。当然ながらカイルの突飛な話は信じられない。一番安全なハズの警察署さえ襲う殺人鬼から自分を守ってくれるカイル。信頼関係と愛情の芽生え。終盤ボロボロになったカイルを鼓舞、最後は自らターミネーターにとどめを刺す。最初ドン臭い普通の女子大生で、守られるだけの存在だったサラが、最後は銃を手に嵐が来る未来へと旅立つ。こんな絶望的な結末ってあるだろうか? …余談だけど最後サラが南米に行ったのは、唯一生き残った(ハズの)家族、イグアナのパグちゃんを安全に逃がすためだろうと推測。 ノストラダムス、マッドマックス、北斗の拳…当時小学生だった私たちにとって、数年後の世紀末に核戦争とかで地球が滅びるのは当然の出来事で、避けられない確実な未来だった(半分本当にそう思ってた)。 核戦争が起きるキッカケは諸説あったけど、米ソの対立ではなく、コンピューターが人類に対し戦争を始めるという、ターミネーターの設定はリアリティーがあった。2029年にもなれば、人間そっくりなサイボーグはもちろん、タイムマシンの一つも出来て当然だろう。って。 カイルは死に、世界は近い未来滅びる事は変えられない。だけど小さな希望(ジョン・コナー)は守りきった。 悲しい結末なのに何度も見直してしまうこの作品の魅力。何十回、何百回と観ているうちに、そのうちカイルが生還する結末(タイムパラドックスだ)にならないかな?って、気持ちで観てたこともあったな。 いつまでも大好きな映画。 【K&K】さん [地上波(吹替)] 10点(2021-07-31 23:38:20) (良:1票) |
469.《ネタバレ》 友人宅で観たレンタルビデオ(新世代にはDVDも通じなくなる日が来るのかなw)が初見だったと思う。。。もう一本がギニーピックというサイコな懐かしい思い出。。。劇場コマンドーからの流れで同じ奴出てるぜとかだったと思います。コレが無ければ後のシリーズは無いんですよね~、今の映像と比較したらショボいのだけどカクカクするコマ撮り?も味があっていいですね。シュワちゃんがまだまだ若い! 【ないとれいん】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2020-04-07 15:57:45) |
468.《ネタバレ》 2019年11月公開のターミネーター/ニュー・フェイトが「T2の正統な続編」との事なので、おさらいのため、先ずは1を35年ぶりに観ました。 久しぶりの視聴で、かなりストーリーを忘れていました。 若い頃のシュワちゃん、流石にT800とマッチしてますねぇ。 セリフは、殆ど無いに等しいのですが、そこがこのキャラの恐ろしさを醸し出しています。 T800が自らの損傷した眼球をえぐるシーンなど、各所にB級感を感じますが、640万ドルという低予算と当時の撮影技術では仕方ないところ。 むしろ、低予算ながら、これだけの緊張感・ハラハラドキドキ感を生んでいるのは、さすがジェームズ・キャメロンだと思いました。 |
467.公開された時、池袋東口の今のビックカメラのあたりに映画館があって、正面に等身大の シュワちゃんのパネルが飾ってありました。 逃げても逃げても追いかけて来るT-800にはビビリましたよ。 ヒロインのサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)は大学生には見えませんでしたが(笑)、 人類抵抗軍のカイル・リース(マイケル・ビーン)はカッコ良かった。 同期入社のヤツが遅い5月病らしく、駅で「じゃあな」と別れて見送ったが人混みに消える 姿が弱々しく見えて、追いかけていって「映画観ないか?おごるよ」と声をかけた。 観終わって劇場を出た時に顔を輝かせて「面白かったよ!」。 でも2ヶ月後に「仕事が合わない」と転職してった。どこかの空の下、元気かな? 【横浜っ子】さん [映画館(字幕)] 10点(2019-10-12 03:51:28) (良:1票) |
466.《ネタバレ》 最初に見たのは公開後のTV放送と思われる。1984年の映画なので世紀末にはまだ間があったが、いわゆる「ノストラダムスの大予言」が事実無根ということが証明されていなかったこともあり、少し先取りした終末感を煽るラストが非常に印象的だった。その後の実生活でも、どうも嵐が来そうだとか漠然とした不安があるときに、この映画のテーマ曲が頭の中で鳴っているということはあった。 もう一つ、ラブストーリーの面では「僕は君に会うために時をこえて来た」(I came across time for you)という台詞が女性にとっては胸キュンに違いないとずっと思っていた(自分で使ったことはない)。ただし今回見たBDの字幕では、なぜか素っ気なく「僕は君のために来た」としか書いてないのは心外だった。「時をこえて」と書くからいいのではないか。こんなことを言える男はそうそういるものではない。 今回見て思ったのは、やはりいかにも低予算な映画だということである。基本的にはアクションで見せており、金属製の腱?を動かすと指が動くとか、目玉をほじくり出すとかを見どころと思っていたらしいのはかなりショボい。ただストップモーション撮影の部分は、昔は何とも思わなかったが、いま見てもまあこんなもんだと思わなくはない。 もう一つは(少し前から思っていたが)、現時点でドローンの軍事利用に関わっている連中は絶対この映画が念頭にあるだろうなということである。またAI技術の進展や情報通信ネットワークに関わる世界的企業が存在感を増しているなど、劇中のスカイネットそのままではないにせよ、何か恐ろしい時代が来るのではないかと不安な情勢になっている(便利になるのは結構だ)。 【かっぱ堰】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-06-22 23:21:08) |
465.久しぶりに鑑賞。2の印象が強すぎるせいか、1の内容は殆ど忘れてしまっていた。 改めて鑑賞すると、当時本作がB級映画程度の低予算で作られたというのが嘘のように思える素晴らしい出来上がりで驚きを禁じ得ない。 低予算だろうが何だろうが、名作を作れるのはさすが巨匠といったところか。 アクションシーンのスピーディな展開や演出、サスペンスの盛り上げ方、ここぞという場面でちょいちょい入るスローモーションは、センス抜群。 今から見ると未来のシーンやシュワちゃんが完全に機械になったシーン以降は、ちょっと時代を感じる場面もあるが、背景を暗く落として、映像面の拙さを上手く誤魔化しているあたりも、制作側の工夫や努力が感じられて巧みだなと思った印象。 いやー名作。でも本作を上回る2があるので、点数的には9点とする。 【nakashi】さん [インターネット(字幕)] 9点(2019-04-16 09:05:23) |
464.《ネタバレ》 シュワちゃん&キャメロンの出世作。そして、B級魂炸裂の作品。冒頭の登場シーン。ラストのこれでもかと続く復活シーン。最高。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-01-13 09:34:11) |
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463.《ネタバレ》 シュワが当初の予定通りにカイル・リースの役をやっていたなら サラ・コナーとワンナイトラブを演じていたのは彼であって、後に生まれてくる子はそもそもターミネーターのようなヘラクレスのようなコナンのような強靭なジョンが生まれてきたかもしれないわけであって そのほが良かったかもしれないのに、でも逆にMR.フリーズのような悪の大魔王のような悪たれジョンが生まれてきたかもしれないわけであって 彼がサラ・コナーと抱き合う役を選ぶか サラ・コナーを追いたくる役を選ぶかは ここ天と地がひっくり返るほどに重要な事案で全人類に影響を及ぼす事案だったんですよね そんな大事なコトだと分かりきった上で貰い役をチェンジしていらっしゃったんでしょうかねー シュワさんは。(んなわけないが。)でもシュワさん、結果的には、この時、サラ・コナーを抱かないほうの役を選んで今の地位が確立されてしまったわけなだし、結果オーライだったのでしょうね その後、人類がどうなってしまおーが。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-09-04 22:10:46) |
462.充分に面白いのですが、先に2を見たので相対評価になってしまいます。 【Donatello】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-07-25 10:48:55) |
461.《ネタバレ》 この作品がなければ彼も州知事にはなれなかったかも知れない。そういう意味では映画史だけではなく本当に歴史を変えた作品と言えるかも。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-03-11 20:29:03) (良:1票) |
460.人工知能が騒がれている2016年でも荒唐無稽な感じが全くないところが凄い! シュワちゃんが悪役だったのは意外だけど怖くて良かったです。 【さわき】さん [地上波(字幕)] 8点(2016-12-22 23:12:32) |
459.《ネタバレ》 主人公サイドが弱いため、迫り来る恐怖は2よりこっちの方が上。ビッグバジェットで究極進化した2とは対称に、低予算での創意工夫が総動員されたこれまた至高の一品!ただし低予算ということで(?)途中濃厚なスケベシーンが挿入されるので家族で観る時は注意が必要だ。 世界観を構築した一本目であるからして、シリーズを見続ければその分ガンガン株価が上昇する。逆に3以降が1,2の遺産を食い潰して量産され続けているゴミという意味では罪深き一本でもある。 【けんじマン】さん [地上波(吹替)] 10点(2016-08-08 18:07:15) |
458.《ネタバレ》 映画はつくづく偶然の支配する芸術だと感じます。当初の予定通り、カイル役をアーノルド・シュワルツェネッガー、ターミネーター役をランス・ヘンリクセンが演じていたならこれほどの名作にはならなかったと思います。ジェームズ・キャメロンもこの映画で終わっていたのかもしれません。しかしシュワルツェネッガーの、自分がターミネーターを演じた方が良いのではないか? というひと言で歴史を動かすような名作が生まれた。偶然の巡り合わせに感謝。今見ても怖さは一級品。素晴らしい映画です。 【kirie】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-02-27 17:16:56) |
457.《ネタバレ》 とても面白いです。残酷な未来とターミネーターの派遣によって出会った二人の物語は儚くもあり、力強くもあります。ターミネーターはシュワちゃんの肉体と英語の訛り、演技力の無さから醸しだされるリアリティと目標を遂行することだけを考える非人間性がキャラクターを魅力的にしており、ダークヒーローとしての素質満点です。迫力のあるアクションや目を背けたくなるようなグロ描写もあり、娯楽映画としてケチのつけようがないレベルです。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-02-16 02:42:38) |
456.《ネタバレ》 何度も観てしまうオールタイムベストな一本。 2のほうがスケールも大きくアクションも痛快なんですが好みとしてはこっち。 サラコナーが平凡な毎日から徐々に修羅場に足を突っ込んでいく過程がテンポよくかつ、丁寧に描写されている。 あと低予算を逆手にとってスカイネットや未来の世界を見せすぎないところがポイント。 台詞で語らせることによって想像力がかきたれられる。 【CBパークビュー】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-02-13 21:58:38) |
455.先が分かっていても目いっぱい引き込まれます。三番目の標的に迫りくる緊張感はハンパじゃないです。ターミネーターが不死身の如く何度も蘇るシーンにもゾクゾクします。人工知能が現実味を帯びつつある昨今、人類大丈夫でしょうか?久々に見ましたがロマンのある物語は変ってませんでした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-02-08 17:17:39) |
454.《ネタバレ》 低予算ながら良く出来ている。特撮もCGを使うよりリアル感があって良い。 キャストもハマっている。今見ても面白く飽きない。金をかければ良いというわけではない事を教えてくれる。 私的には、続編よりもこちらのほうが好きだ。 ※最後、下半身を爆破されたターミネーターが再度、サラ・コナーに襲いかかるシーンで、笑った奴がいたな・・・ |