10.《ネタバレ》 前半はつまらなくて見るのをやめようかと思ったくらい。 森山未來と佐藤江梨子の二人のシーンが大半。 こういうのは役者によほどの力がないと持たないものだけれど、佐藤江梨子には荷が重かったように感じた。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 3点(2019-12-23 23:40:51) |
9.《ネタバレ》 二人の男女が神戸の街を歩き続けるだけの展開なのに、全く退屈じゃないどころか、涙がポロポロ。自然でリアルな会話にこんなに惹きつけられるなんて。それが実際に起こった出来事や場所と融合して、自分もそこにいるような感覚にさせてくれる。だからドンドン映画の中に引き込まれていく感じでした。今じゃ、日本のどこにでも大地震がいつきてもおかしくない状況で、次は自分の番かもとゆう覚悟と不安の中で、日々の暮らしを平凡に続けている毎日ですが、そんな中で僕たちは人のちょっとしたふれあいや少しの優しさに、なんとなくの心の安定をとりつつ生きていて、でもそれってとても重要なことなんだと映画を鑑賞後感じました。最初は嫌な二人だったけど、最後はこの二人に暖かい人間味を感じれた所も良かったです。 【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 10点(2016-11-05 00:49:59) |
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7.夜の空気感が心地いい映画だった。 二人のいる場所の質感を感じられる不思議な映画だった。 二人ともいい役者だと思った。 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-09-05 21:56:35) |
6.ドキュメンタリータッチですがちょっと気になる非現実的なところもありましたのでみなさんほど高得点にいたしませんでした。しかし、主演お二人はよい役者さんになっていますねと納得です。 【HRM36】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-01-30 11:35:47) |
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5.映画の内容も心に来るとてもいいものだと思いますが、それを物語るストーリーテリングが見事。夜景を眺めて「あの明かりの一つ一つにドラマがあるのさ・・・」なんつって女を口説く人がいるそうですが、それをギャグ(?)ではなく大まじめに表現しています。「ああ、あの明かり一つ一つにドラマがあるんだな・・・」と自然(?)に思わせてくれる映画でした。主人公二人の思い出語りが多く、最初は「ちょっと説明的な映画だなあ」と思っていましたが、後半にいくにつれてただの街の風景それだけでジワジワと感動がやってきます。言葉でしか伝えられないことと、映像でしか伝えられないことが両方ちゃんとある映画だと思います。冬の夜中の寒ーい空気感と、人々の営みのホクホク感もいい対比になってます。(肉まんとかたこ焼きとかね。結局食い物かよ) 【ゆうろう】さん [映画館(邦画)] 10点(2012-01-09 02:47:02) |
4.《ネタバレ》 やはり、主演が実際に神戸で震災を経験した2人ということで、まるでドキュメンタリーを見ているような感覚でしたね。大災害が被災者の心に刻みこんだ傷の深さをリアルに表現できていたと思います。最後のシーンもドラマ性を排除していて非常に良かったです。 ただ、建設会社でのシーンは余計だったような気がしましたね。15年経って人々の関心が薄れてきたことを示しているのかも知れませんが。正直、東日本大震災では日本の建物の耐震レベルの高さを示したわけで・・・・・ 【TM】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-10-18 23:40:01) |
3.《ネタバレ》 確かに胸をしめつけられるような力はあるんだが、冷静に映画として観るとヒジョーに地味。冒頭の飲み屋での一触即発の緊張感が持続してれば、もっと良かったかも。森山未來のイジケ顔にはキュンとさせられた。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-15 16:32:42) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 映画は祈りです。誰かの幸せや平穏な日々や、 健康などを誰にともなく、手を合わせ祈っている、 それが映画の隠された一面です。 どうかあの人が、どうかあの人が、どうかどうか、 そうやって目を硬く閉じて祈っているのです。 この映画は、今を生きる多くの被災した方々への 祈りです。 まさか、公開された2ヶ月先に阪神淡路大震災と並ぶ 日本の歴史に深く刻まれる大震災が起きるだなんて、 誰が想像できたでしょう。 今この瞬間もその街のこどもが、彼らが15年前に 感じた痛みと同じように感じ、苦しんでいる筈です。 否応なく容赦なく、執拗に深く深く。 そう思うと胸が痛くてしょうがなくなります。 だけど、だからこそこの映画には意味があるはずです。 手持ちカメラでまさに今その瞬間に呼吸する二人の痛みと、 心の触れ合いを、触れる事ができてしまいそうな距離感で、 直に感じれました。 目の前にいる人の言葉を目を見て聞いているかのような錯覚は、 ドキュメンタリーでもそうそう感じれないけど、 ちゃんとドラマとして二人の背景がその瞬間に見え隠れするから、 深く深く届くのだと思うのです。 歩いて歩いて、言葉を交わし、思いをぶつけ合う。 耐震強度の矛盾に苦しみながら建設業を続ける彼と、 トラウマに縛られ続けている彼女が、 その日と向き合うまでの時間。 特筆すべきは、一つだけ光の灯った部屋に 向かうまでのその光は、トラウマそのものであって、 恐怖でしかないのですが、戻ってきた時にはその光は、 とっても温かいものに変わって映るのです。 それが人です。 向き合うというのは、知りたくないことを知り、 時に傷を深めることもあると思います。 彼女はその日に向かって走った、では彼は? 来年にする、そう言い残して歩いて行きます。 二人のほんの少しの変化が、身近に感じられ、 強く心に響きました。 どうか、忘れないで欲しい。 どうか、知って欲しい。 どうか、早く笑顔が戻って欲しい。 この映画を観たら祈らずにはいられません。 【ボビー】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-07-17 13:02:54) (良:1票) |
1.テレビ放送されたのは見ていなかったけど、物凄く話題にはなっていたので、劇場版の話を聞いたときに飛びつきました。実際観てその出来に圧倒されました。実話をネタにした、フェイク・ドキュメンタリーなのだけど、ハンディカメラで追われる二人は本当に当時の神戸を体験したこどもとして神戸に居て、二人が知らないうちに封印してきた過去というのが徐々に解かれていく過程というのは、観ているこちらが胸が痛くなります。実際に森山未來と佐藤江梨子は震災を経験しているからなのかもしれないが、所々に見せる、トラウマを感じる時に見せる表情というのは多分、彼の嘘偽りの無い感情の表れなんじゃないかな、と素直に感じ入って観ていました。ラストの公園でのキャンドル点灯はドラマの放送当日の実際の場面を録画してドラマの放送に編集して間に合わせるといった、とんでもない事をしているのですが、実際の会場の感じがそのまま伝えられていて、素晴らしいと思いました。 【奥州亭三景】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-02-28 12:26:36) (良:1票) |