1.《ネタバレ》 まるで学校の教科書を読んだような、真面目すぎる内容。
やたらに正義感が強く、おっせかいな美人主人公が、タイはバンコクの街を疾走するといった内容。
随所に都合の良すぎる場面も散見され、色んな意味でイタイ映画。
現代のタイ映画と言えば、映像センスも素晴らしく、内容も多岐に渡るような良作が多いが、この時代はまだまだといった印象。
思ったのは、この時代からバンコクで多発していた売春問題を、真正面から指摘する本作のような作品がヒットしていたにも関わらず、現代においても、バンコクの歓楽街としてのイメージと現実が修正されていないということ。
バンコクが抱える事情は、非常に複雑で根深い問題が介在していると、感じた次第である。