智恵子抄(1967)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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智恵子抄(1967)

[チエコショウ]
Portrait of Chieko
1967年上映時間:125分
平均点:6.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(1967-06-05)
ドラマ実話もの小説の映画化
新規登録(2012-10-14)【アングロファイル】さん
タイトル情報更新(2014-03-11)【イニシャルK】さん
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監督中村登
キャスト丹波哲郎(男優)高村光太郎
岩下志麻(女優)高村智恵子
佐々木孝丸(男優)高村光雲
中山仁(男優)高村豊周
加藤嘉(男優)長沼宗吉
宝生あやこ(女優)長沼やす
島かおり(女優)ふみ子
岡田英次(男優)椿
南田洋子(女優)椿和子
平幹二朗(男優)石井
北見治一(男優)安川
岩本多代(女優)のぶ子
金子信雄(男優)画商山崎
石立鉄男(男優)犬吠の太郎
内藤武敏(男優)沢田院長
小畠絹子(女優)沢田お里
寺田農(男優)
芥川比呂志詩朗読
原作高村光太郎「智恵子抄」
佐藤春夫「小説智恵子抄」
脚本広瀬襄
中村登
音楽佐藤勝
撮影竹村博
製作白井昌夫
配給松竹
美術浜田辰雄
編集浦岡敬一
照明飯島博
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【クチコミ・感想】

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3.2人の事は知ってはいたが細かい所まで知らないし、原作も未読なので実際はどうだったのだろうかという疑問を持ちつつ見た。岩下志麻はさすがの演技力で「狂気」が感じられたものの、丹波哲郎の方はちょっとアッサリとしていて、夫婦愛とか夫婦の苦悩みたいなものがあまり感じられなかった。作品的にはもうちょっと芸術家夫婦なりの衝突とか激しさがあってもよかったように思えるのだが、史実がどうかもわからないので仕方のないところではあるのだが。で、ちょっと調べてみるとこの2人は同居してから20年ぐらいは籍を入れずに死ぬ数年前に籍を入れているようで、現代的な感覚からするとこの辺もどうなんだろうという印象もある。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-05-19 01:50:12)
2.《ネタバレ》 何と、この芸術家の主人公に丹波哲郎?そしてメンタルに弱さを抱えた智恵子に岩下志麻?というキャスティングに、別な意味でのどきどき感が湧いていたのですが、意外にもイメージを逸脱しない範囲で収まっていました。その上で、展開としては、一部脇役がちらほら出てきはするものの、基本的には2人の関係をひたすら追っている。そうすると往々にして単調になりがちなのですが、そうもなっていません。勝因の一つとして印象に残ったのは、道具関係美術の丁寧さ、そしてその効果的な使われ方です。作品上必須の絵の数々を筆頭に、缶々とか(えっ?あの太郎ちゃんが石立鉄男!?)、機織り機とか、レモンとか、彫刻小物とか、切り絵とか。中でも、発症し始めた頃の智恵子の「前と全然違っている絵」の一瞬の説得力は強烈でした。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-05-06 20:56:16)
1.《ネタバレ》 言うまでもなく高村光太郎の智恵子抄ですが、そのままではドラマ化しにくいのか、佐藤春夫の小説版を原作にしています。
2人の出会いから智恵子の死まで、ていねいに撮られています。序盤のややぎこちない関係から結婚まで、見ていてほほ笑ましいのですが、そんな中にも後半への伏線がちらほら……。こうした構成はうまい。それにしても、高村光太郎は芸術家として激情型だと勝手に思っていましたが、本作ではそれほどでもない。厳しさは感じさせますが、智恵子の前だとなんだかフニャフニャになるのがおかしい。
後半智恵子がおかしくなってからは、もう岩下志麻の独擅場。ここですごいのは、智恵子が最初は正気な時もあって、自分が狂っていくことを自覚しているということ。これは怖い。このあたりから最終的におかしくなるまで、目が離せません。本作での智恵子さんはたおやかではかなげなイメージがあるので、暴れたりする時には哀れさが増す、ような気がしました。
全体としていいと思いますが、時間の関係かエピソードの羅列に流れたのが残念でした。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-10-22 20:14:05)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5133.33%
6133.33%
7133.33%
800.00%
900.00%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

1967年 40回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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