1.《ネタバレ》 ドキュメンタリー映画というのもは多かれ少なかれ作りのバイアスが掛かっているモノなので、原発事故による健康障害の影響の真偽・大小について私は何とも言えませんが(そもそも監督も含め科学的に放射能を論じれる人間がこの映画の中には一人も出てこない。ガイガーカウンターを片手に「正常値より高い値だから危険です」と解説する監督には私にはなんの説得力も感じられなかった)、タブーと言われ続けているチェルノブイリの地の今をフィルムに収めたことには意味があると思います。
もうこれ以上大きくならないと言い捨てられる幼児、手術を行わないと近い将来死んでしまうであろう女の子には胸を締め付けられる様な思いだった。