6.《ネタバレ》 もう真相だとか真実だとかはどーでもよくなった感じ。
実は、謎は謎のままだったほうが面白かったりするものです。特にホラーは、真相がわからないほうが次に何か起こるかわからない予測不能の面白さってのを演出できたりします。
この映画もまたしかり。アナがなぜ優等生君やジェシーを狙ったのか。18歳男子なら誰でも良いのか。肝心なことは何ひとつ教えてくれず、思わせぶりなヒントを餌に、ただひたすら驚かせ、怖がらせてくる。だいたい、ジェシーたちの母親が身籠っていたときから何やら怪しい儀式を妊婦にしてたんだぜ~みたいなとんでもないこと言いだすし。かと思いきや、ラストはもうしっちゃかめっちゃかで、魔女たちにとりかこまれるわ、ケイティたちの家にワープするわで、もうやりたい放題。
ま、要するに開き直っちゃっているわけですね。整合性とか前作の関連付けとかストーリーとかどうでも良いだろうと。とにかくびびらせておけば観客は喜ぶだろうと。・・・つまりアトラクションです。5分待ちくらいのアトラクションです。
で、ここまで割り切られちゃうと、それはそれで楽しかったりするのです。出てくるオネーチャンもかわいくて良い感じです。
見て損はないのではないでしょうか。
いや、人によるか。