185.《ネタバレ》 ブラックホールから出てきたところは、本棚の裏?結構ピンポイントで戻れるもんだな。 難しい映画でした。 【東京ロッキー】さん [インターネット(吹替)] 6点(2024-11-03 19:26:45) |
184.地球には住めないから他星へ移住しなければ。までは見れたのですが。 後は、ソータイセーリロン、ジューリョク、ブラックホール、5ジゲン、サッパリワケワカメな講釈を延々と聞かされてグッタリ。 なかなか有能なロボットと綺麗な映像とキャスティング担当者に点数を。 |
183.《ネタバレ》 数年かけて、十七、八回観た結果、やっと自分の意見がまとまってきたので、ここに記す。 最初の30分のツカミが素晴らしかった。 しかし、ある意味、とても残念無念な映画だった。 砂嵐で農業が出来なくなった。だから、新天地を目指す。 この設定部分だけで、有名な物語を下敷きにしていることは明らかだった。 バカバカしいので、いちいち言いたくないのだが、読者の理解のために(ああ、めんどくさい)明らかにすると、それは「怒りの葡萄」である。 そして、最後の30分(二回目のトリップシーンの後)で、この前提とも言える設定が台無しにされるのだ。 とてもじゃないが、ダークナイト・ライジズの監督が作ったとは思えない。 ところで、現代の映画は大体三パターンの終わり方を用意しておいて、もっともウケのよかったパターンを採用すると聞いている(つまりはマーケティングだ。そして、その結果、映画から作家性が失われた。言ってみれば企画のみがあって、意思がない)。 ここからは俺の想像なのだが、 その結果採用されたのが、このパターンだったに過ぎず、それは監督の意にそぐわないものだったのではなかったか? というのも台無し内容が、主人公クーパーが結局、「神の視座」に立てないまま終わってしまうからである。そして、親子愛のごとき話しにすり替えられてしまうからである(現代人はハッピーエンドでなければ気が済まない。俺はこの事実から、現代人は不都合な真実を直視できるだけの知力胆力を奪い去られた後だと分析している)。なんだ、この庶民ウケ狙いのバカバカしさは? 呆れ果てて物も言えねえわ。 なお、冒頭30分のツカミのうち、もっとも秀逸だったのは、保護者面談でのやりとりだろう。 クーパー:月面着陸は嘘だと? 女教師 :素晴らしい政府のプロパガンダでした。 (そりゃ、娘が保護者面談の直前、父ちゃんにお願いするはずだわ。先生とケンカしないで、と) なぜJTNewsの人はこういう基礎的な部分に誰も反応しないのかね。 ま、北朝鮮や中国の脅威とか、コロナなる疫病が実在するとか、タバコには健康被害があるとか、フツーのヒトは政府のプロパガンダを真に受けてる事実があるからね。(フェイクニュースの最大の出処は国家である。このシンプルな真実は、玉音放送を直に聞いた世代なら全員が、体で知っていた) そして映画の中では更に一歩進んで、プロパガンダだったから信じないようにしましょうねというプロパガンダが実施されている。 いやはや、さすがだわ(二重の意味で)。 【おら、はじめちゃん】さん [DVD(字幕)] 6点(2024-08-31 03:04:11) |
182.《ネタバレ》 意識高い系の映画監督として名高いクリストファー・ノーラン監督が挑んだSF超大作 と思いきや、人類愛(含む親子愛)の映画でした ハードSFを期待して鑑賞したのがイケなかったのですが 印象的だったのは アン・ハサウェイの顔立ちのつくりが大きい事(目といい鼻といい口といい)と 「TARS、我が家にも1台欲しいよね」 と言ったとこでしょうか 封切り当時、長女と観たのですが、長女はガン泣きしてました 今で言うとぴえん 【ぐりこ】さん [映画館(字幕)] 7点(2023-11-04 12:16:41) |
181.理屈はよく分からないが、宇宙の可能性は無限。 【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-05-14 21:14:25) |
180.《ネタバレ》 今世紀に入ってからは、SF出尽くし感がある分、安易な作品が減って、淘汰された質の高い作品が出始めているような気がします。本作品は、いわゆるウラシマ効果が主題で、これだけではまったく新鮮味がないわけですが、これに、時間が空間化された多次元空間の存在を組み合わせることで、終盤にあっという間に話が収斂して、見事に伏線が回収されて、感動を補強します。多次元空間の存在は、後から考えるとあまりにご都合主義なのですが、その映像表現が素晴らしいので、その場では魔法をかけられたように魅入ってしまい、粗探しモードにはなりませんでした。結局、良い作品をつくるということは、粗をなくすことにエネルギーを費やすのではなく、それを補ってあまりある何かを押し通すことなんだなと感じ入った次第です。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 10点(2023-03-05 15:54:17) (良:1票) |
179.《ネタバレ》 この極めて有名なSF超大作を、とあるきっかけで恥ずかしながら今回初めて鑑賞しました。皆さんのレビューの全てを読破することなく書かせていただくことをお許しください。 総じて言えば、作品としての長さを全く意識させられない優れたSFエンターテインメント作品、或いはスペクタクル作品だと思います。3時間近い長尺ながら、殆どテンションが途絶える間もなく一気に進められていく展開、ストーリーテリングには脱帽です。 監督御自身も「2001年」へのオマージュといった意味合いのことをおっしゃっているようですが、「静」の「2001年」、「動」の本作、或いは、哲学的な解釈の元に製作された壮大なスペースオデッセイである「2001年」、物理・科学の原理原則を盛り込みつつ「愛」をモチーフとしたヒューマンドラマである本作、というような対比も出来るのではないかと思いました。共通しているのは「大いなる存在に導かれて進化していく人類の未来」を描いた作品と言うことでしょうか。 最も印象的だったのはラスト近くに登場する四次元空間。時間が並立する(パラレルワールドが集中している?)空間の存在は、この物語が決してタイムパラドックスのような矛盾が生じることのない理論に基づくものであり、個人的には大いに賛同できる部分でした。 基本的にはエンターテインメント作品と思いますので、超が付く程のピンチを次々と奇跡的にクリアしていく展開はスリリングで大いに楽しませていただいたのですが、強いて疑問を言わせていただくならば「地球環境が壊滅的な状況となり人々が食糧確保のために農業に勤しんでいる」というそもそもの設定に寧ろ非現実的な印象がありました。ありがちかも知れませんが、やはり壊滅的な結果をもたらす争いは避けられないような。 加えて、相対性理論や量子力学など本来であれば相当高度な理論に繋がるキーワードが多々登場するものの、平易な解説は(ある意味当然かもしれませんが)省略されている為、その部分で置いてけぼりになる人も多いのかなと。 とは言え、高評価も素直に頷ける良作であることは間違いないですね。9点献上します。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 9点(2023-02-13 15:37:16) (良:1票) |
178.《ネタバレ》 ワープホール通るときはえ~。津波を見上げてはえ~。5次元のなかにできた3次元にはえ~。なんだかすごい映像と不気味な音楽とでっかいスケール感に圧倒されまくり。マン博士との小競り合いなんてささいなことに見えます。このスケール感の腰を折っちゃうんじゃないかと...。そしてロボットのキャラが立ってていい。走ったり人運んだりするときのアナログな動きが癖になる。声は吹替の方が好きだな。最後ついでに助かってて本当によかったです。 【Jar_harmony】さん [インターネット(吹替)] 10点(2022-12-09 20:58:30) (笑:1票) |
177.《ネタバレ》 5次元の世界なんて3次元の頭ではどうあがいても意味不明ですが、難解すぎる理論物理学に種族保存本能的な愛とフロンティアスピリットで挑んでいく… 知見を超える妄想のような緊張感の連続でしたが、「人類を救うのは愛」みたいな展開に「穏やかな夜に身を任せて」ホット一息… 迫り来る人類終末への抵抗、種の保存のみに特化した「プランB」と今生きている人間を救う「プランA」、「B」ではなく「A」に希望を抱かせるようなラストに続編は?の期待… 見直したくなって翌日吹き替えにて視聴。 字幕スーパーを追わなくていいのであちこちに新たな気付きあり。 孤独死を恐れたマン博士のドッキング失敗後の一か八かの決死のトライ、さらに息もつかせぬ怒涛のブラックホール突入… ネタバレしているのに初回以上のハラハラドキドキワクワクに満点に変更です! 【ProPace】さん [インターネット(字幕)] 10点(2021-10-08 21:10:23) (良:2票) |
176.ようやく長尺を覚悟して観ました。 前半がやや難解ながらも後半までたどり着けば 幼少期からドラえもんに触れてきた人ならば理解しやすいかも。 長尺ながら果てしない話をテンポよく行ってくれたので観やすかった。 数学的物理的な話はチンプンカンプンだけど言いたい事はわかったし。 TARSが走り出したところ感動した。 それまでは「なんつー機能性のないデザイン」なんて思ってたので。 一家に一台TARS欲しいな。 【movie海馬】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2021-09-17 17:29:05) (良:1票) |
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175.《ネタバレ》 映画監督を絵描きに見立てたら、好きなタッチなのよね、ノーラン監督。 2001年のキューブリック監督もそうだけど、この宇宙というテーマを取り扱うに、テイストが自分の好みに合うかはかなり重要。 だって、わかんないんだもん。 委ねられるかどうか、だからね。 広い宇宙のなかでちっぽけな生命のちっぽけな脳ミソに語りかけてくるのを感じさせてくれたから、それでOK。 しかし録画から観るまでにかなり覚悟を要したのも事実。 かなりコンディションを整えて、やっと観ることができました。 自分こそ帰ってこれないかと思うたわ。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-12 09:22:49) |
174.《ネタバレ》 『2001年宇宙の旅』へのオマージュを盛り込みつつ、知的好奇心で満たすノーランの世界観を堪能。169分の長尺なのにも関わらず、間延びさせない編集が冴える。娘との再会に時の残酷さと切なさを感じつつも、モノリスよろしくな"相棒"と共に次の旅が始まる希望に満ちたラストが好き。 |
173.《ネタバレ》 もう一度ゆっくり鑑賞したいと思わせてくれた作品。できれば大画面で。 169分という3時間近い長編ながら、2001年やゼロ・グラビティ等の様な冗長さは感じさせない構成になっており、 展開は以外に早く見るものを飽きさせないのは流石ノーランだと思った。次の決断をしてミッション遂行までの テンポが良いのだろう。また息を呑むような映像とゾワゾワとした畏怖が見るものを惹きつけるのだろう。 最初の本棚のシーンは何かの啓示であることは予測できるが最後に繋がるとは思ってなかった。もちろんクーパーが 宇宙船から脱出したシーンで「あっ」っとなって感慨深かった。娘マーフも幽霊ではないことには気づいていたが、 それが何かは幼少期に気づくはずもなかったが、あの時の父親クーパーの思いを考えると胸が一杯になった。 口数の多い木偶の坊と思わせたTARSが、様々な場面で有能なのも良かった。というかTARSがいなきゃ全滅してた。 -1点は僕の理解が浅いのも理由としてあるとは思うが、様々な解説を読んでも納得のいかない部分があるから。 マン博士の孤独も嘘の信号もプライドもあるとは思うが、あの様な行動に出る必然性が低いかな?もちろん彼が プランCなるものを画策してたならわからないでもないが、それにしても一人では生きて行けない。有能な仲間を 殺害する利点が何一つ無い。と僕は思った。理屈通りにはならないのが人間の愚かさでもあるが。 いずれにしても21世紀SF映画の金字塔として推薦できる作品だと思う。 【hibari_21st】さん [インターネット(吹替)] 9点(2021-05-07 17:40:36) (良:1票) |
172.《ネタバレ》 孫曾孫玄孫の人達は祖父曽祖父高祖父にあたる人に対してよそよそしいな、とか ジェシカ・チャステインはおばあちゃんになってもそんなにふくよかになりそうにないと思ったり (父親と再会するまでの延命処置の副作用と思うことにします)、 ブラックホールに突入した宇宙船は、いくら摩擦が激しくても分解より深海カップラーメンみたいに 押しつぶされそうな気がしたり、 TARSの送った信号にはアナログ時計よりデジタル時計の方が反応するんじゃないか、 あんな宇宙ステーションっぽい船のどこに第二宇宙速度以上の推進力があるんだ?等 しっくりこない点がありましたが、会話が伏線になっていたり希望を持たせられる良い点が勝りました。 さて、主人公の行き着いた先がなんで娘の部屋の本棚の裏なのかを考えました。 時空を操れるようになったエウレカ後の人達は、まず主人公とTARSにブラックホール内部 (すごい重力場)までは来てもらわないと、娘との時空を繋げることができなかった。 そして、なるべく娘に近い所へ繋ぎたかったけれど、エウレカ後のワームホールを出現させる レベルの技術をもってしても、指定できる数値で最適な座標がそこだった(簡単な自然数ではなく 円周率に代表される無理数並みの桁。最小桁がたった1違えばとうもろこし畑に繋がってしまうような)。 または親父の趣味。 【ぱいなぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-03-29 01:47:02) |
171.《ネタバレ》 話の半分も理解できんかった。 あれよあれよという間にクーパーが人類を救うために宇宙に行く展開がすでについていけんかった。 そもそもクーパーとマーフがあの秘密基地にたどり着いたのは、基地側の人間からすればまったくの想定外の出来事だったはず。にも関わらず、クーパーに事情を全部話しちゃって、移住先の星を決めるという重大任務を与えちゃうっていうのが理解に苦しみます。 方程式はすでに解けていた?ブラックホールに入ると方程式の残りの解がわかる?それをモールスで娘に伝えて方程式が解けた?そしたらなぜか目覚めるとブラックホールから帰還していた?人類の移住が成功していて、それは土星?わかる人にはわかるんでしょうけど、私にはまさに荒唐無稽の映画でした。 期待していた分、落胆も大きい。せめて時間が短ければ・・・。 映像の迫力は息を呑みますが、理屈がいまいち理解できていないので、それが驚きや興奮や感動につながっていきません。 宇宙だけに終始ふわふわしていて、まさに地に足のついていない映画でした。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 3点(2021-03-28 15:03:32) (良:1票) |
170.《ネタバレ》 SFの良作を見たいと思ってこちらを参考に選定し鑑賞。二点だけ不満ありましたが、とても素晴らしい作品でした。 シリーズ化されているようなビッグタイトル以外では、SFとして二番目に好きな作品となったような気がします。 不満二つの一つは長い。もう10分か20分ほどは・・。まぁ見る前に分かっていたことですが。 もう一つは幽霊の正体が父親と気付くシーン。ここはもう少し分かりやすく。 見逃しただけなのかもしれませんが。 |
169.《ネタバレ》 凡作。だいぶ前に見てつまらなかった記憶しかなく、あまり話を覚えてもいなかったところ、興行収入も評判もよいということなのでもう一度見たが印象は変わらなかった。 【ネタバレ注意】相対性理論を持ち出して時間のずれが生じるところ、そこまでの時間のずれが生じるほどに重力の影響を受けているなら、生存可能かどうか考える余地がある気がしない。ブラックホールのそばを通るときには宇宙船が「重力遮断装置」を持っていたとしても、到着した星では宇宙船から出て宇宙服だけで活動してたよね。宇宙服を着たまま生活するつもりだったとでもいうのか。信号を発信し続けたのが数分前からというのも、たどりつく信号の間隔が極端に長くなっていたはずで、なんらかの異常を感じ取れたはず。だいたい何らかの星にたどり着いたとして人が目視で居住可能かどうかを判断する仕組みだったんだろうか。それに「プランA」の星が見つかったとして、どうやって大勢を連れていくのか何の説明もなかったのでは。「プランB」だって現実的ではないと思うけれど。津波が来てるのに、もたもたして流されるドイル。23年も眠らずに一人で過ごしたドイルもアッサリ退場。(食料はあったの?) しめくくりは命がけでアメリアを守ったクーパーが五次元世界で地球の自宅に戻ってくる。どこをどうしたらそうなるというの? 科学的な監修を受けたという話だったのに、あちこちご都合主義の理屈で埋め尽くされておりガッカリ。 【mohno】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-10-19 11:29:10) (良:1票) |
168.《ネタバレ》 劇場はノーラン祭り開催中のなか、フルIMAXという最高の環境で再見。 序盤の地上での物語の尺が妙に長く、たっぷり説明に時間をかけるのがノーランらしい。(それでも若干よくわからない点も笑) こういう映画を見ると、科学というものに夢を託して人類を導いていく、というアメリカ人の科学に対する意識は、日本人のそれとは大分違っているなあと時々思う。科学者ってかっこいいよね、という感じも含めて。 宇宙のシーンは凄い。ゼログラビティとはまた違ったリアルっぽくかつ美しい映像。球体のワームホール、光り輝くブラックホールなど、誰も見たことがない映像を表現していて、重力で空間が歪んだ感じとか。世界に入り込んで見ている間、思わず口が開いてしまう。 しかし白眉はなんといってもTARS! 水の惑星でのキュートな動きと大活躍ぶりは、筆舌に尽くしがたい愛らしさを見せてくれる。 あとノーラン映画で好きな部分として、ラストやエピローグのまったりした時間の使い方で、感慨にふける時間をたっぷりくれるところ。ダークナイトライジング、インセプションでもあった壮大なBGMをバックにして「ああ全て終わったな~~長かったけど色々あったな~~」的なシーン。インターステラーでは、帰還して再会して次の旅が始まるという一連のシーン。なんか心にゆとりをくれる感じがして好きなんだよな。 【kosuke】さん [映画館(字幕)] 8点(2020-09-20 02:17:46) (良:2票) |
167.《ネタバレ》 数年前に見ていた映画だったけれど、再度見直しました 数年前にも印象に残った映画だったけれど、今見たほうが響きました 丁寧なつくりの画面。 けして突出した個性ではない人たちの、一人きり、すれ違い、心が届かない寂しさが心に沁みます あとなんとなく、 未来の人類は、あのロボットくんと関わることで進化したような、そうだったらいいなあなんてぽやっと感じました。 【スズメッキの魔女】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2020-09-13 23:39:33) (良:1票) |
166.《ネタバレ》 クリストファー・ノーラン監督の作品とはあまり肌が合わない私なのだが、この映画は素晴らしかった。 科学的な裏付けは、私のような素人ではケチがつけられないレベルで納得できるし、その星の重力の下では1時間が7年にもなる、なんて容赦のない設定も心地よい。加えてロボットの造形が秀逸で、海上でブランド博士を救出するシーンでの動きには唸ってしまった。おまけにラストでは、たった一人遠い惑星に取り残されたブランドの元へ旅立つクーパーの良き相棒に収まるなど、ルークとR2-D2的な絆にちょっとホロっと来る。 他にもマン博士の裏切りなど、上映時間の長さを全く感じさせない作り。 「彼ら」が誰かは結局明かされないが、映画のテーマはそこにはないので気にならないし、人類の救済が父と娘の絆に焦点化されていたことも、自分の人生を振り返って見るのにはちょうどいい設定。 人類滅亡への緊迫感に若干乏しいのが難点だが、SFとしては、頭も鍛えられてドラマも堪能できるという素晴らしい映画。 それにしても、クーパーとブランドのその後、気になるなあ。 |