1.《ネタバレ》 これで5作目になる超大作シリーズ。
今までは名作の域に達するにはちょっと足りない惜しい作品ばかりだったけど、5作目にして一気にブレイク!
これを待ってたんです。
なんで最初からこれをやらなかったのか摩訶不思議。
ピーター・パンの物語が好きなら絶対に見るべき作品に仕上がってます。
ここから先はほぼ100%ネタバレになるので、見てない人はこんなレビュー読むより先に本編を見ることをオススメします。
まず序盤は友情物語なのかなぁって感じで始まって、スター・ウォーズ並のダークサイドに堕ちるという衝撃の展開。
しかも、ちょっと小保方さんも入ってて、ピンクの妖精の粉はありまぁす♪とか言い出しそうな時事ネタも織り交ぜてくる周到さ。
そして、登場する人間の若者。
ちょっとイケメンで、紳士的で、第一印象は悪くない。
実はいい人なの?とか、妖精と人間のラブストーリーなの?とか思ってたら、大どんでん返し来ました。
この若者がフック船長だったんですね。
まだ義手じゃないけど、ちゃんとフックも持ってます。
あと、チクタクワニも愛らしい赤ちゃんで登場して、時計を飲み込んだ経緯も明かされちゃう。
ワクワクドキドキして海賊船が飛んだ瞬間には思わず感動しちゃいましたよ。
まあ、ストーリー的には感動シーンではなかったけど、これはもうディズニーランドの新アトラクション決定ですね。
ほんとこういう前日譚をずっと待ち望んでたんです。
あと、スミーもちょっと登場するけど、フック船長とスミーの出会いの物語もあるのかなぁって想像すると、次回作が楽しみ過ぎる。
それから、シリーズ1作目からティンカー・ベルの性格に違和感があったけど、今作で考えが変わった。
妖精は歳を取らず見た目はそのままなんだろうけど、ピーター・パンの物語はまだ何十年も先の話なんですよね。
フック船長との因縁もずっと続くだろうし、性格も少しずつ変化して行くのかも。
それに仲間たちのキャラが立ってたので、それを取り纏めるティンカー・ベルは素直な良い子キャラがぴったり嵌ってた。
因みに原題のThe Pirate Fairyは直訳しちゃうと海賊妖精となっちゃって味気ない。
邦題の方が100倍ワクワクしますね。