5.《ネタバレ》 ジョン・ワッツ氏は最近のスパイダーマンシリーズの監督を任されていて、
そつがない監督さんだなという印象を持っていたのですが、このデビュー作を見て
最初から完成度高い作品を手掛けてたんだなぁと感心すると同時にこんなグロテスクなものを作ってたのかと驚きました。
ピエロの衣装を着てみたら、その衣装には悪魔の呪いがかけられていて脱げなくなるという、
設定だけ読んだらコメディものかと思うほどB級テイストなんですけど、観るとすごくシリアスなんですよね。
痛々しい描写はしっかり痛々しく、グロ描写はしっかりとえげつない。
主人公はただ子供を喜ばすために代わりのピエロを演じただけなのにこんな目に遭って、
子供達も普通に犠牲になるし、本作は怖いというよりも精神的にくる作品です。
率直に言って好みではありませんが、そんじょそこらのB級ホラーとは
レベルの違う出来栄えでこれは高得点つけざるを得ませんでした。