1.《ネタバレ》 中年というより高齢といったほうがよい男女でして
シャーロット・ランプリング演じるアンナはもう冒頭からワケあり全開で、精神を病んでるっていうのが
なにげにわかる、度々公衆電話でかける相手が・・・それが悲しすぎです
たぶん、かなり年下の旦那さんから一方的に離婚を迫られたんだろうなあ、未練たっぷりなのに
理解ある大人の女を無理して演じたとか?・・・そこらへんから精神のバランスがおかしくなって
その上。。。娘や孫も大事だけど、女としていられる相手なんだなあ、わかるわかる。
あぁ年取っちゃったなあていう口元、でも相変わらずかっこいい、ハイヒール履いた足が美しいです。
お見合いパーティで知り合った男が殺されちゃうんですが、犯人はもう最初からわかってるようなもんでして
なぜ、そうなっちゃったのか、アンナの過去に何があったのか
物語はそこなんですが、ちょっとパンチが足りないです。登場人物それぞれの描き方がちょっと中途半端。
ガブリエル・バーン演じる警部、職業柄の直観とひとめ惚れの両方でもってアンナに近づく、この警部さんの
キャラがもう少しはっきりしてるとよかったかもね。
詩的な雰囲気で多くを語らずみたいな印象なんですが、やっぱり物足りなさを感じる
なにって、ロンドンにもあんな高層マンションがあるんだ、築100年の家ばかりではなかったです、はい。
イメージとは違うロンドンの街を見せてもらいました。
監督のバーナビー・サウスコムはランプリングの実の息子だそうです。