12.当たり屋で旅しながら生活してる家族って・・・。強烈すぎ。誰も真似してはいけない。 【ケンジ】さん [インターネット(邦画)] 8点(2019-02-23 22:31:08) |
11.今回、吉永小百合さんが語る思い出の日本映画ということで紹介され放映されていたので鑑賞することができました。 しかしこの少年、正式な役者でもないのにすごい存在感。 少年の名は阿部哲夫。 彼の生い立ちとしては それまで養護施設に収容されていた孤児であり、この映画の公開後、養子の申し出があるも断り、その後映画会とも縁を切ってしまったという情報がBS-NHKのテロップにてありました。惜しい存在を映画会は逃してしまいましたね 。彼の不思議な魅力を感じさせるその目つきと学ラン姿に黄色のジャイアンツ帽子というその出で立ちはきっと一生忘れられないものとなってしまおう。彼が教える単語を後追いしながら発する弟がまたかわいらしかった。彼ら二人を宇宙兄弟と呼んであげてもいいかしら。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-11-08 23:57:15) |
10.《ネタバレ》 ATG提携作と言うことだったので、このような全国ロケのロードムービーをするとは思わなかった。内容的に、実話ベース(こんな酷い事件があったなんて)ですが、一貫した少年の目から見たこの家族の崩壊、日本の崩壊、感じた矛盾、抑えている心の叫びを映画をとおして描ききっている。見応えのある映画だった。 【min】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-05-20 21:53:56) |
9.当たり屋は犯罪ですが、どんな親でも少年にとってはまぎれのない家族です。 【白い男】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-07-09 13:57:27) |
8.野村芳太郎監督の『鬼畜』にも似たテイストを持った作品。 際立って面白いという作品ではないのだが、かといって退屈でもない。 車にわざと当たって金を稼ぐ、いわゆる「あたり屋」稼業を家族ぐるみで行う一家の、行く末を描いた作品。 少年がかなりの熱演をしていたのが印象的。 それと渡辺文雄と渡辺正行は、名前も顔も似ているような気がした。 奥さん役の小山明子の脚が綺麗だったが、メイクが濃すぎて怖かった。 もう少し話の終わらせ方にひねりがきいていたら、インパクトを残す傑作となったかも。 【にじばぶ】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-11-16 19:07:45) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 国家社会への対抗心やアングラ芸術への傾倒、またはエロチシズムでの表現といった様々な形で邦画界に名を残すオーシマだけど彼の作品の根底にあるものは「全体主義の中の孤独」。鬱屈を抱えて生きている人の疎外感や屈辱、労苦を取りあげそんな者を生み出す社会への告発・そして影に隠れて生きている者への掬い上げ(例えば横尾忠則やフォーククルーセーダース、荒木一郎やビートたけし、ま阿部定もそうかもしれん)が作品のテーマと思うが何せ主義主張の多い彼の作品は、正直疲れてしまう。ただ実在した当たり屋一家の事件を題材にした、「当たり屋役」で一家を支えている少年のロードムービーである本作は淡々とその道行きを撮しているだけでそういった強烈なインパクトは無く普通。ところがこれが過酷。掬い上げすらない。大人の自我を持たないままの「少年」が親のいいなりになって犯す犯罪だけが家族を繋ぐ「絆」という苦しみ。雪だるまを相手に「宇宙人が素敵な未来へ弟と共に連れ去ってくれる」という想像の発露。そして義理母が与えてくれた愛情の印=時計が招いた少女の事故死と家族の崩壊。胸がつまる。そしてラスト、護送される車内の中で涙する少年のショットは映画監督オーシマの力量を感じる。個人的には「愛のコリーダ」と並ぶ彼の名作。 【Nbu2】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-09-21 16:31:47) |
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6.《ネタバレ》 あたり屋で強請をやりながら各地を転々とする親子。どうしようもないけど、どこか魅力的な父親。義理の母と子供の不思議な連帯感。あたり屋は少なくなったけど現在でも、こういう家族を目にすることがある。というより多いのではないかと思う。強請られた側のエピソードがあれば、さらに深みが益したと思う。見ていて楽しい映画じゃなかったし、今の時代から見ると衝撃的でもないので5点。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-09 08:01:29) |
5.強い者が弱い者を虐待・搾取し、虐待・搾取された者は自分より弱い者を虐待・搾取し…。延々と繰り返されるこの関係性が《権力》の構図だとするなら、その最底辺に「少年」がいる。 親に「当り屋」を強要され、逃げ出して故郷の祖母のところへ行こうにもお金がなくなり、見知らぬ町でひとりぼっちで泣く少年。自分が稼いだお金なのに、父親から「好きなものを食え」と言われても一番安いメニューをおずおずと選ぶ少年。いじめられている子に声をかけようとしたら、その子に、大切にしていたジャイアンツの野球帽を泥水に叩き付けられた少年。幼い弟に、「いつかアンドロメダ星人がやって来て、ぼくたちを地球から連れていってくれるんだ」と何度も何度も語りつづける少年。… 大島監督がこの作品に託した「国家」と「権力」という観念的なテーマ以上に、あまりにも理不尽な“受難”を受け続ける少年の心の痛みが、見る者の心にも突き刺さる。それは「いじめ」や親の虐待といった、今日なお切実な問題をぼくたちの前に突きつけてくるだろう。が、何よりもこの少年のつらさや悲しみの深さが(↓の方も書かれている通り、少年を演じる子役のあの眼差し…)、ストレートにぼくたちの心を撃つことで、単なる「問題提起」だけではない切実さを与えるのだ。 ぼくは見るたび、この映画の中の少年に涙する。しかし、それは決して同情や憐憫からじゃない。この映画を見ている間、ぼくは「少年」そのものになっている。そう、あの少年は「ぼく自身」だ。だから少年が泣く時、ぼくも泣く。少年がこの世界に押しつぶされそうになるのをひとりで耐えている時、彼の代わりにぼくが涙を流す。…『少年』は、ぼく自身の「物語」となるのだ。 それは、たぶん、間違いなく、あなたにとっても。 【やましんの巻】さん 10点(2004-07-21 20:27:23) (良:1票) |
4.素直に映画として面白いし、考えさせられるし、演技もよいです。 【MASH】さん 8点(2004-01-03 09:27:43) |
3.↓のレビューを見て映画を見た。そしてレビューを書こうと思ったら↓の人の名前がイカスのに気が付いたので、それを引き立てるので終わろうと思う。一生懸命文章考えてたのに「まあいいや」ってなってしまったんだからしょうがない。 【セクシー】さん 10点(2003-10-30 03:59:14) (良:1票)(笑:1票) |
2.四国からなんと日本最北端の地・宗谷岬までオールロケが圧巻。当時ATG1000万円予算システムで製作されたが、メインキャストの家族四人とスタッフは手弁当で参加した。大島のイデオロギッシュな慟哭と映像が形而上学的な昇華を見せた奇跡的な作品。少年・阿部哲夫の存在感、林光の音楽、そしてシネマスコープに描ききられた鮮烈なカラーが悲しくも凛としたこの傑作を支えている。間違いなく大島渚の最高作。 【マス角栄】さん 10点(2003-05-07 10:04:40) |
1.車にわざとあたってお金を取る、あたり屋をやって生活する家族の話。とにかく大島監督の独特な表現の仕方が印象的でした。 【あろえりーな】さん 6点(2001-09-10 16:11:48) |