1.《ネタバレ》 全体のテーマは、監督の前作『まともじゃないのは君も一緒』とほぼ同じよーなと言いますか、ただ今作は(冒頭でもワザワザ明言されるよーに)見かけはモロに恋愛映画、みたいな感じではあるのですよね。その意味では、まずその恋愛的な部分は大まかにゆーと直近だと『明け方の若者たち』(=私が珍しく結構に嫌いな方の恋愛的なヤツ)みたいな感じで終わってくとも言えますし、だからまたある種、途中で恋愛ものから本来のテーマ的なお話の方に「逸れてゆく or 逃げてゆく」という感覚すら在ったりもするのですよね。ごく個人的にも、ゆーて昨今大流行りなテーマですから私も色々観てるワケですケドも、このテーマでこーいう決着の付け方にしちゃうと、それって(地味に)マジで超・高度なコトを言っちゃってるよな~~と思っちゃったりもするのですよね⇒私はまた、こーいうのって結局「人と人」だとは言いつつも、それでも各種の恋愛的なソレと⇔どんなに高度であってもソウルメイト的な(友達レベルの)ソレとゆーのは、流石にやっぱちょっと別物なんじゃねーかな~~て感覚ダケは(私自身は)多分死ぬまで捨てらんねーだろうな…と思ってるってコトではありますよね(如何に世界の多様性が日に日に倍々に増大していったとしたトコロで…)。
映画として、雰囲気自体は全然悪くなかったと思いますし、芋生悠ちゃんの透き通った感じとかもごく好かったと思いますし、何より倉悠貴くんはかなり役にハマってて率直にスゴイな~~と思ってしまったってトコロもあるのです、ケド、上で書いた理由から私の評価としては(『まともじゃない~』との前後関係を付けて)この点数にしておきます。