1.《ネタバレ》 70年代のテレビ映画ってコトなのですが、観終わって思うのはまず端的にコッ酷い邦題!という一点ですよね…(遂にソフトが発売されたのはついこないだ!てコトっぽいのに…)私も正直、クモに咬まれるとゾンビになっちゃうゼ!て映画なんだろ~な~と思って借りて観てたのですケド、結論的にはそーでなくって単に危険な毒グモがエクアドルからのコーヒー豆密輸に乗じてカリフォルニアに襲来する…みたいな超・単純なアニマルパニック作品なのですよね⇒その意味では、比べるべきはやはり同時代の『ジョーズ』なのだと思われます(筋書きも随所でかなり似通ってるし)。実は、クモもクモとてタランチュラですらなくて、実在の超危険グモ「クロドクシボグモ」というヤツなんすよね(ギネスにも載ってるとか)。結論的には、ゆーてテレビ映画的な質感ではあるのです、がしかし使用されるクモの量的な部分にも結構凄いモンがあるのと、前述どおり主役の毒グモは実在してます!と言われるとそれだけで気色悪さと居心地の悪さが中々に高度に醸される気がするので、結局のトコロはワリと全然十二分に楽しめちゃった…という、ごく意外な結末を迎えるに至ったのですよね。それでも、終盤は結構テキトー・雑に終わってゆきますし、ゆーて暇潰し用途ならまァ…みたいな感じなのも確かです、が同時にまた確実に珍品にも思われるので、興味の沸く好事家の方は是非。