24.《ネタバレ》 寄宿学校での女同士の愛。 よくある設定の話ではあるが、レズシーンだけを前面に押し出しているわけではなく、心理描写がしっかりしていてポーリーの狂気じみた執着が怖くなる。 親の愛を知らないがための愛に飢えての執着だろう。 同情すべき点はあるけど、これで掻き回される周囲はたまらない。 自らを猛禽になぞらえたポーリーに感情移入はできず、むしろ敬遠したいタイプ。 ラストのポーリーの飛び降りでは、皆のハヤブサを追う視線と表情に違和感を感じた。 あれではポーリーとハヤブサを重ねてポーリーの望みが叶ったかのような演出になってしまう。 現実は超バッドエンドなのだからチグハグな印象に。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-07-24 22:18:31) |
23.実話がモチーフだということで。実話と同性愛がどう繋がってるかは知らんけど寄宿女子寮が舞台なのでなんかドクドクしたものなのかなぁと思いきや・・切なくて重苦しい、パイパー・ペラーポ(ヒラリー・スワンクと顔似てねぇか?)の演技が印象に残る痛々しいストーリーでした。こんなにも好きなのに相手から突き放されるこの衝撃、たまったもんじゃないし、痛いほど気持ちが伝わってきました。 P.S. 庭師のおっちゃんどっかでみたことあるなぁ・・と顔を思い出してみると「ダイ・ハード3」の刑事役のおっちゃんやん!!とどうでもいいようなことで感激した自分がいました(笑) |
22.女学院の寄宿舎という舞台設定でエロくならないはずはないと思っていたけど、案の定良いおっぱいを拝むことが出来ました。 レズの痴話喧嘩に巻き込まれたら大変だってことはよく理解できたけど、結論として何が残ったのか考えると虚しいものがある。 校長先生がいい人すぎたので、なんとかしてくれるんじゃないかと期待してしまったけど、やっぱり誰にも止められなかったようで、悲しい涙が溢れて止まらなかった。 同情の余地がないくらいに幼くて正気を失ってたと思うけど、やっぱり可哀想なことに変わりはないんだな。 こういった悲しい物語はあんまり好きじゃないんだけど、映像の美しさには癒されました。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-02-02 16:27:11) |
21.《ネタバレ》 同性愛は男同士より女同士の方が、ちょっと見やすいかな(^_^;)でも感情は性別関係なく、やっぱりせつないですね。ばれそうになって つれなくするメアリーも、一途に思うポーリーもどっちの気持ちもわかる気がします。ただすぐに男の子とイチャイチャしだすメアリーはいかがなものかな・・・。ラストも悲しいけど、実話だってのは衝撃的! 【うさぎ大福】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-07-28 20:38:52) |
20.《ネタバレ》 なんでだろうか。オレは男なのに、トリーに突き放されたポーリーの気持ちが痛いほど伝わってきました。またそれとは逆にトリーの気持ちはいまいちピンと来ないものがあり、口では「愛している」と言いながらその愛する者をあんな風に簡単に切り捨てられるのかと・・・。突き放した後トリーはポーリーに対して何度も「愛しているけどもうだめなの」的な事を言いますが、ちぃっとも信用できませんでした。ポーリーは真剣に彼女を愛し、トリーはほんの火遊び程度のつもりだったと言うことなんだろう。今時は誰でも、もちろんこんなことを書いているオレも、表面的な格好ばかりを気にして本気を出せない人たちばかりです。例え社会のはみ出し者でもあくまで自分の生き方に従ったポーリーは尊敬にすら値します。 「私はトリーを愛している。レズビアンじゃない。」 きっと、真に一人の人を愛すということはこういうことなんでしょうね。ラストのほうの妙に儀式的なところはあまり好きになれませんが、どんな形にせよポーリーの気持ちの強さはまわりがどう思おうとかっこいいと思います。「気持ちの強さ」なんて言葉では言い表せないほど爽快かつ余韻の重い作品でした。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-13 23:49:25) |
19.日本に限らず海外でも、若手の女優サンといったら大抵がルックスを売りにしてる為に演技とかがイマイチな場合が多いんですよ。だけど本作の主人公のパイパー・ぺラーポは不思議にも王道の美しさと、誰もが認める確かな演技力の2つを兼ね備えた珍しい女優で本当に凄いと思いますね。そんでもって彼女の一番良いところはやはり目で全ての事を訴えかけてくるところですかね。力強い目力(・・・というのかな?)に僕は映画の世界に完全に引きこまれちゃいました。色々と女優サンの演技を見てきたけど、こんなに引き込まれたのは初めてかもしれません。それくらい素晴らしい。未見の方は『コヨーテ・アグリー』とは180度違った彼女に戸惑うかもしれませんが、アイドルではなく1人の女優としてのパイパー・ぺラーポを観て何かを感じてください。絶対に得るものが何かあるはずです。保証できます。 ≪追伸≫ 『ボーイズ・ドント・クライ』でも思いましたが、やはり「自分が自分らしくあること」ということが最も大切なんだなあと改めて思いましたね・・・そういやザ・キュアーのボーカルの人やフェリスのマシューもこういってたなあ・・・「他人は信じるな、自分を信じろ」っと。 【ピルグリム】さん 7点(2005-02-03 22:58:09) |
18.私が真っ先に連想したのは「乙女の祈り」。しかし、二人の少女に同化する様に作られていた「乙女~」とは違って、本作は二人の少女の間に狂言回しの少女を配置してしまい、その所為で私も、その少女と同じ傍観者に成らざるを得なかった。また、時代をきっちりと描いていた「乙女~」に対し、本作はいつの時代の話なのかもピンと来ない。実際は約30年前の事件だったらしいですけど、この状況にはゲイが市民権を得る以前という明確な時代背景が欲しかった。ということで、私には「ヴァージン・スーサイズ」同様、上辺だけのリセエンヌ趣味にしか見えませんでした、5点献上。 【sayzin】さん 5点(2005-01-05 13:35:11) |
17.切ないけど良かった。パイパー・ぺラーボが思ったよりも良かった。 【ゆきむら】さん 8点(2004-12-27 04:05:01) |
16.同性愛とかっていうより、一途なラブストーリーって感じが強い。切ないです。 |
15.《ネタバレ》 風景とか学校が好きです。夜中とかに周りの森歩いたりしているの見てうらやましかったです。結末は結構重いものでした。でもそれで自分自身も沈むことがない映画でした。 【Gene】さん 8点(2004-11-10 08:45:36) |
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14.同性愛映画ってのは、感情移入できないせいか、乗れない映画が多いんですが、この映画は違いました。久しぶりに、切ない映画をみたなあっていう感じ。 【じろう】さん 8点(2004-09-17 00:27:36) |
13.主人公の女の子がはじめ幼い雰囲気なのに、段々大人っぽくなっていくのがよくわかりました。 女子の寮学校はちょっとノリが凄かったです… いくら好きでも殺そうとするなんて、同性でも関係ないんだと感じさせられました でも、ラストは先が読めたような… 映像は綺麗でした☆ 【れみ】さん 8点(2004-07-04 11:54:23) |
12.期待は通り、それ以下ではない。トリーがどっかの段階でポーリーとの愛に戻っていく事を最後まで期待していた、邦題から結末は予想していたが。自分が愛して欲しい恋人からも親からも突き放されたらつらいね、あそこまでトリー一人に固執するのは理解できないけど。女子高内の誰が悪いと言う事でなくポーリーに愛を持たない母親やトリー在り方次第で見放しかねないその父親を例に、子への無条件の愛の大切さやこんな悲劇が他人事でない事を全ての親に訴えている映画の様に感じた。女子高生の悲劇の結末の映画ってダイレクトな感情が見れて結構好き。緑に囲まれて美少女の競演が映像的に心地よい、手抜き無しのレズシーンも一文字で美。あまり触れたくないんだけど劇中結構登場するアジア人の不細工な女の子を何とかして欲しい、加えてあの自信満々な振る舞いには吐き気すら覚えた。展開的に不要、綺麗な映像にもマッチしない、ストーリーそっちのけで水をさす、退場。 【スルフィスタ】さん 8点(2004-04-29 03:33:28) |
11.このタイプの映画が好きなので点数は甘いかもしれない。この映画は、森の美しさと少女期の危うさ儚さが溢れかえっていて、私は目を離せなかった。P・ペラーボが出色。若葉とか飛行機雲のような、スッキリと清々しい怜悧な印象を持つ少女ポーリー。ハヤブサを育てる姿はまるで妖精のよう。妥協や駆け引きを認めない真っ直ぐな愛を抱え、壁にぶつかり破裂してしまう。彼女の持つ空気の美しさは素晴らしかった。彼女が泣くシーンが多く、その思いの熱さに何度かポロポロともらい泣きをした。若いってそれだけでつらいんだよね、うまく言えないけど。そして、絶妙なタイミングで現れ、短いセリフで締める庭師のおじさん。女の子ばかりの甘い雰囲気のなかで、名優G・グリーンの落ち着きぶりがかえって目立った。 【のはら】さん 8点(2004-04-24 03:46:01) |
10.人は、子供のときに、親から愛されることで、他人を愛する自信が生まれるそうです。 親から愛情を受けずに育った人の、他人の愛し方は、どこか、ぎこちなくて悲しい─。 これはそういう映画でした。 ちなみに「同性愛」はこの映画の本質ではないと思います。 彼女は、愛されたことがないゆえに、最後まで愛されるという自信が持てなかった。 彼女の愛情の飢えと不安は、しだいに「嫉妬」にかわっていくのは、ご存知のとおりです。 パイパー・ベラボーの素晴らしいところは、このトラウマを抱えた女の子を完璧に演じたことではないでしょうか? 愛されたいという願望や、愛してくれるだろうか?というトラウマから発した女の子の、身を焦がすような激しい焦燥感が、画面を通して伝わってきて、否が応でも、私の心を鷲摑みにして離しませんでした。 だけど彼女は、たった1人の人間を愛し続けたのだと思います。 それは未来のない絶望的な恋─。 彼女の行動は、終わりに近づくにつれ、荒々しさと、痛々しさを増していき、見ている者の胸に痛みを与えます。 彼女は、絶対に報われない恋愛の行く末を見ようとはせずに、目をつぶって全速力で、壁にぶつかっていく・・そういう少女でした。 母親からも愛されない彼女は、しだいに愛することよりも、愛されることに執着していきます。 パイパー・ベラボーは、絶望と狂気と、繊細さと、切なさの感情が同居する女の子を、見事に演じきりました。 これほど存在感のある女優は、それだけで観る価値はあります。 演技力に10点です 【花守湖】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-01-14 10:18:13) |
9.普通におもしろかったです。ロミジュリみたいな悲劇の恋愛話でした。ポーリーは一途にトリーを思いつづけているのにトリーはもう受け入れてくれず、トリーも親に嫌われるのが怖くて愛しているのに受け入れられない。とてもかわいそうな話です。でも1番かわいそうなのは、自分のことでも精一杯なのに二人の恋愛に巻き込まれたマウスでしょう。ところで、モチーフにした事件とこの映画の内容ずいぶんちがいませんか。 【YU】さん 7点(2004-01-05 03:44:35) |
8.なかなかおもしろかったです。私はノンフィクション映画大好きっ子なので少し期待して見ました。その期待は裏切られることはありませんでしたよ。パイパーはハマリ役でした。女の子同士の恋にドキドキさせられました。私自身、彼女達と同年代なのでこうゆう青春系は楽しめます。ちょっぴり切ない映画でした。 【未歩】さん 7点(2004-01-01 23:56:02) |
7.映画としちゃ残念な出来映えなんだけど、主演の2人は悪くない。類型的な人物に、まがりなりにも説得力と生気を吹き込んでいる。特にパイパー・ペラーボは、『コヨーテ・アグリー』に続いて魅力いっぱいだし、オジサンはもう胸キュン(笑)です。こういう映画を見ると、やはり『いまを生きる』は相当な傑作だったと再認識させられます。 【やましんの巻】さん 4点(2003-08-12 18:13:57) |
6.お互いを思う気持ちに温度差があって,ポーリーが痛々しい。ハッピーエンドにはならない映画だけにほの暗さというか,切なさみたいなものがもう少し感じられたら感動も大きかったと思う。 【北狐】さん 6点(2003-07-18 17:52:14) |
5.後半は痛々しくて見てられなかった。ポーリーのむちゃくちゃな行動が切なすぎる。周りの環境が悪いんですよね。偏見はだめですね。 【ザーボン42】さん 7点(2003-06-19 11:42:47) |