15.《ネタバレ》 主人公のリボイが、父親にインディアンの血が半分流れているFBI捜査官、というやや変わった設定が面白いです。その設定自体は、物語の中で主人公のルーツを辿ると共に、主人公が見る夢の謎解きにも関わってくるので、映画の中で大事な役割を担っています。設定がきちんと活かされている映画って、観終わった後に、なんかすっきりした気分になります。 映画自体は丁寧な作品づくりだと思いますが、いかんせん内容や時代背景が、私たち日本人にはなじみがないものなので、結構わかりにくい部分も確かにあります。その辺のわかりづらさがこの映画のネックと言えばネックかもしれないですね。 インディアンの保守派と改革派にいたっては、どの登場人物がどちらの派閥なのかがわからなくなったりして、中盤までは人物関係整理するので頭がいっぱいいっぱいになります。 もう一回見ると、もう少し映画に入り込めそうな気はしますが、今回は初見のみでの感想にして、わかりづらさを減点させてもらいました。ですが、ミステリー要素を含めた推理サスペンスものとしては、充分楽しめる内容だと思います。ラストの盛り上がりもナイスです。確かに鳥肌ものですね! 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-19 18:36:51) |
14.《ネタバレ》 午後のロードショーにて鑑賞。いかにも午後ローらしい可もなく不可もなくな内容で、なかなかの豪華メンバーが顔を揃えながらも日本では劇場公開されなかったことにも納得がいきました。。。 ネイティブ・アメリカンの霊媒を捜査に活用するという斬新すぎる試みは空回りしているし、ヴァル・キルマー扮するレイ捜査官が己のアイデンティティを辿るドラマとしても感動が不足しています。根本的な問題として、ミステリー映画であるにも関わらず序盤から悪い奴がモロバレになっているのはどうかと思います。「ネイティブ・アメリカン=被害者、白人=加害者」というありがちな図式を避けるために、ネイティブ・アメリカンの社会内にも対立があるという構図を持ち込んだアイデアは評価できるのですが、映画後半になるとその構図がすっかり忘れ去られ、白人の悪事を糾弾するいつものネイティブ・アメリカン映画に落ち着いてしまった点にはガッカリでした。。。 コーエン兄弟作品でお馴染みのロジャー・ディーキンスによる撮影は美しく、ヴァル・キルマーは精悍でカッコいい、ハリウッド映画としての体裁はしっかりと整っているので、2時間を飽きさせない出来となっていたのが救いでした。 【ザ・チャンバラ】さん [地上波(吹替)] 5点(2012-09-07 22:10:37) |
13.前半は退屈。後半から謎が解けていくと面白くなってきた。 【真尋】さん [DVD(吹替)] 5点(2012-06-24 06:54:33) |
12.地味な映画内容ですが、展開が面白く最後まで楽しめる作品でした。 【SAT】さん [地上波(吹替)] 6点(2012-01-23 22:08:48) |
11.《ネタバレ》 ガス・グリソムとチャック・イェーガーが競演してる(笑)。ヴァル・キルマー好きなんで、なかなかおもしろく観ることができた。西部開拓はそのまま少数先住民の迫害になったわけで、サム・シェパードがコーラ飲みながら話す、敗者の運命は勝者に左右されるって話が大きく伏線になってくる。 一件落着と思わせたジミー逮捕のシーンで、フレッド・ウォードと握手した後、さっと手をズボンで拭く演出、思わずニヤっとしてしまった。 ラスト、車の中に彼がいたのが秀逸。嬉しいね。 【オオカミ】さん [地上波(字幕)] 8点(2012-01-19 15:38:55) |
10.サスペンス・アクションというよりは、人間ドラマ的な要素がやや強い映画。 序盤から中盤にかけてはちょっと取っつきにくいんだけど、ネイティブ・アメリカンの深い悲しみと、 その血を引く捜査官役の主人公の心の変化が丁寧に描かれていた。ラストのシーンもいい。 地味といえば地味な作品だけど、内容は決して悪くはないと思う。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 5点(2011-07-22 05:26:56) |
9.ちょっと途中で話がわからなくなってしまったけど,何とかついていった.主人公がネイティブアメリカンの本能を取り戻していく様子をもう少し詳しく説明すればいいのに.なんかこじんまりとした展開になった感がある. 【noji】さん [地上波(吹替)] 4点(2009-07-06 22:23:52) |
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8.《ネタバレ》 前半は退屈。ネイティブアメリカンが土地を守るシーンが爽快だった。徐々に真相に気づき周りを敵にしてまで捜査をして最後には「この土地は渡さない」と叫んだ主人公にグッときた。 【spputn】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-06-05 01:55:34) |
7.《ネタバレ》 最初はあまりにダラダラした展開にどうなるかと思いましたが、相棒を始めFBI連中がグルだと分かってから、民族の血を引く主人公が自我に目覚めていく過程辺りから急に面白くなってきました。終わり方も結構好きです。ただいかんせん事件の面では登場人物が多すぎて一発で理解できないかも・・・。もう少しキャラクターを分かりやすく作って欲しかったです。関係無い人までだいぶ殺されちゃったのは切なかったですね・・・。日本人としては民族の対立とかがイマイチ心情を理解できないのも残念でした。 |
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5.この作品は面白いとか楽しいで語れるものではないと思った。観終わった後似ては無いけど「ミシシッピ・バーニング」と同じような感覚に陥った。熱いものを感じることは出来るが何かが解決したとも思えない。どうやら私には考えさせられる映画のようでした。 【tetsu78】さん 7点(2004-11-30 23:35:50) |
4.良質のサスペンスを提供する監督さんであるが、これは少しテンポが遅く、眠たくて、二日かけて見た。謎解きの興味も少しはあるが、スー族の血を引くFBI捜査官が、現代アメリカ社会の片隅に残るインディアン保留地の事件を探るうちに、自らのアイデンティティにも目覚めて行くという、社会派の色濃い作品である。 【きりひと】さん 4点(2004-07-16 06:05:09) |
3.主人公が先住民と心を通わせていく過程はなかなかよかったです。ラストも感動しました。 |
2.なんか・・こう・・言いにくい・・。どこにアクションがあるのやら・・。まあストーリーがよかったからいいけど。 |
1.FBIの捜査物ですが、先住民への差別と偏見を取り混ぜたシナリオが素晴しい。先住民の血を受け継ぐ都会育ちの主人公が、自然の中で暮らす先住民の心の強さを知り、自分を解き放っていく過程も面白く、奥深かった・・・。ラストの、ストロングホールドでの展開は感動的で、鳥肌が立ちました・・・。熱く、強い魂を感じることのできる作品です。 【sirou92】さん 8点(2003-10-16 03:12:35) (良:1票) |