7.ジャッキーのカンフー映画(ほぼ)引退、ジェット・リーのスタント代用が当たり前になっているこの頃、現状香港映画界で唯一のアクション俳優はドニーしかいない。思えば最初「ドラゴン・イン」「ワンチャイ天地大乱」で名を知っていたが私にとっては単に悪役としての薄い印象でしかなかった。本当の凄さを思い知ったのは中国滞在中に見た主演のTVシリーズ「精武門(ドラゴン怒りの鉄拳)」。普通カンフー映画=体技はカメラの早回しを使用する・人が殴られたり蹴られたりする時は大げさな吹き飛ばされ方/殴られ方をするといったルールがあるが、彼が武術指導を行ったこのシリーズ、体技はすべてリアルスピードでスタントマンは(多少の加減はあるかもしれないが)本当に蹴っ飛ばされふっとんでいるのを見て、その内容(中国国内のTVにおける日本軍の扱い方、ほんと気が滅入るけど)はともかくこの作品だけは本当に本物だった。でドニーの片腕・谷垣健治氏曰く、「ドニーが『人生が完全に変わってしまった』と述懐した」「イップ・マン」シリーズもいいが彼のB級アクション代表作としてはこっちをあげたい。話の筋道や流れなどどうでも良い。この作品にはブルース・リーの体技のスピードや技の切れ、ジャッキー・チェンの神業的なアクションスタントと同等の「痛みの伝わる」カンフー・シーンを観ることが出来る良作として上げておく。もちろんDVDは、廃盤。もう少し日本のソフト会社、頑張ってくださいませ~。 【Nbu2】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-06-04 21:19:43) |
6.《ネタバレ》 最近、ドニー・イェンの映画ばかり観ている。『SPL』や『イップ・マン』で衝撃を受け、過去作を遡っていったら、この作品にぶち当たった。しかしどこのレンタルショップにも置いていなく、DVDも廃盤状態。ユー〇ューブで動画を視聴したら、何故かドイツ語?版。どうしてもきちんと観たくてネットオークションで競り落としました。しかし、とても97年に製作されたとは思えぬこの作品。現代のパートで携帯電話やパソコンが出てこなければ、70年代くらいの映画かと思ってしまう。しかし、CG全盛の時代にこのアナログ感は貴重。貧乏な村で貧相な村人と盗賊が殺し合いをしている。そこに記憶喪失の男、ドニー・イェンが参戦。これがもうハンパなく凄い。とにかく速いの何の!熊手の男との戦いなんて、速すぎて何やってるか分からない。とにかく「シュバババババッ!!」という効果音でしかその凄さを体感することはできず(完全に人間の動体視力を超えている)、ほとんど実写版「北斗の拳」を観ているみたい。また、アイパッチの拳銃使いとの戦いでは、投げつけてきたナイフを竹筒で受け止め、そのまま竹筒をひっくり返して相手に投げ返すという離れ業をやってのける(笑)こんな凄いカンフー映画を観たら、しばらくは他の映画は観れないだろう。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-03-24 10:45:11) |
5.相手を打ち負かすカンフーじゃない!本気で相手を殺すカンフー映画。ドニーイェンのスピードとパワーが光ります。一番のおしゃべりワイ役の人もいい味出していた。ドニーの元に次から次へと送られてくる刺客を半端じゃない強さでなぎ倒していく様はスゴイとしか言いようがありません。ドニーとほぼ互角の実力を持った5人のボス達の個性も出ていて飽きません。この映画の見所に『目』があります。真剣な目です。引き込まれます。是非見てみてください。 【xxxsiro】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2008-01-22 14:10:01) |
4.初見はローカル局の深夜番組でした。タイトルを見て、かなり「笑わせてくれそうだから」という不純な動機で観てみたのですが、のっけから超高速アクションの連続で目が離せなくなり、気がつけば途中でトイレに行くのも躊躇うほど見入っていました。とにかく速い速い。マトリックスの実写版というと大げさかもしれませんが、人間とはこんなにも速く動けるものなのか、この人たちの動体視力はいったいどうなっているんだ!?というのが率直な感想です。ストーリーは無いに等しく、中盤のラブストーリーなんかは退屈極まりないのですが、アクションの凄さ、カッコ良さがそれを帳消しにしています。レンタル店でもあまり見かけないレアな作品ですが、機会があれば是非、多くの方に観ていただきたいと思う一本です。 【長毛】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-28 01:40:34) |
3.これはカンフー映画ファンには見逃せない一本だったことを拝見して初めて知りました。とにかくドニーのカンフーの速いこと速いこと。こんなに速いと一歩間違えれば何をやっているのか分からなくなるのがオチなんですが、この作品はカメラが被写体をきちんと捉えてくれるので全然問題無し。戦いのバリュエーションも椅子をトンファー代わりにして戦ったり、竹筒を応用したカウンターで攻撃したりとこれまた趣向を凝らしていて観るものを大いに楽しませてくれます。拳が雑魚共にヒットする打撃音がまた気持ち良いこと。鑑賞後に思わず体を動かしたくなる事は請け合い。そしてドニー先生のサイドキックの真似をしてタンスの角に思いっきり足の小指をぶつけて「Ouch!」となり、妹に白い目で見られること請け合い(私)お話は結構暗めですし暴力描写もキツめですが、ストレス解消には持って来いです。でもでも金×に目×と、何故かヒトが持つタマというタマを片っ端から潰していくドニー。結構惨い事します…。 【カニ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-06 11:57:58) |
2.いや~本当にカズゥー兄貴も仰ってますがストーリーなんてどーでもいいんです。とにかく“最後のの本格派”といわれるドニー・イェンの電光石火の動きが凄すぎて凄すぎて。以前格闘技に詳しい知人に「ドニーとリンチェイ、どっちが速い?」と聞いたところその人は「そらリンチェイだろうね」と言ってたけど(何でも中国武術大会の演舞は尋常じゃない速さらしい)、もはやそんなことどうでもいいってくらいすごいですよ。熊手を付けた相手との目にも止まらぬ攻防とか。しかし、どうも個人的には対戦中の顔のアップがいちいち臨場感を下げていて×。せっかく上質の闘いなんだからもう少し広範囲で映して欲しいなと思いました。残念。 |
1.第2のブルース・リーことドニー・イェンが監督、製作、脚本、武術指導、そして主演をこなす、コレはドニーによるドニーのための・・・なんかおかしいが、とにかくドニー尽くしのファン必見の作品なのである。で話はと言いますと・・・そんなのはどうでも良い。これはもうドニーのハイスピードカンフーアクションを見るための映画なのだから。そのアクションはとにかく速い!横になって鼻などほじりながら見ていたわたしも思わず起き上がって観てしまうほど速い動きなのだ!序盤では、そんな速さなのにナタや斧や鎌なんか使うもんだから危なっかしいのなんの。終盤の逃げる敵との走りながらの戦いも凄い。熊手を付けた敵との攻防は1回では理解できない動きだし、走りながらの素手VS拳銃などというメチャクチャな戦いも用意されている。さすがユエン・ウーピンに見出され弟子になっただけあって、その斬新なアクションはカンフー映画に観なれているわたしでも驚く出来だ。 ジャッキー、ジェット・リーのカンフーではちょっと物足りないと思っている方には、ぜひお勧めしたい映画だ。 【カズゥー柔術】さん 8点(2003-11-13 01:58:13) (良:1票) |