7.《ネタバレ》 小学生のときにテレビで見て大感動した作品。「『名犬ラッシー』を三匹でする」だけのものなんだけど、三匹というのがミソ。犬猫犬の三匹というのもミソ。三匹が互いに助け合う様が実に健気で感動を煽るのだ。物語はほとんど人間を介さないので「シートン動物記」や「野生の王国」が大好きだった当時の私にとってまさにビンゴだったわけです。猫が川に流されたりゴールデン(レトリバー)がヤマアラシの針に刺されたりけっこう細部を記憶していました。去年か一昨年あたりに再見したときはそのあまりに淡々と進行する淡白な演出に呆れてしまったのですが、今ならもっと音楽が大袈裟に感情を揺さぶり観客を驚かせる仕掛けも満載になるに決まっており実際そういう映画にならされているからこそこれを淡白だと思ったわけで、そう考えるとこの淡白な映画に自分の想像力を駆使して大感動していた私の少年時代は幸せだったのだなと実感。 ちなみに我が家にも犬と猫がいるが残念ながら互いに助け合うとは到底思えない。それ以前に二匹とも誰彼かまわずなつくので旅立つこともない。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-21 14:06:20) (良:1票) |
6.よく撮影したなあと関心するぐらい、動物達の演技?は中々ですね。 |
5.余り期待していなかったせいか、かなり楽しめました。書いてしまえば一行で終わるようなストーリーなのに、これだけ見せられるのは素晴らしいと思います。感動させようとするための過剰演出がないところもいいです。 ちなみに私は犬猫を飼った経験がないのに結構入り込めたので、犬猫好きの方ならもっと感情移入できて、評価が高くなるかもしれません。あまり見ない映画スタイルなので甘めの点数です。 【くろゆり】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2008-05-01 18:40:42) |
4.本物の動物が主役となる映画はあまり得意ではありません。今まで観たのは『ベイブ』くらい。動物たちの動きを勝手に人間側が解釈する行為がナンセンスに思えるから。所詮人間の一人よがりではないかと恥ずかしくなる。でも本作を観て考えを改めました。それにこだわることの方がナンセンス。ありのままを楽しめばいい。そう思わせてくれる“何か”が本作にはありました。まず素晴らしかったのが、動物たちの動き。役を理解しているとしか思えない見事な演技には、素直に拍手を送りたい。また動物たちが喋らず、ナレーション主体であったことも違和感を無くすことに一役かっています。日本語ナレーターは、あの久米明。彼ほどの適任者は他にいません。食の問題から逃げなかったのも好印象。犬も猫も肉食。だから野生動物を狩って食べる。当たり前の事です。でも残酷という理由で、その現実から逃げている作品がいかに多いことか。(飼いならされた彼らに捕食能力があるかどうかは別にしても、)当たり前の事実を当たり前に描く姿勢は、やはり気持ちがいいです。もうすぐ2歳になる娘と一緒に本作を鑑賞しました。当然娘は物語を理解していないでしょう。(たぶん。)でも満面の笑顔でした。きっと“何か”の答えはその笑顔の中にあるのでしょう。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2007-08-09 18:14:32) |
3.奇跡の旅と比べると喋らないのがいいです。自然体の動物をドキュメンタリーチックに追ってる感じでよかったですね。 【亜空間】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-05-19 21:20:15) |
2.《ネタバレ》 ブルテリアの老犬“ボジャー”、ゴールデンレトリバー“ルーア”、そしてシャム猫“テーオ”の三匹が飼い主を追い求めて320kmの旅に出る…懐かしの感動作品。当時、ブルテリア犬は今程有名では無かった為、あの容姿から途中までブタか何かと思っていた幼少期(笑)。ナレーションのみで構成している為に、動物を客観的に…そしてドキュメンタリーでも観ているかの様な錯角に陥り、森で熊と遭遇しての威嚇バトル等はもうPRIDよりも…またK-1よりも白熱し、手に汗握ってしまって大変でした(アホ)。ちなみに聞く所によると、老犬・ボジャー役を演じたブルテリア君の実年齢はまだ3才程だったとか…。弱々しい表情や体力が衰える様子など、見事に演じていましたね。シャム猫もまた、猫とは思えぬ独立した演技を見せてくれました。川の濁流に呑み込まれた場面などもう絶叫。ちなみに、猫は耳に水が入ってしまうと外耳炎を発症しやすくなり、神経障害に至ってしまうので動物愛護協会が目を光らせている現在では、同じシーンは2度と撮影出来ない貴重なシーンと言えるでしょう。…ちなみに、2年後に製作された同ディズニー作品「シャム猫FBI/ニャンタッチャブル」のDC役のシャム猫とは、同一のタレント猫なのでしょうか…? 芸達者な所はそっくりです。ところで、(↓)いえいえ、オオカミさんなら絶対にレビューしているだろうなァ…と思っていたので、先の書き込みは嬉しい限りでございます。ディズニーは技術を向上させる事に終始し躍起になるばかり、大切なものを見落としている…同感。 【_】さん 8点(2003-12-08 16:29:30) (良:1票) |
1.「奇蹟の旅」のオリジナルですね。これまた、あつむさんお先に失礼(汗)。以下に特撮技術が発展しようとも、動物の演技自体は変わらないわけで、本作は、主人を追いかけて旅に出る三匹を、とても感動的に描いていると思います。最近のディズニーはアニメに走っているけれど、この手の実写モノは、わたし的にはアニメよりも数段上だと感じています。人間よりも顔の筋肉が少ないから表情を作るのは大変なはずなのに、彼らの演技を観ていると、とても表情豊かに感じます。こういう丁寧な実写の映画を、ディズニーには、もっといろいろな作品で作って欲しいと思うのは私だけでしょうか? 【オオカミ】さん 8点(2003-12-08 02:34:50) (良:1票) |