瀬戸内ムーンライト・セレナーデのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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瀬戸内ムーンライト・セレナーデ

[セトウチムーンライトセレナーデ]
Moonlight Serenade
1997年上映時間:117分
平均点:6.50 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(1997-03-15)
ドラマ青春もの小説の映画化
新規登録(2004-01-20)【あかりん☆】さん
タイトル情報更新(2022-08-18)【イニシャルK】さん
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監督篠田正浩
助監督成瀬活雄
キャスト長塚京三(男優)恩田幸吉/恩田圭太(成人)
笠原秀幸(男優)恩田圭太(少年時代)
岩下志麻(女優)恩田ふじ
鳥羽潤(男優)恩田光司
吉川ひなの(女優)水上雪子
永澤俊矢(男優)復員さん
羽田美智子(女優)小町さん
高田純次(男優)鳥打ちさん
火野正平(男優)巡回さん
余貴美子(女優)博打打ちの女
麿赤児(男優)怪人さん
津村鷹志(男優)通訳
河原崎長一郎(男優)校長さん
西村雅彦(男優)写真屋の助手
竹中直人(男優)遺骨を抱いた兵士
フランキー堺(男優)写真屋
大森南朋(男優)客船係
浜田晃(男優)
原作阿久悠「飢餓旅行」
脚本成瀬活雄
音楽池辺晋一郎
撮影鈴木達夫
製作村上光一
松竹
フジテレビ
ポニーキャニオン
製作総指揮奥山和由
企画阿久悠
原正人
配給松竹
美術池谷仙克
編集阿部亙英
宮島竜治(編集助手)
照明水野研一
その他IMAGICA(現像所)
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4.《ネタバレ》 篠田監督。若い頃は「心中天網島」など奇抜な演出の作品を撮ってはいたが、自分には少年三部作が心に残る。正統派を創らせたら、堂々たる娯楽作品を創ってのける監督としてのイメージが強い。「瀬戸内少年野球団」「少年時代」そしてこの本編の三部作。祝日など家族みんなで観るような、こんな映画を創る監督が、今、日本にどれくらいいるだろう。このような堂々たる娯楽作品が昭和文化の成熟したひとつの形だった。観て楽しい。味わって楽しい。絵が美しい。音楽が心に刻まれる。セレナーデは昭和の匂いがする。このような成熟した映画こそ、昭和のたどり着いた一つの形だった。平成文化は嫌いじゃないが、どっしりした人間観がないような気がする。辛いこともあるが、時には酒でも飲んで、明日へのそれぞれの出発にみんな、今宵は楽しもう。そんな骨太な文化である。平成は、明日のことはみんなで決めよう、逃げるなよ。自分にはそんな感じがする。さわやかな平成顔をみても、自分にはこの映画のような泥臭さのほうが爽やかに思えてしまう。そして、長塚京三。実に頑固そうな風貌。今は中々見ることのない顔だ。どうしてるのかなぁなんて思ったら、息子さんが某新聞に載ってた。息子さんは演劇界で頑張ってるみたいだね。昭和の京三お父さんに怒られないように、平成文化を鍛えてほしい。
トントさん [ビデオ(邦画)] 8点(2014-09-26 21:14:14)
3.フランキー堺の遺作がこれかあ!フランキー堺と言えば私にとっては森繁久彌、渥美清と並ぶ日本映画史上の名喜劇俳優である。フランキー堺には喜劇が最もお似合いだし、喜劇でこそ持ち味、面白さが発揮されると考える私からしてみたらやはりこれが最後の映画出演とは寂しい。しかも完全な脇役扱い。フランキー堺は主役を張る俳優です。少なくとも私にはフランキー堺は主役なのであって、脇役での俳優なんかではない。森繁久彌に渥美清とフランキー堺を入れての三人の名喜劇俳優、森繁久彌も渥美清も最後まで喜劇で亡くなったのとは対照的にシリアスな作品、喜劇とは全く違う作品が遺作とは本当に残念です。映画そのものはけして悪い作品でもなきゃ、篠田正浩監督の晩年の映画の中ではマシだし、でもやはりフランキー堺の遺作となると他のフランキー堺の出てる映画に比べてしまうと物足りない。
フランキー堺の名喜劇ぶりを活かすことの出来る監督が1980年以降の日本には居なかったのか?山田洋次監督ならきっと活かせたはず。そう考えるとそれもまた寂しさを覚えてしまう。
色んな意味で寂しい気持ちにさせられた。
青観さん [DVD(邦画)] 6点(2010-09-02 23:36:54)
2.《ネタバレ》 今の時代は未来というものが幻想で、ただ連続した現在があるだけ、という感じがします。死は情報の中に閉じ込められた遠い存在で、それゆえ生を実感できなかったり。この映画は、そんな今のどん詰まり感に対して生を実感させるような作品でした。戦死した長男の骨を故郷に埋めにゆく一家の旅の物語。戦後直後の何もない、生きる事で精一杯だった時代の人々の姿は、バイタリティに溢れていて魅力的。愛する人を失った人々の嘆きではなく、死や戦争を乗り越え未来を生きてゆこうとする姿がポジティブに描かれていて気持ちのいい映画です。ラスト近くで明らかになる遺骨の正体は、今の、物やカタチへの執着に対する皮肉なのかもしれません。それにしてもこの映画を見て羽田美智子は映画女優なんだな、と実感しました。彼女は銀幕に美しく映える女優なんですね。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 7点(2004-02-04 10:52:50)
1.ノスタルジックな雰囲気があふれる中々の小品だと思います。鳥羽潤君は可愛いし…。吉川ひなのちゃんが出ているのですが…お人形みたいで本当に可愛いのですが…喋らせないで欲しかったなぁと言うことで減点(笑)
あかりん☆さん 5点(2004-01-20 23:02:47)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.50点
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400.00%
5125.00%
6125.00%
7125.00%
8125.00%
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