9.《ネタバレ》 再見。
キートンのアクションが思う存分炸裂する最初の作品の一つ。
刑務所?と思ったら屋敷の門、落とした財布を中身を確認して拾ってあげたのに「余計なことを!」、引き返して財布をとる、財布だけ、入れ替わりにキートンが車に。このスピーディーかつ流れるような展開。
それを見ていた男、引越し中の家族、男の一計、ちゃっかり半分貰う、馬車、なれゆきで家族の引越しの手伝いをすることに、中々入らないカバン、ビン割りやがった、手紙捨てんな、通りがかりに犬に噛まれる、グローブでガード、即席パンチマシーン、警官ぼっこぼこ、運転中に寝ないでください、馬に直接電話、馬に直接喋れよ、馬が中々進まないのでしまいにはみずから馬になって引っ張り出す。
獣医に診せたら馬が元気よく飛び出して来てさっきから笑いっぱなしだ。
ところ変わって夥しい警官、警官、警官たちが駆け抜ける大スペクタクルへ!
群れが無尽蔵に増殖して追いかけてくる恐怖と笑いはキートン映画の名物。
パレード、行進に迷い込んでしまう、爆弾テロリスト(最古のテロリストを描いた作品の一つ)、導火線で煙草に火を、爆弾と知らず投げ落としてしまう、ブチ切れた警官隊が猛然と迫りくる!水道管が破裂だ!荷馬車は置き去りにされグシャグシャに踏み荒らされる。
壮大なおにごっこ、のらりくらりと警官隊をかわす、明かされる真実、ネクタイ、髭、車に飛び乗る!
木の板でシーソー、彼女、扉を開けた途端…唐突に締めくくられる結末。墓石!