12.あれ?かなり面白かったですが…。アニマル・パニック・アクションとして、「鳥」を髣髴とさせる秀作です。ラストも予定調和で合格点。でもこの映画絶対、人間が映ってるカットよりもゾンビが映ってるカットの方が多いと思う。 【金子淳】さん 7点(2005-02-13 11:37:12) |
11.潔いですね、この作品。面倒な説明やら、登場人物の感情の起伏やら、その辺を最低限にして、ひたすらゾンビを見せてる。オリジナルを見てなきゃ正確に理解することは出来ない?と思いつつも、オリジナル見なくっても十分楽しめるとも思える。要は、作りがしっかりしてるってコトですね。あえて「バイオ」や「28日後」とは較べたくはないですね。この作品は「ゾンビ映画」じゃなくて、あくまでも「ゾンビ」そのものと捉えたい。邪念を振り払って黙々と鑑賞しましょう。 |
10.アメリカ映画ってホントにネタ切れなんだなあ。ただ使い古されたネタでも脚本しだいで面白くなるんだなあと感心しました。ただ個人的には、最近の同じゾンビ系では28 days laterのほうが面白かったかな。 【りょう】さん 7点(2004-12-30 08:17:09) |
9.大好きなゾンビのリメイクだけに不安だったが、面白かった。モールにもちゃんと立て篭もるし、キャラも一人一人しっかりしていたように思う。ゾンビの赤ちゃんにはびっくり。 【ゆきいち】さん 7点(2004-11-24 11:03:59) |
8.リメイクとの事で、前作を上まわる事はないですが、28日後よりは楽しめたよ。 【ボバン】さん 7点(2004-11-20 23:03:50) |
7.昔はゾンビと言えばヨタヨタ歩くのが相場だったんですが、最近の(最近って言っても、バタリアン辺りでもそうでしたが)ゾンビってのは、生きているときよりむしろ運動神経が増幅しちゃうんですかね。飛ぶわ跳ねるわ力も強いわで、余程の強者でなければ太刀打ちできません。しかも1度でもガブリと噛まれたらお終いですからねぇ。こんな感じで超パワーアップしたゾンビだからでしょうか、物凄いねずみ算式に増えまくってます。一億(ここはアメリカだから違うか…)総ゾンビってな勢いで主人公達を取り巻いていきます。でもハラハラ感はあったかとあらためて考えてみると、実はそうでもない気がします。"NIGHT OF THE LIVING DEAD"より30年以上。映像や音声の技術の進歩はあらためて凄いなぁと感じますが、映画としての「面白さ」加減にはそんなに差はつきませんよね。 |
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6.“ゾンビが走る”ということに関して議論が分かれているようですね。どこかの宗教団体かと思えるほど、前作(ロメロ版ゾンビ)に思い入れがある人が多いようです。あげく、他のサイトでは「死後硬直しているのに走れるのはおかしい」という意見まで飛び出してましたが、ゾンビになったら死後硬直するなんて設定は誰も決めてないよね。面白い屁理屈だけど、つまらないツッコミだとも思いました。回顧主義も良いんですが、頭が固すぎると映画は楽しめませんよ。 個人的には、今回の“ゾンビが走る”ことに関しては大賛成。前作のスローなゾンビをリメイクした所で何の発展性も無いし、ただの単純な焼き直し映画になってしまう。 それに、“逃げても簡単に追いつかれそう”という不安感が緊迫感を生み、恐怖心が倍増した。 あと、感心したのはキャラクターがきちんと立っており、見る側が感情移入しやすい作りになっている。特にCJだったかな?(ガードマンのボス)なんて最初は嫌な奴だったけど、最後は生き残って欲しくなりました。武器屋のオッサンとのやり取りも面白かったしね。こういうドラマ性の有る作りって大切なんですよね。最近のホラー映画には無かったことです。単純にゾンビが出てきてグログロなバトルを展開されても面白くも何ともないですから・・・。ロメロ3部作とは違った味が出ていて、非常にレベルの高い作品と感じました。 【おはようジングル】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-11-07 15:48:53) |
5.序盤からハイテンションな本作。細かい説明は一切ナシ。いいですねえ、こういうスタイル。「おめぇ、ゾンビ映画観に来たんだろ? 好きなんだし、説明いらねぇだろ?」という監督の声が聞こえてくる気がします。突然事件に巻き込まれる主人公の恐怖を、観客にも体験させる狙いもあるのでしょう。見事に映画の世界に叩き落とされてしまいました。目当ての半分はサラ・ポーリーだったのですが、ジェイク・ウェバーご登場という嬉しい誤算も(おお。ありがたや)。てか仕事選べよ! すんません、嘘です。オイシイところも持っていきましたしね。シャツが血で真っ赤なサラ・ポーリーもなんだかシュールで、ミョーな可笑しさを漂わせてました。いつかアメリカに住むことになったときには、銃砲店とショッピングモールが近い物件に住もうと誓います。 【はたらきばち】さん 7点(2004-06-28 04:15:41) (笑:1票) |
4.この映画はアクションですね。(ゾンビとは言え)群集に向かって銃を乱射する、情けをかけず殺しまくるなどなど、通常の設定では倫理的にいかがな描写も、ゾンビ相手ならOKとばかりにやりたい放題。ゾンビ映画の醍醐味のひとつってこれなんですよ。大勢で、しかも単品では弱い連中をとにかく殺しまくると。こういう正直な映画、アクション好きとしては奨励したいと思います。そしてクライマックスは「マッドマックス2」!プロパン大爆発、誰もが思い描くナイスな作法でチェーンソーを振り回すなどなど、とにかくわんぱく放題です。しかしこれがかの「ゾンビ」のリメイクとして見た場合には、確かに問題もあるわけで。ゾンビの存在以上にオリジナルのキモだったドス黒い世界観が継承されておらず、その点で言えば「28日後」の方がオリジナルに近いんですよね。そしてやっぱりゾンビはユラユラ歩きの方が不気味でいいです。殴られようが撃たれようがユラユラ歩いて来る、目的がわからないから怖いんですよね。でも目標めがけて全力疾走してしまうと、その怖さがなくなってしまいます。それに走ってしまうと、どうしても人間に見えてしまうんですよね。全員陸上選手みたいにいいフォームだし。でもゾンビが走ればアクションの緊迫感は高まるわけで、やっぱりこの映画はアクションとして評価すべきなんです。なのでこの点数で。 【ザ・チャンバラ】さん 7点(2004-06-03 22:29:26) (良:1票) |
3.やはり初監督作には制作会社の横槍が入るのか、中盤で妙なブチ切れ感があった。しかし、監督は非常に頑張っており、同じゾンビ映画では「28日後」よりはゾンビの撮り方がうまいし、何より冒頭のタイトルデザインでCM監督としての才能を発揮できていると思う。アクション映画としては文句なく面白かった。問題なのはストーリー展開の強引さ、オリジナルの特徴なのはわかるのだが、冒頭でゾンビにガラスを割らせてしまっているのだからゾンビが何らかの形でショッピングモールに進入してきてしまうか、モール内にもっとゾンビがいた設定の方がよかった。オリジナルよりも早く主人公たちが平和を手に入れてしまうため中だるみの状態に陥ってしまっていた。そして後半の一連の騒動にいたってはフツーに皆でアンディを救出に行く展開でもいいと思うのだが。ここらへんを見ると脚本は一日で書き上げられたようにも思えてしまう。何よりも登場人物の個性を描ききれていないのは問題だろう。後半でちょっとしたミスも見られることからこれは編集が悪いせいでもあるのだろう。「アイデンティティー」のように、登場人物が多くても人物描写を可能にした映画はあるのだが。追記;ディレクターズ・カット版も見たがこちらの人物描写はより丁寧になっている。やはり初監督作に完全版は不可欠だと思った。 【マイカルシネマ】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-06-02 23:49:27) |
2.なかなか面白いゾンビ映画。序盤のかなりスピーディーな展開に「え、もうモール行くの?」って思ったのはさておき。全体的に良い臨場感で撮影されていたと思います。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「プライベート・ライアン」でも使われた手ぶれする8mmカメラ的の撮影がその臨場感をぐっと引き上げていました。 出演者達もそれぞれ良い持ち味出していまして、アナ演じるサラ・ポリー奇麗なんですけど(個人的にかなりツボ)、あないに銃上手くなるもんなんですかね?冷静にひたい貫いてましたよ。(あと警察官がヴィング・レームズって気づかなかったな・・(恥)) で、ロメロ版のゾンビと決定的に違うのが全力疾走で走るゾンビ達。ロメロ版の場合はのんびり迫ってきてたんで、一人ぐらいだったらたいした恐怖でなく、集団で襲ってくるからこそ恐かったんですけど、今回は一人でも十分恐怖になる訳で、それが良いか悪いかは微妙なところですね。 あと残酷描写もおさえ気味なのもちょっと残念。あれって「まじしゃれならん」って気になるんすよね。 とはいえ、これだけの映画を一発目から作るザック・スナイダーは凄い。次に期待しといところです。 |
1.なかなか面白かったな。”テキサス・チェーンソー”がオリジナル版にあった魅力的な”怖可笑しい”ブラックユーモアを排除して恐怖演出の強調してしまったのに対してこちらはショッピングモール内での生活にある程度慣れてからのほのぼの演出もきっちりあって安心した。ロメロ版はああいうリアルな人間生活を描いていたのが凄く新鮮だったのであれは残して欲しいなあと思ってました。屋上のホワイトボードを使ってのチェス、なんて新アイディアも面白く、きっちり人間も描けてましたね。”28日後・・”同様、荒廃した町を俯瞰を多用して撮るのも大変効果的でした。最近はやりの走るゾンビも迫力満点でおっかないし、改造バスにわんさか群がる様もすごい。 ただところどころ異常に強引なつながりの編集が見られたのは残念。なんだか無理やりカットしたように見えるのと、犬を助けにいった女との無線のやりとりはありがちな上に脚本が良くなくて(不自然に説明的)ちょっとしらける。”復活の日”で無線でしゃべりながらピストル自殺する子供のエピソードを思い出す、わざとらしい演出。 しかし全体的にはロメロ版をモダンに撮りました、というレヴェルには達していると思います。ロメロ版を凌駕するまではいってないけどね。かつて新人監督の腕試しはホラーだった時代があったが最近またその傾向にあるようで楽しい。 【GO】さん 7点(2004-05-16 23:29:34) (良:1票) |