6.見始めたのが夜遅くだったので30分だけ見ようと・・・ラストまでイッキに見てしまいました。最近では「インファナル・アフェア」もラストまでイッキに見せられました。 へたれの邦画とくらべ最近の韓国映画、香港映画はすばらしいです。ソン・ガンホの演技もいいし、全体の雰囲気もいい。ラスト5分間が秀逸です。このラストには納得させられましたしソン・ガンホの表情がよかった。 【kenz】さん 8点(2004-11-28 22:37:17) |
5.郷愁を感じる風景や映像、そして俳優陣も素晴らしい。完成度の物凄く高い作品なのは間違いないんだけど、それだけに物凄いジレンマに襲われる。それは、刑事たちの事件へのジレンマであったりするんだけど。それだけじゃないん。軍事政権下というオーバーラップする歴史はあっても、刑事たちの理不尽な捜査や尋問には腹が立つ。立ちまくり。容疑者の家族は登場するものの、被害者の遺族は登場しない。(←全くな訳じゃないけど・・)。人間味溢れる刑事を描いたつもりなんだろうけど、被害者や遺族への思い入れが見えない分、あの執念の矛先を計りかねた。子供の駄々に見えてくる。いや、素晴らしい作品なんです。それだけに完璧を求めてしまうっていうか・・。ただ、様々なジレンマを観る側に感じさせるってこと。それだけ深遠で、闇の歴史を背負った作品なんでしょーね。。 【れこば】さん 8点(2004-11-14 22:17:23) |
4.笑える展開、笑える会話、笑える演技。重く、辛いストーリーが核になっている為、ふつうなら笑ってしまうだろう演出が、苦笑になってしまった。その為、何度も興醒めになりかけた。でもやはりラストまで観たくなる、濃厚な脚本に感動。他にも緊張感漂うカメラワークや音楽もとてもよかった。最近の韓国映画のスキルには本当に驚かされます。そして未解決な女性連続殺人犯。犯人は一体何を思い、何を考え、何の為に多くの女性を殺したのだろう?僕には到底理解出来ない。いや、理解したくも無い。この犯人に対しては怒りよりも先に、同じ人間として、虚しさを感じる。 【ボビー】さん 8点(2004-10-23 21:33:51) |
3.DVDを買って、初めて見ました。まだそんなにメジャーな俳優じゃないけれど、3人目の容疑者役のパク・ヘイルが好きで興味深く見ました。彼の低温な存在感は、「普通の顔」の中に潜む不気味さを引き立てるのに効果的だったなと思いました。犯人が明らかにならないまま終わるストーリーは、ともすると不完全燃焼で終わりそうなところを、これほどまでに濃く、飽きさせない展開スピードはさすがです。DVDの特典映像にあるエピソードを観ていると、スタッフ側がすごく楽しみながら作っていること、役者の役作りの真摯な態度(例えば田舎の頑固な刑事の役作りにソ・ガンホが10kgの体重増量をしたりとか)なんかは、2人の刑事のコントラストを出すためのちょっとした努力なんだけど、すごいなと感じました。南北問題を扱った大作の多い韓国映画ですが、このようなどこの国でも作れるような題材であっても、こういった作品に仕上げるセンスは改めて感心しました。 【SHU】さん 8点(2004-09-05 08:44:46) |
2.登場人物すべてが丁寧にに描かれている。主人公の刑事二人は当然として、その上司・女刑事・刑事の恋人・知恵おくれの被疑者・生き残りの被害者・女子高生・最期の容疑者ETC。各人の半生を想像させるに十分な演出がなされているのが見事。俳優陣の演技も配役にベスト・マッチ。非常に完成度の高い映画、感動以前の感心! 【つむじ風】さん 8点(2004-04-21 02:47:03) |
1.1986年から91年までに起きた連続猟奇的殺人事件が題材の作品。あまりにアナクロな容疑者の取調べ方法など、そんなに昔でない事件にしては話をつくりすぎではないのかと観ているときは感じたが、後で調べると、取調べ中に死亡した容疑者がいて、拷問致死の疑いで警官が懲戒されていたり、精神分裂病になって自殺した容疑者もいたりと、ほとんど事実にもとづいてエピソードが作られているのを知ってびっくりした。ただ、ラジオ番組のエピソードはゴルゴ13に影響された全くの創作ではないかと思っている。列車とトンネルがこれだけ効果的に使われている映画は久しぶり。列車の音、雨の音が印象的だった。酒に酔って捜査課長が嘔吐するシーンは必要なのか?韓国映画の笑わせどころには、まだまだピンと来ないところが多い。 |