54.とにかく映像、私はこの映像だけでも10点です。ひとつひとつが絵本に出てきそうな雰囲気です。おまけに姉妹はめちゃくちゃかわいらしい。雰囲気を楽しむといったら、この映画がすごくやすっぽくなってしまうのですが、こんな独特の雰囲気を出せる映画ってあんまりないと思うんです。 【はちまろ】さん [インターネット(字幕)] 10点(2013-02-27 22:04:42) |
53.素晴らしい。子どもを通した世界の見え方はこうなっている。子どもの視点を借りて都合の良い子ども観を押し付けるエセ子ども映画とは完全に一線を画す。フランケンシュタインをきっかけとする魅惑の世界。 【Balrog】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-01-17 23:37:31) |
52.お話に奥行きがありすぎて、自分がどこまでたどり着いているのか分からないけれどこの映画は他の何と比べることのできない唯一無二の存在。この映像。洗い落としたような素朴な色彩。びょうびょうと風が吹き渡る荒野にぽつり、と一軒の廃屋、井戸。目が慣れるのに時間がかかりそうなほど暗い室内と、陽の光でそこだけ切り取られたように白く輝く窓枠。そこにぽん、と置かれたアナ・トレント、彼女の瞳。映像が伝える静かな衝撃に身体が震えるようだ。少女という生き物が内包する精神世界を、妖精のようなアナ・トレントが奥へ奥へと案内してくれる、夢見ているような1時間半。 【tottoko】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2012-10-26 00:43:19) |
《改行表示》51.もの静かで厳かな映像と、巧みな演出が峻烈なインパクトを与えてくる作品。 6歳のヒロインの視点から、初めて意識する" 死 "を中心に、少女の成長を描いた内容だが、 小道具代わりの「フランケンシュタイン」で死を、「ミツバチ」で少女を表現、 それらをさりげなくお話に絡めてくる構成に、制作者側のセンスの良さを感じずにはいられない。 個人的には少女が現実に体験する、「スペイン内戦→負傷兵→少女」のラインに もう少し厚みを持たせたほうが、よりテーマが際立ったのではないかと思う。 物事の真実を見透かすような、少女の澄んだ瞳も印象的な作品だった。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2012-07-01 04:09:38) |
《改行表示》50.最初見たときは、少女の純粋さを表した映画だとばかり思っていたが、DVDで何度か鑑賞しているうち、もっと深い映画だということがわかった。 会話が少なく、意味ありげに描かれているシーンが実に多い。そういう映画は嫌いではないのだが、最初のうちはなかなかわかりにくかった。その後「フランケンシュタイン」の映画を見たり、他のスペイン映画を見たりもした。また、スペインの内戦やその後のフランコ独裁政権のことなど、歴史的事実なども調べたりもした。そしていくらかは映画の意図するところも感じられるようにはなったが、まだまだである。 姉のイザベルもかわいいがアナ・トレントはもっとかわいい。そして驚くほど賢い。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-02-08 21:37:20) |
《改行表示》49.アナは確かに可愛すぎるが、この映画はそれだけで評価できるものではなく、かつ言葉では言いあらわす事が出来ないような余韻を残す。 思いだしただけで胸が締め付けられる、宝物のような一本。 【エーテル】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-01-23 12:48:16) |
《改行表示》48.封切当時映画館でみました。 その後も何度もみている作品。 「絵画的」「芸術的」「難解」という言葉で語られることが 多いですが、今風のハリウッド的な文法や演技観や映画=ストーリ という見かたの習慣を一度カッコにいれて、虚心に作品に望 めば、何も芸術的でも難解でもないことがわかる、ごく単純で 極めて娯楽的な映画だと思います。 むしろ、今風の刺激過多のハリウッドものよりも 往年のハリウッド映画らしいかもしれません。 西部劇とか「ジャイアンツ」とかのゆるーい?空気感に似て いるのかも。 いや、寧ろ今でいうならアニメに近いのかもしれませんね。 意味や解釈等言葉に置き換えないと、つまり、「謎解き」を しないと見たことにならないような気がする観点からは解放 されると思います。 【ウンコマン】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-12-05 00:59:43) |
【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 4点(2011-11-25 18:57:53) |
46.田舎の風景と愛くるしい子供・・・視覚的には申し分ないですが、残念ながら内容がよくわからず、置いてけぼり感を食らい、退屈してしまいました。 【すべから】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2009-07-28 12:38:50) |
45.好奇心旺盛な少女が、死』に興味を持ち、出会う。それを台詞で具体的に描くのではなく、象徴的に比喩的に描く。ミツバチの羽音、風の音、草原の音、汽車の音、時計の音、陽の光、月の光、焚火、灯の光・・感覚が研ぎすまされた、非常にデリケートな作品。言葉では表せないものを、スクリーンに映し、そして語る。アナ・トレントのつぶらな瞳は、とても印象的。素晴らしい作品です。 【泳ぐたい焼き】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-04-18 20:58:49) |
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44.自分が生まれて来て初めて、「死」というものを知ったのはいつだったのだろう。そんなことを思わずにはいられない作品でした。 【ともとも】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-18 23:27:16) |
43.どうにも難解というか中途半端で、私にはよく分かりませんでした。死の世界の概念をダイレクトに受け止めてしまった少女心理というものを表現したいのであれば、もっと純度の高い、したがって常識を突き抜けるような、大人から見たら到底受け容れがたいかもしれないような描写が必要なのではないでしょうか。作品の構成そのものは大人視点なので、その辺が分かりにくいです。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-01-11 23:23:41) |
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41.やはり本作は、アナ・トレントの可愛らしさに尽きるでしょう! 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-11 09:27:30) |
《改行表示》40.消えていなくなってしまいそうな。主人公の少女 どこまでも寂しい風景、かわいたザワつき。 動く絵画をどこまでも見ていたい。 【突っ込み】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-10 10:44:48) |
【Michael.K】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-23 23:35:23) |
38.自分は、幼いときは些細なことを疑問に思ったり、些細なことに悲しくなったり感傷的になったりすることがあった。しかし次第に忙しくなったり、大人ぶってすれたりしてこういう感覚は疎まれ失われていってしまう。これは姉との関係に示されているように思う。淡々としてるけど、淋しいような切ないような気持ちが映画につまってて心に残った。 【こまごま】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-25 17:22:04) |
【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-08-02 06:41:58) |
36.ラスト近く、湖のほとりでフランケンシュタインに出会ったアナが、その出来事を静かに受け入れるようにそっと目を閉じるところで、涙がぼろぼろこぼれてきてどうしようもなかったのを憶えている。枯葉を集めた焚き火を少女たちが次々と跳び越えるシーンも、彼女たちの今と未来を暗示しているようですごくドキドキした(ちょっとセクシーな意味で)。とにかく大好きだった映画。今の私はこれを最後まで鑑賞できるのかな。そう思うと複雑。 【showrio】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-05-19 15:16:21) |
35.観る人を選ぶ映画のひとつ。とはいえ、DVDのパッケージを手に取った時点でその人はこの作品を見る資格あり、と思う。私は映画館で「マルメロの陽光」と2本立てで観ましたが、こっちの方が好きです。フランケンシュタインも幻想的で美しく哀しくて○。 |